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「婦人と召使い」のポイントのひとつは、当惑する(困っている)女主人でしょう。
女主人は、いつもの黄色のコートを着て、真珠のネックレスと耳飾りをしています。髪は、奇麗に結って、アップされ、これからお出かけしそうなみなりです。そう考えると、今書き上げた手紙を、召使いに渡して、「この手紙を○○さんに渡して、□□で待ってると伝えて。」といってる気もします。
逆に、渡される手紙を受け取るべきかどうか、躊躇しているようにも見られます。恋文?を受け取る時は、怖いものです。
マウスポインタを写真の上に載せてみてください。
普通に観られます。
「これは、家で手紙を書いているだけにしては異常なほど優雅な盛装である」(⇒フェルメール・婦人と召使い・100ページ)やっぱり、お出かけ前なのでしょうか?本当に奇麗に描かれています。
皆さんは、どう思いますか?大変難しいです。ただ、何かを思案しているのは、間違いないと思います。
(2002年7月4日作成)
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