「アニメ@新最終回→パンゲ編」改訂版
アレキサンマルコの活躍によって、平和を手に入れたビックリマンワールド。
しかし、新たな戦乱が再び巻き起ころうとしていた。
つかの間の平和を享受した新河系。
それぞれの国では、戦いの傷痕を癒すべく王達が懸命に働いていた。
アレキサンマルコやPオリンもまた、次界復興の為に活躍していた。
そんな日、突如エズフィト王国から通信がはいる。
「こちら…内裏…ネイロス…。 ビュビュ…次界に…危険が迫っているでおじゃる…!!」
「ネイロス!? エズフィトにいったいなにがあったんですか!ヤマトウォーリアさま!」
「危機とはいったい何なのですか!?」
「また事件かよ!」
マルコたちはヤマトウォーリアに詰め寄った。
「ええーい!わからんわからん! あの通信を最後にエズフィトと連絡がとれなくなってしまったのだ…!」
「そんな…ネイロス…。 …行こう!エズフィトへ!」
「おう!そう言うと思ってたぜ!アレキサンマルコ!」
「いこう!我等の友を救いに!」
だが三人の前に立ち塞がるベイギャルズ!
愛用のギャル5ビターに乗り込み、マルコたちの前に立ち塞がる次界警備隊ベイギャルズ!
ボルカンヌ「まて! アレキサンマルコ!オズ!コッキー!」
オズ「邪魔をしないでくれ!ベイギャルズ!」
ボルカンヌ「勘違いするなって! 俺たちもいっしょについてくぜ!」
セレンス「次界にも関係のあることなんだわさ!?」
メルクリン「それなら次界警備隊の出番じゃん!」
ミネルンバ「ヤマトウォーリアさまからの正式命令も下されましたわ!」
ベスタニヤ「頑張るでちゅぴー!!」
???「ボクも頑張るー!」
オズ「きみは…?」
セレンス「ああ、この子はヤマトJ。 ヤマトウォーリアさまが…
(以下セレンスの回想シーン)
ヤマトウォーリア「この子も、連れていってくれないか?」
セレンス「この子は…?」
ミネルンバ「きゃー、ヤマトウォーリアさまにそっくりでございますー!!」
ヤマト「この子の名前は、ヤマトJ。 実は新河系が誕生した後、聖動源で生まれた『J(ジュニア)ヘッド』らしい。
聖動源のくさび打王殿から、こちらで育てた方が良いというので送られてきたのだ。
この子に秘められた理力はかなり強い。だが、実戦での経験というものが不足している。
決して足手まといにはならないから戦いというものを教えてやってくれないか…?」
(回想シーンおわり)
セレンス「って言ってただわさ。」
コッキー「へえ〜、ホンっトにヤマトウォーリアにソックリだぜ!」
新メンバーヤマトJを連れてエズフィトにむけてワープスライダーPは発進した!
そしてベイギャルズ&新河烈士団(新河系誕生の後、次界警備隊の発展組織として誕生した部隊)もともに!!
「頼んだぞ…。みんな…」
「時の城」から彼らを見送るヤマトウォーリア。
そして新河系誕生と同時に出現したワープゲート「天空の門」をくぐりエズフィトを目指す一行。
しかし、ゲートを通過中に突如した謎のエネルギーがマルコらを襲う!
ワオ!気がつけばベイギャルズが居ない!オマケにヤマトJまで!
しかもいきなりワッPが消滅してる!!オマケにここは水の中!さ、さむいっ!
オズ「聞いた事が有る…エズフィトは大きな大河の上流にあると…。するとここはアクア層か…」
マルコたちがアクア層で寒がっている頃…。
ベイギャルズとヤマトJは何処とも知れない場所に居た。
「こ、ここはどこでございますか!?」
「まっくらじゃん!」
「気持ちのわるいところでちゅピ〜」
その通り。ここは空気は濁り、暗闇だけが支配する世界。
源層大魔テーション・大ポリニア。
???「ベイギャルズ…神帝の因子を受け継ぐ者達よ…その力が必要なのだ…。」
ボルカンヌ「おまえは…ダークマター!!」
源層大魔性ブラック祖の突然の出現に驚くベイギャルズプラスワン!
