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最終更新日: 2003年11月26日
 

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■ 通院療養中 (2003.9.10 〜 2003.11.26)

2003/9/10(水)
 昨日、通販で頼んでおいた本が何冊か届いたので昨日からむさぼり読んでいる。笑いは免疫に良いとの話なので、まず「ナンシー関の記憶スケッチアカデミー」を読んだ。これは指定された画題をなにも見ずに記憶だけで描いたものを読者から集め、面白いスケッチについてコメント付きで掲載したもので、何でこんな絵になるの?という奇怪な絵の連続。電車で読まないようにとの注意書きがあるが、全くそのとおりで、思わず声を出して笑ってしまう。(実は涙を流して笑っていた) 家族にもバカ受けで全員爆笑。おすすめ。

2003/9/11(木)
 今日はランス・アームストロング著「ただマイヨ・ジョーヌのためだけでなく(It's not about the bike)」を読み終えた。元気が出た。

2003/9/12(金)
 今日は安保 徹著「ガンは自分で治せる」を読んだ。そして汐崎 清著「神様に助けられた極楽とんぼ」を読み始めた。闘病記にしてはめずらしく明るい本だ。

2003/9/13(土)
 放射線療法で放射線を浴びていた首などの部分が日焼けしたように皮膚が浅黒くなっていたが、皮がむけてきてまだら模様になっている。指でこすって見苦しいところの黒い皮膚をきれいにした。
 サンプル品のAHCC(きのこの菌糸を培養したもの)をいただいたので試しに飲んでみる。目立った効果は今のところ感じられない。

2003/9/14(日)
 汐崎 清著「神様に助けられた極楽とんぼ」を読み終えた。闘病記はかなり悲壮なものや読むと暗くなるものが多いが、非常に明るくて笑えるところもあるのが良い。が、著者には神様(守護霊?)の声や姿が見えていろいろな手助けやアドバイスをしてくれるが、自分にはこのような経験がないので残念。

2003/9/15(月)
 幕内秀夫著「粗食のすすめ」を読み始めた。
 ここ2,3日は一日起きていても横にならずに済むようになってきた。

2003/9/16(火)
 一日起きていても横にならずに済むようになったので、今日は散歩に行くことにする。自然公園で散歩を30分ぐらいした。少しふらつくが、以前のように脈が速くなったり微熱が出たりすることはなくなった。

2003/9/17(水)
 今日は通院の日。採血をし血液検査を行なった。白血球数は7900。先週の退院時より大幅に増えている。毎日ニンジンジュースや亜麻仁油を飲んでいるおかげかもしれない。

2003/9/18(木)
 今日も散歩に行くことにする。久しぶりに自然公園まで運転した。自然公園では散歩を約1時間ぐらいした。ふらつきも前回より少なかったように感じる。

2003/9/19(金)
 ガン克服のためのホームページを作成し始めた。悲壮なものでなく、自分の経験や感じたことを中心に前向きでできるだけ明るいものにしたい。以前はFrontPageを使用してホームページを作成していたが、Dreamweaverが使いよさそうなので今回はDreamweaverで作ることにする。

2003/9/20(土)
 ガン以降、油や塩分、砂糖、肉類をできるだけ使わない食事にしているため、家内はおかずに苦労しているようだ。考えてみればグルメ番組などで出てくる食事は油や塩分、肉類がふんだんに使われている。精進料理や豆腐料理の本、野菜のおかずの本などを購入して研究しているが、見た目においしそうなものが少なく地味なものが多い。いずれこのあたりの経験を踏まえた食事のレパートリ拡大についてもホームページに掲載の予定。

2003/9/21(日)
 少しお腹のまわりに脂肪がついてきた。毎食前に300CCぐらい飲んでいるニンジンジュースにりんごも入れているが、果糖は脂肪がつきやすいと書いてある本があったので、ニンジン3本とりんご1/2個だったのをりんご1/4に減らすことにした。

2003/9/22(月)
 運動公園で30分ばかり散歩。散歩した日は夜の10時ごろ非常に眠くなるのでまだまだスタミナが足りない。長時間通勤や長時間労働に耐えるにはまだまだ。

2003/9/23(火)
 油は生で食する場合には亜麻仁油を主体としているので、サラダなどには亜麻仁油をかけているが、家内が亜麻仁油でマヨネーズを作った。亜麻仁油は少し苦味があるので普通のマヨネーズよりおいしくない。
 30分ぐらい近所をサイクリングした。

2003/9/24(水)
 ようやくホームページの骨格が出来上がったのでアップロードした。まだどこの検索エンジンにも他のホームページからのリンクも無いので、自分だけが参照している状態。
 本日も30分ぐらいサイクリングした。散歩よりもしんどい。

