ライブスチームの運転


957. 令和7年9月 ミニSLフェスタ in おやべ  (その8)  (R7.11.30掲載)

 (その7の続きです)
D51199の運転室


引き続き、D51199の運転室の各機器を見ていきます。

 J : 焚口戸
      
      焚口戸です。 動力式のように見えますが・・・。動力式でしょうか?。


 K : 通風弁(ブロアーバルブ)
      
      通風弁(ブロアーバルブ)です。 石炭などの燃料の燃焼に密接に関わる機器です。 バルブを開けて通風を効かせますが、強すぎても弱すぎても芳しくありません。 また、ボイラー蒸気圧の高低によって、通風の強さが変わります。適宜開閉調整します。


      
      バルブを出た後の配管を見ると、ボイラーの中を通って()、 煙室に向かっているようです。


 L : 汽笛弁(ホイッスルバルブ
      
      汽笛弁(ホイッスルバルブ)です。 汽笛は、周りの方に列車が近づいていることなどを知らせる安全に関わる機器で、是非、装備したい機器です。 また、発車時に汽笛を鳴らすと、いかにも蒸気機関車らしくカッコイイです。


 一通り、運転室の機器を見てきましたが、シリンダ―排水弁作用テコ(シリンダ―ドレンコックレバー)が見当たりません。 もう一度、運転室内を見てみます。 運転室の右側、非公式側にある、これ()でしょうか?。


さて、D51199のお隣では、 WADA WORKS製コッペルの走行準備が進められています。


WADA WORKS製コッペルの燃料のオガ炭を鉈(なた)で割っています。


 色々なオガ炭がありますが、 これは、有限会社廣備(ひろびん)小丸です。 以前、こちらのオーナーさまが使っておられ、快調に機関車を走行させておられるところを拝見し、 このオガ炭を気に入っており、よさみ鉄道倶楽部でも使っています。


小丸の直径は、500円玉より少し大きい程度ですので、 小型の機関車(OS製FORTE(フォルテ)など)の焚口からでも入ります。


 
 長いので、そのままでは使えないので、小さくしますが、 それには鉈(なた)が最適だと思います。ノコギリで切ると粉が出ますし、時間もかかります。 鉈は簡単で、粉も出にくいです。画像のように木板の上で行います。 なお、真ん中の穴()は空気の通り道であり、また、表面積を大きくして着火性を良くする効果があると思われますので、 穴()を潰さないようにします。 このやり方も、以前、こちらのオーナーさまに教えていただきました。 ありがとうございました。
 なお、”オガ炭”については、902.”オガ炭”について (R7.5.21掲載)を参照してください。

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