白糸ノ滝 富士山の西の山麓、芝川にかかる滝。富士山の伏流水と芝川の伏流水が湧水となって崖の間から幅広く落下し、白い糸を垂らしたように見えることから、命名された。 丁度富士大沢扇状地の扇端に位置し、音止めの滝と隣接している。落差25m、滝の幅120mで馬蹄形をしている。同じ名前の滝が、軽井沢にもあるがスケールはこちらの方が断然大きい。 |
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日本一の富士山が源流の芝川は、南アルプス甲斐駒ヶ岳の北麓を源流とする釜無川(かまなしがわ、甲府盆地で、秩父山地を源流とする笛吹川と合流し、富士川となる)と、さらに、日本標高第2位の北岳を源流とする野呂(のろ)川(下流で早川)の水を集めた富士川と、身延線の芝川駅付近で合流している。この富士川はそのまま南流して駿河湾に注いでいる。 富士川火口付近は、源平の「富士川の戦い」でも知られているが、私にとっては、上流の早川の支流である野呂川のさらに支流である、南アルプスの北沢でテントを張ったことを思い出す。 |
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その時は、仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳に登るときのキャンプ地とした。 富士川は全長128Kmの河川である。山形県の最上川と熊本県球磨(くま)川とともに、日本3大急流とのひとつと云われている。暴れ川としても有名で、上流の釜無川の信玄堤は良く知られている。 このあと、何回か訪れたことがあるが、来る度に観光地化され、付近の田貫湖や朝霧高原とともに西富士の観光拠点になっているのは、嬉しいことではあるが、少し寂しい気もする。自然は、なるべくそっとして置いて欲しい気がするからである。 |
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山でテントを張るときは、出来るだけ自然を破壊しないように細心の注意をする。歯磨き粉はもちろん、自分の糞尿も、環境破壊にならないように注意する。ましてや、缶詰の汁や、ラーメン等の汁も捨てないように注意する。当然、指定された場所以外では、テントを張ることはしない。山へ行く一人一人が注意することで自然が守られ、そして下流の自然もまた守られると思うからである。 左の写真を見ていて、そんなことを考えた。 |
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ルート 身延線富士宮駅よりバス 東名高速 富士インター 40分 徒歩1時間 |
駐車場 白糸ノ滝 有料 |
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