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オブスクーラの中の兵士

 「兵士と笑う女」のひとつのポイントは、やはり異様に大きく描かれた兵士でしょう。その理由は、フェルメールがオブスクーラ(カメラのようなもの)を使って描いたためと言われてます。しかし、こうやって、Catch eyeしてみると、違和感が全くありません。そのことは、皆さんにもよくわかると思います。私たちの頭の概念の中では、カメラの中では、このように映るということが、出来上がっているためだと思います。究極すれば、Catch eyeするということは、フェルメールの目で見るということかもしれません。



マウスポインタを写真の上に載せてみてください。

普通に観られます。

 「気になるのは男性のほうだ。横顔で表情がわからないが、何となくいい加減そうだ。」(⇒フェルメールとオランダの旅・おしゃれすぎる(?)女性たち・90ページ)そう、どうみても、悪いのはこの兵士のように見える。兵士が大きくなれば、なるほど、女性は小さくなるのかもしれない。しかし、どんなに大きくなっても、兵士(闇・悪)は、笑顔の女性(光・善)には、かなわない気がする。


 しかし、最近のテレビのCMのように、この女性は、「偽頭巾ちゃん」だったりして(^-^)。 兵士の赤い服で、「赤頭巾ちゃん」を思い出しました。

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