昭和46年(1971年)3月31日限りで62年の歴史を閉じた「南海和歌山軌道線」の廃止後26年経た現況をリポートします。
和歌山市岡公園に保存されている321、毎年5月5日のこどもの日には内部も公開されています
322はJR黒江駅近くの室山団地内で集会所として利用し保存されています
軌道敷きの石は和歌山城公園で利用されており、紀伊風土記の丘にも移設されています
本社と車庫跡
和歌山電気軌道の本社と車庫のあった所は今でも「車庫前」と呼ばれ和歌山バスのバス停がありますが、国道42号線は一つ手前の「堀止」から一つ先の「高松」の間にバイパスが開通し、電車道は県道となり交通量はかなり少なくなりました
バス停の左側NTTの所が本社跡、右側のビル西本カメラから奥が車庫の跡です。
また和歌浦口にあった電留線の跡は和歌山バスの本社車庫になっており、高速バスもここで休んでいます
紀三井寺−琴の浦間の専用軌道跡
紀三井寺−琴の浦間の専用軌道は紀三井寺緑道として整備されています。
紀三井寺電停跡 左側は紀三井寺参拝道、JR紀三井寺駅、正面は専用軌道跡で紀三井寺緑道の起点
紀三井寺緑道 浜の宮付近 紀三井寺団地に行く道との交差点
和歌山側のトンネル入り口、トンネル内には照明もありかなり人通りがある
紀三井寺緑道の終点、琴の浦で国道42号線と合流します、見えているトンネルは国道42号線南行き車線
和歌山軌道線の通学定期券、妻の恭子が小学生時代通学に使用していた物が残っていました
さよなら乗車券、走行中の車両は和歌山電気軌道色の1004号、真砂丁電停にて
上の真砂丁の現在の姿、周囲の建造物が大きくなっている、走行中の和歌山バスはオーシャン塗色