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ジヌー夫人

 一日で描けますか?

ジヌー夫人(メトロポリタン美術館)


 
この写真も、2002年冬に、メトロポリタン美術館で撮ったものです。本を開き、物思いにふけるジヌー夫人を描いてます。この作品は、アルル時代、ゴーギャンとの共同生活が始まった時の作品です。カフェの女主人を二人でくどいて、モデルになってもらったわけです。ゴッホにとっては、『幸福な時』だったでしょう。作品は、1888年の11月に描かれ、91.4×73.7cmのキャンバスに描かれた油絵です。


 この作品をゴッホは、一日で描き上げました。幸せを一日で使いはたすがごとく・・・。思うのですが、ゴッホを含めて、幸せをつかめない人というのは、ある面で、幸せが来ている時に、一気に使い果たしてしまうのではないでしょうか?自分はどうかというと、よくわかりませんが、踏み外しながらも、そういうことに、かなり敏感だと思います。


 個人的には、この作品は好きな作品です。原色の塊(濃紺・緑・黄色・赤)のような作品です。こういうのを観ると自分でも描けるかな〜、と思ってしまいます。勘違いも良い方です\(^o^)/。

 似た作品が、オルセー美術館にあります。本の代わりに日笠?が置かれてます。私は、先にオルセー美術館のものを観ていたので、そちらがオリジナルだと思ってました。とんだ間違いみたいです。小林英樹さんの書の中に、「ジヌー夫人は、オレセー美術館にレプリカがあるが、あるがこちらの方は、ゴッホらしいよさがない。」と書かれてました。今度、オルセー美術館の作品を掲載します。

 皆さんは、この作品を観られてどのように思われますか?




(2003年9月12日作成)

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