■2013.03.19
入院からようやく10年が経過した。感謝、感謝。
■2007.12.23
約1年近く振りの書き込み。このホームページの「元気が出る本」> 「元気が出る闘病記」で紹介している「ただマイヨ・ジョーヌのためでなく」の著者ランスアームストロングさんは、精巣腫瘍が肺と脳にも転移していたが、克服後にツール・ド・フランス(毎年7月に3週間以上かけて行われる自転車レースで、距離にして3500km前後、高低差2000m以上という起伏に富んだコースを走りぬく)で前人未到の7年連続総合優勝(1999年から2005年)を達成し引退した。彼は「癌は僕の人生に起こった最良のことだ」と言っているが、闘病前にそれほど目立った活躍が無かったことからも、「癌」をキッカケに生き方を変え、それがその後の人生好転に結びついた好例と言えるであろう。
「転生と地球」の著者高木善之さんも交通事故やその際の臨死体験をきっかけに人生を見つめなおし、常任指揮をしていた合唱団が事故以前はどうしても優勝できなかったのに、団員を信頼することで毎年優勝するようになったり、会社復帰後に製品のフロン全廃を社長に直訴して特定フロン全廃を決定、翌年日本が議定書にサインするキッカケを作ったり、その後環境と平和のNGOネットワーク『地球村』を設立するなど、交通事故や臨死体験をキッカケに生き方を変え、それがその後の人生好転に結びついている。
病気や事故を招いたのは人間の個我あるいは自我(エゴ)のなせる業かも知れないが、一見不幸とも見えるそれらの事象でさえも、大きな視点で見れば霊性の進歩や人生好転のキッカケとも成り得る。何が幸いするかはわからない。そう考えるとすべての道は愛と幸福に最終的には至るものとも思えてくる。全てを信頼し前向きに何でも捉えて生きることができれば、人生は安楽で楽しいものとなるであろう。過去を振り返って後悔や罪悪を感じたり、将来を案じて心配や不安の虜になることなく、今ここに生きることが大切である。
毎朝晩の瞑想と神に関する読書は今も継続している。というより自分にとって無くてはならないものだ。最近、選択肢からの自分の選択があとで振り返るとベストな選択だったと思えることが増えてきた。直感力が向上しているのかも知れない。『バーソロミュー』(バーソロミュー)3部作はいまだに自分にとっての最良の本である。頭で理解していても毎日実践することの難しさを痛感する。でも続けていれば少しずつ実践できているようにも思える。最近、自分の闘病体験を他の患者さんの闘病に役立てていただく活動を推進している団体から声がかかっている(他の闘病記のサイトにも多数声がかかっているようだが)が、前向きに取り組んでいきたいと思う。このサイト自体が元々その目的のために開いたのであるから。今年二度の癌を経験した父が永眠したが、父も応援してくれることであろう。
■2006.11.5
約1年近く振りの書き込み。白髪が病気の前よりも黒くなってきた。善悪判断を止め、物事へのこだわりや執着が薄くなり、深刻に考えることが減ったからかもしれない。以前より怒ることが確実に少なくなっていると思う。
毎朝晩の瞑想と神に関する読書は継続している。最近は『バーソロミュー』(バーソロミュー)を繰り返し読んでいる。この本は3巻まであるが、すばらしい本である。より具体的な心の持ち方が書かれている。これまで「今(ここに)に生きよ」という文章がいろいろな本に書かれているが、具体的にどうしたらよいかよくわからなかったが、この本を読んでよくわかった。今の段階の自分にとってベストと言える本かもしれない。
■2005.12.17
約半年振りの書き込み。仕事が非常に忙しくなった。仕事の責任が重くなったことで、より精神的な負荷が高まり不安定になることも多い。抗がん剤の副作用的な症状はほとんどなくなったが、仕事のストレスによるものが少し増えた。
毎朝晩の瞑想と神に関する読書は継続している。最近は『神は私にこう語った』(アイリーンキャディ)を繰り返し読んでいる。フィンドホーン関係の主要な本は大体読んだが、この本は文庫本なのでいつも持ち歩けるのが良い。最近久しぶりに『ヒマラヤ聖者の生活探求』(ベアード T.スポールディング)も読んでいるが、以前何回か読んだ時とは、また違った印象を受けるのは面白い。
■2005.06.18
最近、『バシャールペーパーバック』以外に、『神との対話』(ニール・ドナルド ウォルシュ著)や『リヴィング・ウィズ・ジョイ』『パーソナル・パワー』 『スピリチュアル・グロース』(以上サネヤ ロウマン著),『セスは語る』(ジェーン・ロバーツ著)などを読んでいる。以前にくらべて以下のようなことに対する確信が深まったように思う。
・我々はあるがままですばらしい存在である。
・神の無条件の愛に常にサポートされている。
・我々は神と一体であり、あらゆることが可能な能力を授かっている。
・これまでの経験は何一つ無駄なことはなく、自分の成長のためにはかけがえの無いものであった。(近道か回り道であったかはあったにせよ。ただし回り道をしてもゴムが思い切り伸びるとよく飛ぶように、その後の成長は加速されているかもしれない)