ヤマトJ「(コイツが…ダークマター! こわくない!こわくない!)」
ボルカンヌ「オイ!ダークマター!さっさと俺たちを次界にもどせよ!いまそれどころじゃねえんだ!」
セレンス「まだ悪いことかんがえてるんだわさ!?」
ベスタニャ「ゆるさないでちゅピー!!」
ダークマター「時間が…無いのだ…。」
ミネルンバ「時間、でございますか!?」
ダークマター「その力…いただこう…!」
ボルカンヌ「馬鹿野郎!よこせって言われて「ハイ、そーですか」と言う俺達じゃねえんだ!いくぜみんなっ!」
ベイギャルズ『おーーっ!』
ヤマトJ「え!? あ! お、おーっ!」
ダークマター「…愚かな。」
源層大魔性ブラック祖に挑みかかるベイギャルズプラスワン!
聖笛の調べが! 凛々ごう鐸の波動が! 聖コインのつぶてが!
次々とダークマターに命中する!しかし!
ベスタニア「あんまり効いてないみたいでちゅピ〜!」
ダークマター「魔性…暗黒パワーッ!!」
ベイギャルズ『きゃーっ!』
弱い!弱い!あまりに弱い非力なベイギャルズ!
しかし決して彼女らが弱い訳では無い!ダークマターが強すぎるだけなのだ!
だが彼女らの力は理力だけではない! その真の強さは…!
メルクリン「アタイにまかせるじゃん! 聖フ〜ック!!」
ダークマター「ぬう…?」
メルクリンの放った聖フックがダークマターの周囲を取り巻き、釣り下げられた糸が
ダークマターの巨体を縛り上げる!
メルクリン「そぉれっ!ダークマターの一本釣りじゃぁぁぁぁぁぁんっ!!! いまじゃん! ミネルンバ!」
ミネルンバ「行くでございます、ダークマター! 『せーーせーーけーーーんっ』!!」
ざざんっ! ミネルンバの聖星剣の一撃がダークマターを捕らえる!
そう、ベイギャルズの真の強さとは!そのチームワークにある!!
ミネルンバの聖星剣の直撃を浴びたダークマター!
その巨体が無数の星屑にかわる……!!!
ぱきんっ
涼しげな音をたてて星屑が弾け、無数の欠片が飛び散る。
ミネルンバ「欠片を全部集めれば、体はもとにもどります。時間をかけてゆっくり遊ぶといいでございます…!」
「イエイッ!ラクショーじゃん!」
「ちょろいもんだったぜ!」
「全然恐くなかったでちゅぴー!」
勝利を喜ぶベイギャルズ。その戦いをまじかで見ていたヤマトJはドキドキしていた。
「こ、これが実戦…!」
歯がガチガチふるえ、体は落ち着かない。
だが、その胸のドキドキ感はそれだけのせいじゃなかった。
何かを思い出しそうな、前にもこんな事が有ったような…!
そんなヤマトJだからこそ気付いた。
砕け散ったかけらがただの闇にもどるのを。
そしてベイギャルズの背後からその闇が迫っているのを…!
ヤマトJ「あぶないっ!!」
源層大魔性ブラック祖ダークマター!
そのちからは闇の中でそ無限の魔力を発揮する…!
変わり身の人形を倒し、浮かれるベイギャルズの背後から迫るダークマター!
「(殺しはせん…。 だが少しの間、眠っていてもらおうか…!)」
超魔力をベイギャルズに浴びせるダークマター。
しかし、その命中寸前!
ヤマトJ「あぶないっ!」
ヤマトJの声がしたかと思えば、ベイギャルズとヤマトJは全然ちがう場所に移動していた。
ダークマター「……」
マターは目を細めた。
「な、なんだなんだあ!?」
「いまなにが起きたじゃん!?」
ベイギャルズは驚いていた。
倒したはずのダークマターが生きていた事。
背後からせまって攻撃してきた事。
そして…その攻撃をとつぜん瞬間移動してかわした事…!
