(その7の続きです) 68621の試運転を行っています。
機関車の前面に、”試運転”の表示をしています。
お客さまに”試運転がゆえ、運客をしないこと”を表示しているのです。 68621の製作にたずさわれた、倶楽部のメンバーの方も、試運転に立ち会われました。
そして、運転されました。さぞ感慨深いことと思います。 オーナーさまのご厚意で、私も運転させていただきました。
セントラル鉄道製8620形については、以前、倶楽部のメンバーの別の方が、
製作・完成された機関車を運転させていただいたことがあります。
が、数年前のことです。 単機の走行で、乗用台車を連結していませんので、蒸気を余して、安全弁を噴かしてしまいます。
水面計とボイラーの圧力計を見つつ、安全弁が噴きそうであれば、右手を伸ばして、
非公式側運転室下にある、フィードバックバルブを全閉し、ボイラーに給水します。 テンダーの運転席に座って、前方を見た写真です。
運転中はご覧のように見えます。なお、運転し易いよう、運転室の天井の一部が切り取られています。 68621の試運転には、倶楽部のメンバーの方々が集われました。
毎月第一日曜日開催の定例運転会以外で集うことは少なく、みなさんの関心の高さがうかがわれます。 試運転において、一つ問題が見つかりました。 一部の曲線と、ポイントにおいて、”先輪が脱線する”ことです。 ”536〜550. 5インチゲージのC57128と、 令和2年秋の白馬ミニトレインパーク”でレポートしました、5インチゲージのC57128と同様の問題です。 数年前にセントラル鉄道製 5インチゲージ 8620形を完成させた、倶楽部のメンバー方や、 5インチゲージでC55・C62・Big Boyなど多数のライブスチームを設計・製作された倶楽部のメンバー方などが対処策について、 談議しています。 ひとまず、脱線時は一人が機関車の前部を持ち上げ、もう一人が先輪を復線し、 営業列車の運行に支障をきたさないようにします。 (その7へ戻ります) (その9に続きます) |