(その2の続きです) 3.5インチゲージ MOUNTAINEER(マウンテナー)です。
奥はOS製 5インチゲージ コッペルです。 角度を変えて、見てみます。 右側がMOUNTAINEERで、 左側がコッペルです。 MOUNTAINEERは3.5インチゲージですが、5インチゲージと思えるほど大きいです。 MOUNTAINEERに関しては、令和5年1月の定例運転会で各機器類を見させていただきましたが(711. 令和5年1月 OS法隆寺定例運転会 (その1)(R5.5.10掲載)参照)、 今回、気づいたものがあります。これ(↑)です。 ”機関車を吊り上げるときに使うのかな?”と思ったのですが、煙室に繋がっていますので、???です。 オーナーさまにお尋ねすると、外部ブロアーの取り込み口だそうです。 画像は煙室戸を開けて中を見たもので、この配管(↑)に繋がっており、 煙突の下から吹き上げて通風を効かせるようです。 ドンキーポンプの蒸気の流れについても、一部新たに見ることができました。 この画像は令和5年1月の定例運転会時に撮影したものです。 運転室のドンキーポンプグローブバルブを開くと、飽和蒸気は蒸気管を通って前方に送られ、 煙室の中に入ります(→)。 スーパーヒーター(過熱管)を通って過熱蒸気となり、煙室から出てきて(↓)、ロスコー式給油器を経て、 ドンキーポンプに送られます。役目を果たすとドンキーポンプを出て、再び煙室の中に入ります(←)。 煙室内を見てみます。ドンキーポンプグローブバルブが開いて前方に送られた飽和蒸気は、 この配管(→)を通って、スーパーヒーター(過熱管)に向かいます。 スーパーヒーター(過熱管)を通って過熱蒸気となり、この配管(←)を通って煙室から出ていき、 ドンキーポンプに向かいます。役目を果たしてドンキーポンプを出て、再び煙室の中に入った排気は、 この配管(↓)を通り、煙突の下から上に吹き出し、通風に寄与します。 その他の配管も見てみます。 @:外部ブロアーの配管です。公式側から煙室に入り、煙突の下から吹き上げて通風を効かせます。 A:ブロアーの配管です。運転室の通風弁(ブロアーバルブ)を開くと、ボイラー内の配管を通って煙室に入り、煙突の下から吹き上げて通風を効かせます。 B:主蒸気管です。この配管を通って、それぞれ左右の蒸気室/シリンダーに向かいます。 C:吐出管です。煙突の下から吹き上げて通風を効かせます。 (その2へ戻ります) (その4に続きます) |