北 横 岳
Mt.Kitayokodake 2480m

横岳ロープウェイ
  横浜を朝5時に出発し、八王子より中央高速に入り、諏訪インターでおり、約50分ほどで、ピラタス横岳ロープウェイの山麓駅に着く。早朝の為、渋滞に巻き込まれることも無く快適なドライブであった。
  8時50分発のロープウェイで、あっけないほどの短時間(7分)で頂上駅に着いた。   
横岳山頂駅
  見事な程の快晴であった。南八ヶ岳を縦走した時より、次はこの北八ヶ岳と思っていたので、いわば憧れの山でもあった。また、南が男性的と呼ばれるのに比し、こちらは女性的な山と言われているので、連れ二人と計3人で半分観光気分でやってきた。
   山頂駅は標高2230mであるので、何の苦労もなく、2000mを越える山に到着できるのは,やはり安直過ぎる感じがした。
坪庭
  山頂駅前は大小の溶岩がごろごろしている坪庭と呼ばれる高原となっている。この坪庭を囲むように、横岳、三ツ岳、雨池山、縞枯山が連なっている。今回は、この北八ヶ岳のピークをのんびりと縦走しようと言う計画である。
  坪庭の左手奥に見える山が、横岳(写真中央)である。南八ヶ岳の横岳と紛らわしいので、こちらは通称、北横岳と呼ばれている。   
横岳登山道
  坪庭の左側を横切ると、やがて横岳の登山道となる。いきなりの急登であるが、約1時間ほどで、北横岳ヒュッテに到着するから、それほど辛い道のりでは無い。後ろを振り返ると、今通った坪庭や、縞枯山が良く見える。
  今年の夏は、異常気象で雨と雷と、ガスが多く、見晴らしが得られる日が少ないとの事であったが、今日も登るにつれ、ガスが沸き上がってきた。
横岳より縞枯山
  
横岳登山道の途中より振り返った写真である。手前の坪庭と縞枯山が一望出来る。標高は、さすが2300mを越えているので、高山ムードが漂い、夏山っていう感じがした。しかし、この北八ヶ岳は、夏よりも冬のほうが賑やかで、カントリースキーのメッカでもある。泊まった山小屋の主人が、夏は寧ろ暇とのことであった。
北横岳ヒュッテ
  山頂駅から約1時間で、ヒュッテ(2400m)に着く。ここで、右に折れると三ツ岳、そして右下におりると、七ツ池に行けるいい場所にあるヒュッテである。位置も手頃なせいか、ここで大勢の人が休憩していた。
  写真仲間のR氏の良く泊まる小屋との事であった。この辺は、夏も良いが冬も又素晴らしいとのことである。横岳は、四季折々楽しめる山である。
横岳南峰
  北横岳ヒュッテから20分くらいで、横岳の頂上南峰(2473m)の着く。ここからは晴れていると、縞枯山の上に南八ヶ岳が見えるとの事であったが、生憎ガスが掛かっていて、何も見えなかった。この南峰が三角点のあるところであるが、双耳峰となっている北峰の方が標高は高い。南峰から北峰は10分ほどで行ける。
蓼科山
  北峰(2480m)の正面にはどっかりと、姿形の良い蓼科山(2530m)がすぐ目前に聳えている。しかし、ガスが凄く、わずかの晴れ間を捕まえて撮った写真が、左の写真である。
  さらに、この北峰より、大岳(2382m)の方に向かうと、蓼科山はより近く見える。そして、右の崖下には、七ツ池全体が見下ろせる眺望の良い尾根道となっている。
三岳と七ツ池
  大岳への尾根道より見下ろした七ツ池とこれから登る三岳、雨池山である。時間があれば、このまま大岳経由で双子池へ抜けることが出来るが、今回は、北横岳ヒュッテまで戻り、下に見える、七ツ池巡りを行った。
  この辺の、秋と冬の景色を想像すると、堪らないほど、又来てみたい衝動に駆られるの私だけでは無いであろう。それほど素晴らしい景観であった。


ルート
中央高速 諏訪インター 1時間 

ピラタス横岳ロープウェイ山麓駅(1660m)
〜山頂駅(2230m)〜坪庭〜北横岳ヒュッテ
〜横岳南峰〜北峯〜大岳尾根〜北横岳ヒュッテ

歩行 2.5時間
駐車場
 ピラタス横岳ロープウェイ山麓駅
100台以上、無料

休憩所、トイレ
ロープウェイ山頂駅
北横岳ヒュッテ、縞枯山荘


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