2003/9/25(木)
 ホームページの検索エンジンへの登録を行なった。ガンの著名なホームページからのリンクもお願いする予定。

2003/9/26(金)
 昆布やもずくに含まれているU−フコイダンはガン細胞が自滅するように誘導する働き「アポトーシス(自然死)」が確認されている。これまでのガン死滅に効く成分はガン細胞を攻撃する免疫力を活性化するものが多かったが、これはガン細胞が自滅するという点で画期的と思える。昆布、ひじきを積極的に摂ることにしよう。
 ※昆布がガン抑制に効く記事: http://allabout.co.jp/M/healthfood/030514/mr00907/

2003/9/27(土)
 AHCCや霊芝、アガリクス、メシマコブなどのキノコ系健康食品は「免疫枯渇現象」という最初は効くが常用するうちにだんだん効かなくなる現象が認められているようだ。AHCCはもらった分は飲み終えたが、今後この現象が回避できない限り飲まないことにする。

2003/9/28(日)
 ホームページが「悪性リンパ腫と戦う会」からリンクしていただけた。そのおかげか、自分以外にも参照いただいているようだ。検索エンジンは登録作業から1ケ月ぐらいかかるので、検索してみてもこのホームページは出てこない。リンクを充実させ、がんの特集記事を組んでいるホームページを大幅に追加した。

2003/9/29(月)
 ホームページは少しずつ相互リンクさせていただいている。少しずつアクセスが増えつつある。
 玄米を中心に食物繊維の豊富な食事をしているせいか、便通が非常に良い。
  今日、家内があんずの種から杏仁豆腐を作ってくれた。あんずやびわの種に含まれる、ビタミンB17はアミグダリン、レートリルとも呼ばれ、酵素とともに働いてガン細胞を破壊することが明らかになり、アメリカでは抗ガン剤としてガン治療に使用されている州も多い。認められていない州もあるのはB17に含まれているシアン化合物が毒性があるためで、1回に食べる量は1グラムぐらい以下とされているようだ。
 ※ビタミン一覧: http://hpoco.com/discrip/vit.html (ビタミンB17は一番下)

2003/9/30(火)
 今朝のNHK「生活ほっとモーニング」は”がんとともに生きる”というテーマであった。サブテーマは”不安をどう乗り越えるか”。番組の中で「がん体験者の悩み」のアンケート(複数回答)結果があり
  ・がん再発の不安=74%
  ・治療方法=19%
  ・主治医との関係=15%
  ・食習慣=15%
  ・家族との関係=14%
  ・その他=28%
とのことであった。再発の不安が一番多いことは予想がついたが、意外に思ったのは100%でなかったことだ。残りの26%は再発の不安とは無縁なのだろうか?

2003/10/1(水)
 今日は通院の日。採血をし血液検査を行なった。白血球数は6200。前回に引き続き今回も貧血気味と言われた。赤血球,ヘモグロビン,ヘマトクリットの数値が低いらしい。赤血球は基準値430-550に対し414,ヘモグロビンは基準値14-17に対し12.6,ヘマトクリットは39-51に対し39.3であった。まだ化学療法の影響から抜けきれていないようだ。そういえば髪の毛やヒゲも依然として生えてこない。

2003/10/2(木)
 先日からスケッチに挑戦している。本当は風景スケッチがサラサラできて、水彩で色付けしたらサマになる絵ができるようになりたいのだが、基礎も何も出来ていないのが現実。そこで、「デッサン上達法」という本を買ってきて鉛筆で球やリンゴやコーヒーカップをスケッチし始めた。最初の基準線をうまく引かないとその後いくら頑張ってもバランスの悪い絵にしかならない。何度かやっているうちに少しずつうまくなってきたような気になってきたので、今度は「水彩画プロの裏ワザ」という本を買ってきて風景画に挑戦中。まずは本の中の風景を本の中の手順そのままで描いてみることにした。プロも雲や都合の悪い柱や人物などは省いたりアレンジしたりして描いていることがわかりホッとした。本の中に出てくる風景スケッチが描けるようになる日はいつだろうか?旅行先でよい景色にめぐり合ったらサッとスケッチブックを取り出してサラサラ描けるようになったらどんなにか楽しいことだろう。

2003/10/3(金)
 依頼していた診断書を一昨日病院で受け取ったが、¥6,000かかった。診断書は3行ぐらいしか記入されていなくても¥4,000はかかる。会社で傷病休暇を取得するには、毎月診断書の提出が必要であるし、保険会社や他の補助金を受けるには都度個別の診断書が必要なので積算すると結構な費用になる。

