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刺繍台から出た糸
「レースを編む女性」のひとつのポイントは、房のついた紺色の刺繍台から出た、白と赤の糸である。持ち物は、全部少女のものであろう。そのとなりには、黄色の表紙の本もある。
この糸は、零れでたように描かれ、奇麗な白の糸より、流れ出て末端でぐちゃぐちゃになった赤い糸に、どうしても目が行く。ここの糸は、白と赤だから素晴らしい。前にも述べたが、フェルメールの絵では、ポイント・ポイントで赤色が使われている。ここは、娘の真剣な仕事場である。
マウスポインタを写真の上に載せてみてください。
普通に観られます。
「フェルメールの神経末端のランダムな舞い。」(⇒フェルメールの眼・密かな集中・37ページ)と、この糸のことを述べている。少しオーバーな感じもしますが、確かに、細やかに・一本一本描かれている気がします。
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