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室内画展の作品の感想(3)

 Piter de Hooch(1629〜1684年)ピーテル・デ・ホーホは、フェルメールと巨匠たちでも取り上げた画家で、好きな画家の一人です。1655年にデルフトの聖ルカ組合に加入している(⇒フェルメールとその時代・140ページ)ので、フェルメールとお互いに、刺激しあう仲だったのかもしれません。


寝室

The Bedroom

ワシントン・ナショナル・ギャラリー所蔵


51×60cm・油絵・キャンバス
1658〜1660年制作

デ・ホーホの『寝室』


 昨年の暮れに、ナショナル・ギャラリーで観ています。フェルメール作品と同じ部屋にあり、大好きな作品だったので、よく覚えています。今回も、確か第一室の、5〜6番目に位置するところにあったと記憶しています。
 

 遊んで、遅くなって、ちょっと不安でドアを開けた子供を、優しく迎える母親、とても素敵な作品です。

 この作品につきましては、右記ページにも掲載しています(⇒ピーテル・デ・ホーホ(2))。参考にしてください。

 

金貨の重さを量る女


ベルリン国立絵画館


61×53cm・油絵・キャンバス
1664年制作

デ・ホーホの『金貨を量る女』


 この絵の題材が、フェルメールの『天秤を持つ女』と同じことは、一目瞭然です。この絵は、第三室の7番目に、置かれてました。ある面では、プラドの学芸員は、厳しいです。


 この絵につきましても、右記ページにも掲載しています(⇒ピーテル・デ・ホーホ(1))。参考にしてください。


二人の男と召使いと供に酒を飲む女



ロンドン・ナショナル・ギャラリー


73.7×64.4cm・油絵・キャンバス
1658年制作

デ・ホーホの『二人の男と召使いと供に酒を飲む女』


 この作品が、フェルメールの『ワイングラスを持つ女』や『兵士と笑う女』に、何らかの影響を与えたようです。


 ピーテル・デ・ホーホの絵は、フェルメールの絵の引き立て役のようにも見えますが、彼の絵は、温かみがあり、心をなごませてくれる作品が多いのも事実です。デ・ホーホの絵は、他に3枚来ていました。


 次のページでは、Nicoleas Maes(1634〜1693年)ニコラス・マースについて、コメントを掲載します。

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