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屈折異常について



 

 人間の眼は、正常な場合、網膜の上でピントが合います。このピントが合わない状態を「屈折異常」と呼び、大きく分けて近視・遠視・乱視の3つがあります。また、ピントの調節能力が低下するのが老視です。


 近視になると網膜の手前でピントが合ってしまい、遠くのものが見えづらい状態になってしまいます右図・眼球の構造)遠視は遠方の光が網膜の後ろに像を結ぶ状態となり、ものを見ようとすると、調節力を働かせて努力をしなくてはならないため、目が疲れやすい方が多い。

 
 乱視
は方向によって焦点を合う位置がずれている状態をいいます。正常な人では、角膜はどの方向でもほぼ同じ曲がり具合をしていますが、乱視の人は方向によって異なります。そのため方向によって屈折力が異なりますから、網膜にはっきりした像を結ぶことができません。


 老視(老眼)は年齢を重ねると水晶体の厚さを変えて焦点を合わせる力が衰えてくるため、次第に近くの像を網膜に結ぶことができにくくなってきます。調節力は、7〜10歳の時がピークで、それからは、徐々に衰えます。正視の人では、42才頃から自覚して、60歳くらいまで調節力は低下していきます。


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