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1.模写 | 2.モンモランシーの通り |
ひろしま美術館で、名画を模写する企画がされてます。それを申し込めば、8月1日〜9月15日まで、常設展と特別展覧会が無料で観れるFree
Passがもらえるというので、応募しました。広島で仕事がある時の昼休みに通っています。
「選んだ絵を描いてあげるから、どれか選んで・・・」と、妻にいいました。
ひろしま美術館の沢山の名画の中から、妻が模写に選んだのは、2.のユトリロの『モンモランシーの通り』です。この作品は、1912年頃に制作されたと言われて、キャンバスに描かれた油絵で、大きさが58.6×79.7cmです。一番画家が充実した、“白の時代”の作品のひとつです。随分難しい作品を選ばれた気がしました。作品をA4(21.0×29.8cm)の大きさまでに描かないといけないのが条件だったので、複雑な絵柄だとかなり困ります。
1.が私が模写したものです。ちょうどA4サイズに描きました。実は、かなり変えたことがあります。わかりますか?
そうです。一番の違いは、端に加筆したということです。正味の部分は、上の赤の中の部分になります。これは、ボードをA4に切ってもらって描いたのですが、ひろしま美術館からもらったコピーがそれより小さかったので、あまってしまったわけです。
さらに、人物を三人加筆しました。向かって左下の傘を持った女性と、右下の道路を渡ろうと駆け出した子供と、右下のスカーフを巻いた八頭身の男性(決して私ではない)です。結構楽しんで描きました。
細かい作業は苦ではありませんまるで、数学の勉強をするように、沢山の線を引いて遠近法も何とかなったと思います。しかし、ユトリロの“白の時代”特有の全体を覆う、もの悲しいような、くすんだ白が出せないのが、残念です。何か良い方法があったら教えてください。
如何ですか?感想を聞かせてください。
さらに、加筆してみました。ひろしま美術館に行っては、直すということが続きました。絵を描くということはどれだけ粘れるかというのも、ひとつの要素と思います。
どうですか?良くなりましたか?
(2003年9月10日加筆)
次のページでは、私が描いた『ゴッホの絵』を掲載します。