三ツ岳・雨池山
Mitsudake、Ameike 2325m
三ツ岳登山道
  北横岳ヒュッテより、坪庭への道から左に分かれ、三ツ岳、雨池山、雨池峠への道を取った。分かれ道の道標に、「この先は軽装備登山は危険」と書いてあった。
  登山道に入ると、いきなりこんな大きな岩の続く道となった。低いハイマツの間の大小の岩を飛び渡るような道の連続であった。コースを間違えるとハイマツの間に大きな穴があちこちにあり、恐ろしい所であった。
三ツ岳三峰
  三ツ岳は名前の通り、3つの大きな岩礁よりなっており、真ん中の二峰が一番標高が高い。ここは、梯子と鎖場のあるところで、足を踏み外すと崖の下へという、コース一番のリスキーな所である。
  この岩礁を越えると、見晴らしが良くなった。
坪庭方面
  進行右手には、坪庭が見え、中央の鞍部に幽かに見える建物が、ロープウェイの山頂駅である。このコースは丁度、この坪庭を一周するような縦走路になっている。
  下から見たときは、南八ヶ岳ほどでは無いが、こんな険しいコースであるとは全然思わなかった。この後のコースも大きな岩を何度も乗り越えるような山道となっていた。
南八ツ方面
  三ツ岳二峰山頂より南八ヶ岳方面を見た写真である。手前より雨池山、縞枯山、そしてかすかに見えるのが天狗岳である。かろうじて、一瞬ではあるが、雲間から南八ヶ岳が望見できた。
  下の写真が二峰で、三ツ岳の最高点である。この岩礁を乗り越えて、最後の一峰を登ると、後は大きな石の階段状の急坂を一気に下る感じであった。
三ツ岳二峰山頂
  そして、下りきったところから、今度は樹林帯の中を、雨池山への登り返しである。三ツ岳の3つのピークと、雨池山のピークの計4つの上り下りは結構きつかった。 
  途中、左下手に綺麗な雨池が見え隠れしていたのは、気持ちが良かったが、この辺より雨となって、レインコートを取り出した。そしてカメラもリュックに仕舞い、あとはひたすら雨池峠に向け、階段状の急坂を下るだけであった。  
   途中、連れが転び怪我をしたので、連れの荷物を背負いながらの下山となった。二人分の荷物を背負っての山歩きは始めての経験でもあった。
  やっとの思いで雨池峠に到着した。そこからは平坦な道を10分程歩くと、八丁平の縞枯山荘に着いた。小屋に着いたときは、5時半を回っており、正直ほっとした。山小屋は飯も旨く、泊まり客も多くなく快適な夜であった。  


ルート
中央高速 諏訪インター 1時間 

ピラタス横岳ロープウェイ山麓駅(1660m)
〜山頂駅(2230m)〜坪庭〜北横岳ヒュッテ
〜横岳南峰〜北峯〜大岳尾根〜北横岳ヒュッテ

北横岳ヒュッテ〜三ツ岳三峰、二峰、一峰
〜雨池山〜雨池峠〜八丁平〜縞枯山荘(泊)

歩行時間 計4時間

駐車場
 ピラタス横岳ロープウェイ山麓駅
100台以上、無料

休憩所、トイレ
ロープウェイ山頂駅
北横岳ヒュッテ、縞枯山荘


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