以前に比べ、仕事や人間関係があまり困難なく、スムーズに進むようになった気はする。でも、イライラしたり落ち込んだりする頻度は減っても、なかなか無くなりはしないものだ。『バシャールペーパーバック』は罪悪感は不要と思わせてくれ元気にさせてくれる良い本である。『ニュー・メタフィジックス』(ダリルアンカ著)や『魂の愛』(サネヤロウマン著)などが絶版で読めないのが惜しい。
■2005.04.10
退院してようやく1年が経過した。副作用的な症状もほとんど無くなった。体が回復して病気だったことを意識しなくなるにつれ、感謝の気持ちも薄れてきたのではないかと思うこともある。入院中は無菌病棟から出ることもできなかったので、退院直後は外のすがすがしい風に当たるだけでありがたいと感じたものである。
最近『心身の神癒』と並行してダリル・アンカ (著)『バシャールペーパーバック』(VOICE新書)を読んでいる。『心身の神癒』でよくわからなかったことがいくつか具体的に書かれている。例えば時間・空間の概念は現在人間が考えているものとは大きく異なると『心身の神癒』に書かれているが、どう異なるかは『バシャールペーパーバック』にはある程度具体的に書かれていて参考になる。また自分に降りかかるすべての事象はそれ自体は「中立」であり、それを「肯定的」にとらえるか「否定的」にとらえるかの意味付けは自分自身次第といったようなことも書かれている。そのように客観的にものごとをとらえるようにすれば、すべては勉強と言う風に「肯定的」にとらえられるような気もしてくる。また努力や忍耐や苦労なしには希望しているものが得られない、という考え方に捕らわれすぎている、といったようなことも書かれている。望んでいるものを得るのに必ずしも努力や苦労しなくても良い、と考えると、人生を生きていくのに感ずる重荷がとても軽くなったような気がする。「本当にわくわくすること」は自分のこの人生での目的に合致していることであり、それを続けることによって、あらゆるサポートがまわりから得られる、といったようなことも書かれている。自分にとって「本当にわくわくすること」は一体何だろうと考えるこのごろである。
■2005.02.11
ほとんど後遺症らしきものは解消された。おまけに長年の持病だった不整脈もいつのまにか治ってしまったほか、白髪も病気の前よりも少なくなった。毎日「心身の神癒」を通勤時間中に読み、朝夕瞑想を続けている。「心身の神癒」は何度読んだか知れないが、毎回新鮮であり、読むたびに自分の感じ方が変わる。再発の不安にさいなまれることなく、毎日感謝の気もちで安寧に暮らせるのはこの本と瞑想のおかげだと思う。
■2004.12.19
体調がおかしくなるとかなり不安になるが、退院直後に比べて相当良くなった。退院直後から発生した症状は以下の通り。
(1)回転するようなめまいが時々起きる
(2)目の中にネバネバの半透明の糸のようなものが一時期出来た
(3)顔の皮膚から黄色っぽい透明の汁が出て固まる
(4)頭のつむじの上方にふくらみができ、汗臭いにおいの液が出て固まる
(5)耳の中に汗臭いにおいの液が出て固まる
(6)鼻糞が出る
(7)唾液の出が少なく口内がネバつく、話すと口が渇く(入院中から)
(8)右足がしびれる。右足下肢がむくむ。
(9)右足の足の裏に水がたまったような感じがする
(10)ヘモグロビン値が10台からなかなか上がらない、疲れる
現在は(1),(5),(6),(7)が以前よりかなり緩和したが少し残っている。
(2)から(6)は体内の良くないものを排出しようとしているようにも思われるし、そう思うことにより安心できる。毎日、生きていることに感謝しよう。我々は神の愛の中で生かされており、神なくしては一日たりとも生きられはしない。
■2004.10.17
我々は、神の子である。神は自身に似せて我々を作り給うた。神は完全であり、絶対愛、絶対善なる存在であり、あらゆる不調和とは無縁である。不調和は我々の自我、肉体我が勝手に作り出したものであり、本来存在しないものである
。
我々が神の子=神我=真我に立ち返り、真実なるものにのみ目を向けるようにすれば、あらゆる不調和は溶け去る。
四六時中神を想い、自分が神の子である自覚を保ち、神と一体なる存在であることを心に堅持すれば、肉体も生活も調和の取れたものになる。
■2004.9.5
2004.4.5に退院後、毎月1回通院中。2004.5.17より会社に復職。退院後、わずか1ケ月半での復帰は少しきついかな、とは思いましたが、自宅にずっといると気が滅入るので早めに復帰しました。入院前は出張、深夜残業、休日作業が恒常的でしたが、会社側の配慮により出張の無い部署に異動になりました。毎日あまり残業しないで早めに帰宅し、時々休暇を取りながら通勤しています。
まだヘモグロビンの値が11程度で通常の下限値に届いていないためか、疲れがたまりやすいので毎晩22時ごろに早めに就寝しています。
毎日朝と就寝前に瞑想し神との一体感を醸成するようにしています。日中も一息つけば神のことを想うようにしています。少しでも調子が悪くなると不安になったり神の愛を信ずる気持ちがグラつきそうになりますが、そんな時はマクドナルド・ベイン著「心身の神癒」(霞ヶ関書房)を読むようにしています。もう3、4回は読んだかと思います。このホームページの「元気が出る本」→「生き方」でもこの本を取り上げています。比類なき良書と思います。繰り返し読まれることをお勧めします。