開院20周年

本日、こやの皮フ科開院20周年を迎えました。患者さんやスタッフ、多くの方々に支えられ、無事に本日を迎えることができ、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

20年を振り返ると、私も年を取りましたが、患者さんの高齢化も顕著です。医院の建物がバリアフリーで、スロープ、手すり、車いす対応のトイレがありますので、益々、高齢者にとって来院しやすいようです。

診療内容も、各種医療機器を完備し、あらゆる皮膚疾患に対応できるよう、自己完結型のクリニックを目指しました。私は手術も得意ですが、皮膚の小腫瘍は電気メスかCO2レーザーを用いて、簡単に除去します。加齢による皮膚腫瘍の除去は、ほぼ連日行い、年々件数が増加しております。

美容の施術も、若い方よりも高齢者の方の割合が増加しております。男女問わず、何歳になってもより若く、より美しく見せたいとの願望があります。結果に満足されると、リピートして頂けて、嬉しいです。

皮膚科専門医であるからには、やはり重症のアトピー性皮膚炎と乾癬の治療は必須です。昨年、当院は生物学的製剤(バイオ)の使用が承認され、バイオ注射製剤とJAK阻害剤の処方を行っております。これらは驚くほど効きます。関節症状の評価、そして肺病変のモニタリングのためには、地域での病診連携あるいは診診連携は必須です。

幸いにも私は地域のリウマチ専門医の先生の元で、エコー検査の手技と画像の読影法をご教示頂く機会を得ました。専門外の先生からマンツーマンで教えて頂き、新鮮な感動がありました。地域医療の質の向上のためには、診診連携は益々必要になります。

この20年、皮膚疾患の治療は進化しました。さらに勉強し、日常診療に還元していきます。

2022年10月15日