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「中断されたレッスン」のひとつのポイントは、テーブルの上にあるものでしょう。このテーブルの上に置かれたものは、ワイングラスを持つ女の時と、ほぼ同じく楽器(リュートかシターン?)・楽譜・青と白のデカンタと、赤ワインがそそがれたグラスです。最初この赤いものは、何かわかりませんでした。注意して見ますと確かに、確かに、そこにワイングラスがあり、グラス2/3程のワインがあります。このワインは、先生が飲まれるものでしょうか?赤ワインは、女性が好むので、少女が飲むのでしょうか?そう考えると恐ろしい!
デカンタは、この作品では、白ではありませんでした。フェルメール作品で、白でないデカンタをご存知でしょうか?実は、すでにコメントした作品のなかにあります。
マウスポインタを写真の上に載せてみてください。
普通に観られます。
そうです。取り持ち女の中で、描かれています。少しショックかもしれません。まあ、この少女のファンの私としては、先生が飲んでることにしておきます(^-^)。
フェルメール作品において、答は、観る人、個人個人で違う感じがします。また、正しい答は、天国のフェルメールしか知らないのです。ということは、私たちは、探して楽しむことが良いのではないでしょうか?
芥川龍之介の小説に、「藪の中」というのがあります。皆さん、ご存知でしょうか?夫を殺した真犯人が誰かを探すものですが、その答を、坊主にしたものが、三船敏郎主演の「羅生門」という映画です。龍之介は、答を告げずに自殺してしまいました。映画にした監督の解釈が正しかったかどうかは、わかりません。でも、それは、ひとつの素晴らしい答だったと、私は思います。
それと同じものが、フェルメール作品には、散りばめているのでは、ないでしょうか?
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