ホームフェルメール作品(25の秀作作品)(1)(2)(3)(4)(5)(6)(6’)机の上の物

机の上の物

 「牛乳を注ぐ女」の机(テーブル)の上は、ひとつのポイントであろう。Catch eyeしてみると、つきなみな言い方だが、これだけで絵になることがよくわかる。注がれるミルクの流れもさることながら、沢山置かれたパンも面白い(美味しそうとは思えないが(^-^))。水差しは、光輝き立派に描かれ、反対にパンを入れたバスケットは、陰で描かれている。例のごとく、テーブルの上には、しわくちゃで垂れ下がったテーブル・クロスがある。今回は、青色のクロスで、メイドの腰に巻かれた物と似ている。驚くことは、そのクロスにも、窓から入る光の影響が、見事に描かれていることだ。

  

マウスポインタを写真の上に載せてみてください。

普通に観られます。
  

 「フェルメールはテーブルの上に驚異的な静物を描いた。」(⇒お勧め本No.1フェルメール・牛乳を注ぐ女・54ページ)。この文章は納得でき、苦労して描かれていたこともわかった。


 面白かったのは、見た目では、不味そうだったパンが実は美味しいらしい?(⇒お勧め本No.4フェルメールとオランダの旅・フェルメールのパンを見つける・97ページ)。このパンは、「スペッケルブラウン」といい、今でもオランダにあるらしい。結構美味しいらしいので、私も旅行した時に食べてみよう(^-^)。


 実際に観ると、この辺りの青色は、恐ろしいくらい奇麗です。確かに、反射は(パンやデカンダ?に)写って、光っているようでした。点描法でしょうか?似たパン食べました、甘くなく美味しいとは、思いませんが、何枚も食べれるようなパンでした。


ホーム  戻る