「い、いまのオマエか? オマエの力か!?」
「すごいでございます! 瞬間移動したでどざいます!」
「どうやったんだわさ!?」
「わ、わかんないよっ! おねーちゃんたちが危ないと思った瞬間、体が勝手に動いて…あぶないっ!!」
するどく迫ったダークマターの第二撃をまたしても瞬間移動で躱すヤマトJ!
ダークマター「間違い無い…。「タッキュウドウ」…戦士のちからを取り戻したのか…!」
達急動! それはかつての英雄ヤマト王子が得意とした必殺技!
音速の域に達したダッシュで空を、陸を、海を自由自在に走り抜ける!
ベスタニア「ヤマトウォーリアさまとおんなじでちゅピ〜!!」
セレンス「なるほど…たしかに強くなる可能性を秘めてるだわさ!」
ボルカンヌ「これは、いちかばちか…やってみるか!?」
メルクリン「ってまさかアレをやるじゃん!?」
ヤマトJ「え、なに!? なに!?」
メルクリン「いいから黙ってアタシたちに体を預けるじゃん!」
ボルカンヌ「いくぜ! ”ジュニア・パワーアップ!!”」
ベイギャルズ『おーーーーーっ!!』
ボルカンヌの掛け声とともに、ベイギャルズ全員がアイテムに変身する!
剣に!縦に! 兜に! 胸当てに! レッグアーマーに!
ヤマトJ「こ、これは!? 体に理力(ちから)が沸いてくる! それに体が…かるい!」
これぞベイギャルズがヤマトウォーリアとのコンビーネーションの中で生み出した合神形態!
(神帝とアーチ天使の関係に近いが、割と自由に元に戻れる)
ダークマター「いいぞ…もっと見せるのだ…!神帝の力を…!」
ヤマトJ「はあーーっ! 太陽燦々ぱわーーー!!!!」
ベイギャルズの理力を吸収し、パワーアップしたヤマトJ!
吸収したのは理力だけではない!戦いの知識!勇気!そして正義の心!
ブラック祖ダークマターの暗黒のエネルギーを打ち払うヤマトJの日の出剣!!
その身を千切られながらも、ダークマターは笑っていた。
「まだだ…! まだ足りぬ、足りぬぞ…!」
ダークマターはまるで猫がネズミを弄ぶようにヤマトJに攻撃をしかける。
その攻撃を躱すたびにヤマトJの動きが良くなってくる。
技の一つ一つ、躱し方、ダークマターのさまざまな攻撃を的確に対処している!
ダークマター「クックック…なかなかやるな…。さすがは神帝の因子を継ぎしものだけのことはある…!」
その言葉、その言葉にヤマトJはちょっとカチンときた。
ヤマトJ「ボクはボクだ! 神帝なんてしらないっ!!」
ヤマトJはヤマト神帝を拒絶した。さもありなん。生まれてからこれまでの短い人生の中で、何度その言葉を言われた事か。
「かつての英雄、ヤマト神帝はもっと強かったぞ」
「ヤマト神帝のように勇敢になれ!」
「ヤマト神帝の因子を継ぐものとして…」
ヤマト神帝!ヤマト神帝!ヤマト神帝!ヤマト神帝!ヤマト神帝!
ウンザリするほど聞かされたのだ。もうたくさんだった。いい加減にして欲しかった。
その瞬間、体が重くなった。 突然、理力が消え失せたのだ。
ダークマター「自分の意志の力で神帝のちからを弾いたか……面白い…。その力…どれほどのものか試してやろう…。」
そう言うと、ダークマターは両手の中に魔力を集め、闇の塊を作り出した。それはまるで黒き卵のように。
そしてそこから出現したのは…大きな頭と8つの手足を持つ巨大な悪魔!しかも手足の一つ一つが蛇に変化している!
ダークマター「さあ、コイツとどう戦う…? さあゆけ”八魔オロチ”よ…! 宿敵を倒すがいい…!」
八魔オロチ「ガーーッ!」
ヤマトJ「うわあっ 来るなぁー! タッキュウ………っ イヤだっ!」
迫り来る巨大悪魔の攻撃を、達急動でよけようとしたヤマトJだったが、何故かとつぜん達急動を使うのをやめた。
だがそのせいで回避は間に合わず、巨大な蛇の牙に切り裂かれた!
