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レンジャーの活動


 三宅島自然ふれあいセンターアカコッコ館を拠点に、島の自然について調べ、その魅力について伝える活動をレンジャーは行っています。また「アカコッコ館」の重要な役割として三宅島でのエコツーリズムの推進の一端を担っていくことが期待されています。 >>レンジャーという仕事     レンジャー養成講座


●三宅島型エコツーリズムとは?
  『島の自然を特徴づける「火山活動によってできた噴火遺構物と自然の回復の様子」、「アカコッコなど地域を特徴づける野鳥」、「黒潮に育まれる豊かな海」、また「文化・歴史」などの観察資源を保全しながら・活かし、かつ教育的要素を盛り込みながら地元への経済的な還元に結びつけていくこと.』と定義しています。

●アカコッコ館の役割は
 ■三宅島の自然の保全
  ・三宅島の自然を保全していくための調査研究活動を行っていく
 ■村民に対して
  ・三宅島の自然の本来価値を伝え、さらなる郷土愛を育んでいく
 ■旅行者に対して
  ・三宅島の自然を保護し知的に活用できる観光の仕組みを作る
  ・三宅島の自然を知的に活用し、島の文化が将来にわたり存続する観光の仕組みを作る

●自然の魅力を活かし、エコツーリズムを実現するために行っている活動は?
  三宅島でエコツーリズム(表1)を実現するために現在は土台作りを着手。アカコッコ館では以下の5つの項目に重点を置いて活動を行っています。

1.保全・調査活動                 
  モニタリング活動、
   研究者への活動支援    
2.自然ガイドの養成

   自然ガイドの養成

   エコツアーガイド養成講座         
3.環境教育活動

   観察会、イベントの実施、
   自然ガイドメニューの構築等

4.広報活動
   
三宅島の魅力の情報発信
5.しくみ・体制づくり



●自然ガイドの養成
講義を聴く自然ガイド
野外実習中
自然ガイドの様子(溶岩原の植物を解説、 2006年9月)

2007年5月『三宅島自然ガイド キュルル」に名称が決まり、新たなステップを踏み始めました。
●自然体験メニュー作り
漁船を使ったカンムリウミスズメツアー。
阿古漁港から三本岳の間の海域を航行しながらカンムリウミスズメを探しているところです。

(2006年、2007年の5月に実施)
カンムリウミスズメを何とか発見!
カンムリウミスズメは三宅島沖では1月から5月の間
に観察できます。
●自然ガイドによる自然ガイドコース作り (阿古コース)
今後、自然ガイドを行うためのコース作りを行っています。

三宅島南西部「阿古コース」の観察素材をピックアップ!
溶岩に埋もれた集落跡
ゴール近くの溶岩の岩場です。
気持ち良いところです。
岩場の上からウミガメも観察できます!
●総合学習への協力
 三宅島の子供たちが島の自然に触れ、また学ぶための機会を提供するため、大路池や長太郎池で自然観察を実施したり、学校への出前講座を行っています

 海浜教室!レンジャーが魚や海の生き物について解説 。
大路池でバードウォッチング!
 
朽木の下には何がいるかな?
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