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発責 大館市東台6-5-83 鷲谷豊
北羽歴史研究会 会報 NO.235 2011(H23)年8月1日
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■ 8月18日 通例学習会を開催します。
通例学習会 8月18日(木)13:10〜15:30於大舘市中央公民館
記
テーマ・・『秋田藩十二所所預茂木陪臣考』について。
講 師・・高松 毅氏 武田政二郎氏
註1:資料『秋・茂木陪臣考』(畑中康博氏記述の冊子による。)当日配布
註2: 付加・・十二所給人武家についても考察するとしたい。
註3: 6月16日古文書学習会資料「十二所陪臣家筋取調書」を参考にして下さい。
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◆ 6月16日古文書学習会終了。 千葉克一講師。 1、十二所「陪臣家筋取
調書」を読む 2、十二所照井氏と安藤昌益について、 資料1、B4版10枚、資
料2、B4版5枚、計15枚かなりの分量です。解読演習文書として生かす事肝要です。
◆7月14〜15日第51回実地研修会「常陸国佐竹氏の史跡探訪と袋田の瀧紀行」終る。
大館から北羽歴研での常陸太田大宮への集団訪門等は、平成13年以降は機会が
無かった。近年会員内の希望もあったが躊躇されてきた。今回は漸く地震原発騒動
を越えて少数ながら実施でき幸いでした。概ねの予定を見分できましたが最後の赤
館城では車からの遠望と堀切通過に終わった。伊達佐竹攻戦の地であり佐竹家臣家
族等が秋田転封のため集合、秋田をめざす出発地でもあった。大館の赤館衆の事も
ある。展望中心の赤館城内本丸跡に足を踏み込めず、誠に残念の至り反省の次第でした。
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■ 9月と10月の予定変更。 春季5月の実地研修会を7月に延期したこと
から、秋季実地研修会との間合いがつりあわず、9月16日古文書学習会、10月秋
季実地研修会と差し替えることになりましたので了知ください。
10月の日程
(日帰)内容は検討中です。提案のある方は役員までお知らせ下さい。
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◆ 出版紹介 「みちのくテクテク一人旅」水戸城から久保田まで百万歩の旅、
鈴木昭悟著、無明舎出版2011年4月刊、107頁, 定価1260円。
本の注文は各地の書店で取寄せ頂けます(書店とり寄せは郵送料かかりません)
(鈴木さんは歴研会員、秋田県生れ、現千葉県袖ケ浦市住。)
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〈研修雑感〉 常陸国佐竹氏の史跡探訪と袋田の瀧紀行 丸屋 悧
春に実施予定の実地研修が、大地震の関係で延期になっていたが7月14・15の
両日行われた。参加者は13人で予想よりいくらか少なかった。運転はベテラン
の田山勇行さん。日程と研修先の概要は次ぎのとおり。
1日目 常陸太田市ルート *佐竹寺(佐竹氏の祈願所)など13ケ所。
2日目 常陸大宮市ルート *市役所表敬訪問。市歴史民俗資料館、山方城跡。
*袋田の瀧(久慈郡大子町)。*棚倉城跡など2ケ所(福島県)。
研修先の報告は紙幅の都合もあり、鷲谷会長が作成された行き届いた親切な解説
資料があるので、詳細はそれに譲らせていただき、本稿では旅行の雑感などと記す
ことにしたい。
○1日目の往路について(晴れ)
朝6時大館出発。一般道、東北道、磐越道、常磐道を乗り継いで長距離の移動で
あったが、2人掛けシートを1人で使用する贅沢ぶりで快適であった。仙台近くか
らは、行き交う車はガレキを積んだトラックやコンテナ車が次第に多くなった。
途中、不具合のタイヤ交換のため西根ICで一般道に下り予定外の時間を少し費や
したがドライバーの頑張りで遅れを挽回し、常磐道の阿武隈高原SAで昼食。茨城
県に入ると、青色のシートで抑え応急措置をした瓦屋根の家が数多く目についた。
JR常陸太田駅前で途中参加の鈴木昭悟会員が合流、初対面であったがヤアヤア
という感じで直ぐ見学の仲間入り。予定した13ケ所を全部回ることができたのは、
詳細で綿密な行程計画と鷲谷会長の名リードによる。感謝。夕方6時20分坂井屋
旅館到着。創業120年という老舗旅館。良心的な格安料金でありがたかった。
○2日目(晴れのち一時雨) *常陸大宮市役所 *歴史民俗資料館
朝9時前の訪問となったが、棉引義久副市長、宇留野美雪さんらが快く招じて
くださった。鷲谷会長から表敬の挨拶と大地震のお見舞いを述べ、綿引副市長さん
から「市庁舎は耐震構造なので被害は無かったが、他の公共建物で天井が落ちたり、
一部の土地で液状化などの被害があった」と。被害が軽微で安心した。全員に大宮
特産の西内和紙の「しおり」とお箸を頂戴した。資料館では矢数浩前市長さん木村
宏前館長さんもお出でになり、私たちを歓迎して頂き、これまた恐縮至極でした。
○袋田の瀧(久慈郡大子町)
瀧の名は知っていたが初見であった。展望台2カ所、観瀑トンネル、エレベーター
、吊り橋、遊歩道を備え、瀧は日本3名瀑の一つの名に恥じない威容であった。
ちなみに他の二つは、華厳の瀧(栃木県日光)、那智の大滝{和歌山県熊野)。
○棚倉城跡、現亀ケ城公園(福島県東白川郡棚倉町)
城跡は10万石に相応しい規模。内堀、土塁、石垣などの一部が残っている。
○帰りは矢吹ICから東北道に乗り入れ予定のところ、事故により下り線は閉鎖
中というハプニングに遭遇。ひとつ先の須賀川ICから乗り、夜八時過ぎ、無事大
館市帰着。ご参加の皆さんお疲れさまでした。 」
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