(オイ!なにやってんだよヤマトJ!)
(いまのは十分よけられただわさ!)
心の中でベイギャルズの声が響く! 一体化している為、ヤマトJの自我はベイギャルズの自我と直結しているのだ!
ヤマトJ「イヤなんです…!」
(イヤって…なにがでございますか!?)
ヤマトJ「ボクは、ヤマト神帝じゃないっ!ヤマトJだ!ヤマト神帝の使っていた理力なんて使いたくないんです!ボクは、ボクのやり方で…!!」
(なななな、なに言ってるじゃん!! 強い力を持っているなら使わなきゃ損じゃんっ!!)
(そうでちゅピー! だいたい、同じ力を持ってて当たり前でちゅピー!)
ヤマトJ「それがイヤなんですっ …うわあっ!!!」
ふたたび八魔オロチに捕まったヤマトJは、ブンブン振り回された後、空中高く放り上げられる!
この高さから地面に叩き付けられたらいかにジュニアヘッドといえども只では済まない!
いや、地表に叩き付けられる事はなくなった。落下してくるヤマトJを飲み込もうと八魔オロチが大顎を開けて待ち構えているのだ!
あやうし! ヤマトJ!
ヤマトJ「うわああああああっっ!!!」
しゅららんっ
軽やかな音とともに、ヤマトJはいきなり柔らかいものに抱きすくめられた。
合神状態を解いて、分離したボルカンヌだ!
ヤマトJ「わ、わわわっ!」
そのままゆっくりと降下していく。(ベイギャルズは羽はあっても飛ぶ事は出来ない。大ジャンプや落下速度を和らげるくらいならなんとか出来る)
ボルカンヌ「ヤマトJ…。 神帝のルーツであることを恐れてちゃダメだ。」
ヤマトJ「ボルカンヌ…。」
「うひぇ〜、コイツ、うねうねしててキモチワルイじゃんっ!」
「ヘ、ヘビは嫌いでちゅピ〜〜〜!!」
「わたくしもキライでございますっ! 」
『でも!!』
「やっつけるじゃん!」「でちゅピー!」「でございますっ!」
ボルカンヌと同じ様に、ヤマトJから分離したベイギャルズが八魔オロチに向かっていく。
ダークマター「慌てるな…。お前達にも相手を用意してやろう…!いでよ…!悪鬼ルーツ…!」
ダークマターがふたたび魔力を集めると、今度は複数の魔物が現われた!
魔僧弁慶! 魔人フック!魔矢!大魔!魔魚!
いずれも神帝たちが若神子時代に戦ったライバル悪魔たちだ!
ダークマターはスーパーデビルをも上回るブラック戒律超念魔の使い手!
すでに消滅した悪魔の復活・召喚もたやすいのだ!
さらにダークマターは空間を捻じ曲げ、ベイギャルズをそれぞれの悪魔たちと一対一にさせる!
ミネルンバは魔人フックと!
セレンスは魔矢と!
ベスタニヤが魔僧弁慶と!
メルクリンが魔魚と!
そしてボルカンヌが大魔と!
ダークマター「チームワークは…封じさせてもらう…。己の力のみで戦うのだ…」
『ミネルンバvs魔人フック』
魔人フック「ザギーッギッギッギ!にっくきピーター神子の子孫か〜!?星くずになった体を元に戻すのにどれだけかかったと思ってやがる!積年の怨み、晴らさせてもらうゾ!」
ミネルンバ「かかってくるでございます!! とおっ!」
魔人フックのするどい鈎爪を間一髪でかわすミネルンバ!
魔人フック「今度はオマエが粉微塵になるがいいっ!この”連続分銅鉄砲”でなっ!!!」
『セレンスvs魔矢』
魔矢「魯神フッドの面影発見! 憎い憎いィ! 矢り害魔性! 発射準備ぃ〜…ていっ!!」
セレンス「わあっ! 危ないだわさ!」
当たればやる気が消え失せる、恐怖の魔力「矢り害魔性」の矢がセレンスを狙う!
カンッ!カンッ!カンッ!
