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最終更新日: 2003年9月23日
 


(1)「ただマイヨ・ジョーヌのためでなく」 ランス・アームストロング (著) 講談社 ¥1,700

 著者である自転車選手ランス・アームストロングは、身体の異常を自覚して病院に駆け込んだ時には睾丸癌がすでに肺と脳に転移し、生存率3%の状態でしたが、それを克服してカムバックを果たし、最も過酷な自転車レース(23日間で4000キロを走破)であるツールド・フランスで優勝しました。彼は「癌は僕の人生に起こった最良のことだ。・・・僕は癌から逃げる気は無い。人生で最も重要な、人生を形作ってくれたものを、忘れたいと思う人などいるだろうか。」「本当の話、ツール・ド・フランスでの優勝と癌のどちらを選ぶか、と訊かれたら、僕は癌を選ぶ。奇妙に聞こえるかもしれないが、僕はツール・ド・フランス優勝者といわれるよりは、癌生還者の肩書きを選ぶ。それは癌が、人間として、男として、夫として、息子として、父親としての僕に、かけがえのないものを与えてくれたからだ。」と断言しています。実際、彼はガンの前は力にものを言わせワンデーレースでこそ優勝していましたが、忍耐や辛抱、チームワークの必要とされるツールド・フランスのような長期間のレースでは勝つ見込みはありませんでしたが、ガン闘病生活で人間的に大きく成長し、利己的な性格が忍耐強く協調的な性格に生まれ変わりました。
 ガンと闘う人やガン患者を抱える家族には実話として非常に励まされる本であり、実際、私も家内も読んで元気が出ました。
 退院後、過酷な自転車レースに戻ることはガンが再発することに結びつくのではないかという恐怖におびえる姿や、大カムバック計画を立てたかと思えば翌日には選手生命は終わったと考え大学やビジネススクールに行くこと、株の仲買人になることを考えるなど気持ちがゆれる場面は、自分も同じことで悩んできただけに共感を覚えます。
 また、自転車選手としてカムバックする可能性を残した治療を追求する優れた医師、思いやりに満ちた看護婦、献身的に支える母、妻、新しい恋人や友人など、患者とともにガンと闘う人々の姿にも心打たれると同時に、患者を持つ家族が患者に対して、あるいは逆に患者が家族に対してどうふるまうべきかの参考にもなります。
  著者はガン生還者の責務として他人への奉仕の責務を感じ、慈善基金「ランス・アームストロング基金」を創設しました。私もこの姿勢には共感を覚え、ガンと闘う人のためのホームページを開設し、少しでも役に立つこと願いそれを励みに毎日ガン克服に向けて頑張っています。
 【おすすめ度:★★★】

(2)「神様に助けられた極楽とんぼ!」 汐崎 清(著) 明窓出版 \1,429

 闘病記はかなり悲壮なものや読むと暗くなるものが多いのですが、非常に明るくて笑えるところがふんだんにあります。著者には、ひょうきんな神様(守護霊?)の姿が見え、その神様がいろいろな手助けやアドバイスをしてくれたり、光線を送って病気を治してくれたり、ガンの腫瘍を見せてくれたり、時にはひょうきんなことをして笑わせてくれます。その神様が「ガンを治してあげる。その代わり、どうして治すことが出来たのかを、世の中のガン患者のために本を書いてみんなに教えてあげなさい」と言った事でこの本が誕生したとのことです。
 著者が言っているガン克服のポイント
 ・気持ちは前向きに
 ・生きる目的を決める
 ・自然治癒力を高めるために良く笑う
については大変共感できます。私にも神様が見えればどんなにか心強いかと思います。
 【おすすめ度:★★☆】