間一髪、矢を凛凛ごう鐸で叩き落とすセレンス!
セレンス「甘くみるんじゃないだわさっ!」
魔矢「これなら…どぉぉぉぉだぁっ!!」
びびゅんっ!
セレンス「きゃあっ!!」
自分の体そのものをしならせ、一本の巨大な矢となった魔矢がセレンスに襲いかかり、服の一部が切り裂かれる!
魔矢「ちぃぃ! 外したかぁ!」
『ベスタニヤvs魔僧弁慶』
ベスタニヤ「きゃあ〜〜っ!」
魔僧弁慶「カーッカッカッカッ!翼はあっても空を飛べず。それがオヌシの泣き所よ。 牛若天使の八双飛びとはいかなんだようだな!」
得意の魔眼キャッチで、ベスタニヤの弱点を見つけ、そこを長刀で攻撃する魔僧弁慶!
これぞ「弁慶の泣き所」攻撃だ!
魔僧弁慶「不甲斐ない! じつに不甲斐ないぞ! それでも天使か!」
ベスタニヤ「…(どうして続けて攻撃してこないでちゅピー…?)」
魔僧弁慶「いいか、戦いの時は相手の動きをよく見るんだ。そうすればかならず道は開ける!」
『メルクリンvs魔魚』
魔魚「いくぞ一本釣の孫の孫! 今度は俺様が一気のみしてやるわ〜!」
突如床にどぷんっと沈んだ魔魚を目でさがすメルクリン。
メルクリン「ど、どこじゃんっ!?」
魔魚「クックック…この俺がどこにいるのかわかるまいっ!油断した所をぱっくりいかせてもらうぜ! …そりゃ!」
メルクリン「うっひゃあ!」
水中から飛びかかった魔魚を間一髪でかわすメルクリン!服の一部が切り裂かれる!
メルクリン「あああ、あたいなんか食べてもおいしくないじゃんよ!」
魔魚「食べたい時が美味しい時! いっただきまぁ〜すっ!」
メルクリン「ひーーーーーっっっ!!」
『ボルカンヌvs大魔』
ボルカンヌ「だいじょうぶか?ヤマトJ?」
ヤマトJ「あ、はい!」
暗闇の中でお互いを確かめ合う二人。
ボルカンヌ「どうやら俺達だけ違う場所に飛ばされちまったみたいだな…。 あのな、ヤマトJ。さっきのはなしなんだけど…」
ヤマトJ「……。」
ボルカンヌ「神帝を恐れるな。神帝の理力を使ったって、オマエはヤマトJだ。”神帝の理力の器”としてオマエが居るんじゃない。
”オマエ”が神帝の力を使うんだ。いつまでも、逃げてちゃダメだ。それじゃいつまでたっても神帝の影響から逃れられはしない。」
しずかに、まるでさとすようにヤマトJに語るボルカンヌ。 そう、それはかつて彼女たちもぶつかった壁なのだ。神帝の因子を受け継ぐものとして。
ダークマター「こんな所に紛れ込んで居たか…ヤマトJ!」
とつぜん闇の中からダークマターの声が響く。
ダークマター「チームワークは許さぬと言ったはずだ…。 オマエはコッチだ…」
ヤマトJ「うわあっ! ボルカンヌさんっ!!」
ボルカンヌ「ヤマトJ!!」
見えない力に引きずられて、急速にボルカンヌから引き離されるヤマトJ!
ボルカンヌも走って追いかけるがどんどん距離が開いていき、ついには見えなくなる。
ボルカンヌ「ヤマトJ! 自分の意志で! じぶんのちからで神帝の力を使いこなすんだ!!」
見えぬヤマトに向かって叫ぶボルカンヌ。声は届いただろうか?
しかしその心配をする時間はもう無かった。
どどーんっ
大魔「ダーーーーイマーーッ!」
目の前に、八魔オロチをも上回る超巨大悪魔が出現したからだ。
ボルカンヌ「へっ! かかってきなっ!!」
どれから読みますか?
@ミネルンバvs魔人フック
Aセレンスvs魔矢
Bベスタニャvs魔僧弁慶
Cメルクリンvs魔魚
Dボルカンヌvs大魔
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