2003/10/4(土)
 鼻の下に産毛のようなヒゲが生えてきた。鼻毛も全く無かったのが、やはり産毛のような細くて短い毛が生えてきた。なぜか化学療法・放射線療法以降まったく伸びなくなったヒゲは相変わらず1ミリも伸びていない。また髪の毛は全然伸びてこない。

2003/10/5(日)
 毎食前にニンジンジュースを300CC〜400CC飲んでいるせいか、手がうっすら黄色くなってきた。ゲルソン療法の本「ガンと闘う医師のゲルソン療法」の著者である星野医師も本の中で手が黄色くなったと書いているので、気にする必要はないだろう。ニンジンジュースを十分飲んでいる証拠。

2003/10/6(月)
 最近ガン細胞を自滅に追い込むフコイダンを摂取するためにコンブを積極的に摂っているが、「納豆こんぶ」という温かいゴハンにかけて食べるきざみコンブがうちでは評判が良い。玄米ゴハンにも良く合う。どこのスーパにでも売っているF社の商品。

2003/10/7(火)
 今朝のNHK「生活ほっとモーニング」は”がんとともに生きる”というテーマでの第二回目の放送。サブテーマは”家族は第二の患者”。番組の中で「(がん患者の)家族の悩み」のアンケート(複数回答)結果があり
 ・何をしてあげられるのかわからない=35%
 ・正しい情報を知りたい=32%
 ・経済的な問題=15%
 ・不安を話す相手がいない=9%
 ・その他=26%
であった。
また 国立がんセンターの医師(心のケア専門)から家族へのアドバイスとして
 ・(患者の)そばにいること
 ・ 「がんばれ」は控えめに
 ・ 普通に接する
 ・ 率直に語り合う
が挙げられていた。

2003/10/9(木)
 先日、生命保険の入院特約の支払い申請をしていたが近々入金がある予定。とはいっても入院日の1週間後から2人部屋に入っていたので差額ベッド代が¥5,000/日かかっており、入院特約が¥5,000/日で5日目からなので、ちょうど差額ベッド代分が補填された形。今回の2ケ月と9日の入院で病院に支払った額だけでもトータル100万円ぐらいかかったので、一部でも戻ってくるとありがたい。

2003/10/11(土)
 ガンを抑制するオメガ3系列多価不飽和脂肪酸として亜麻仁油を毎食さじ一杯ずつ飲んでいるが、これは輸入品しかないので1本230gぐらいで¥1,500から¥2,000ぐらいの費用がかかる。先日スーパーで国産のしそ油を見つけたがこれは170gで¥1,000ぐらいで手に入る。また亜麻仁油はサラダなどに使用すると、独特の苦味があってあまりおいしくない。飲んでみてよければしそ油に切り替える予定。

2003/10/13(月)
 10月9日で退院後1ケ月になるので、お見舞いいただいた方に快気内祝いの品と礼状を贈った。M百貨店の選べるギフトのグルメインデクスにした。これは受け取った方がカタログから好きなギフトを選べるようになっている。好きか嫌いか分からないものを一方的に送るよりも、受け取った人が好きなものを選べる方が良いと思ってこれにした。金額別にコースが分かれている。

2003/10/14(火)
 今朝のNHK「生活ほっとモーニング」は”がんとともに生きる”というテーマでの第三回目の放送。サブテーマは”あなたの悩みに答えます”。番組の中で「悩みを誰に相談しますか」のアンケート(複数回答)結果があり
 ・ 患者仲間=45%
 ・ 家族=41%
 ・ 主治医=16%
 ・ その他=20%
であった。
 番組の中で横浜市のNPO「ガンの患者学研究所」が、ガン治療を受けて間もない患者がガン体験者に直接あって話ができる取り組みを今年の春から始めていることの紹介があった。全国からガン治療後5年以上経過している120人余りから賛同があったとのこと。
 また県立静岡がんセンターでは「よろず相談窓口」という窓口を設け、対面と電話で患者や家族の相談を受け付けている。 同様に(財)癌研究会では「がん電話相談室」を設け電話でのガンに関する相談を受け付けている。番組の中で県立静岡がんセンター「よろず相談窓口」の写真が出てきたが、とてもオープンな感じで気軽に相談できそうな雰囲気であった。私が治療を受けた病院にも「医療相談室」というものがあったが、場所も目に付かないところにあり、しかも常にドアが閉まっていて相談員がいるのかどうかすらもわからず、とても気軽に相談できそうな雰囲気ではなかった。県立静岡がんセンターではさらに、2ケ月の研修を受けたボランティア(124人)がガン患者とその家族を支援する活動をしており、病院内にボランティア活動のための部屋があるほか、以下のような活動をしている。
 ・ 入院患者の話し相手や散歩の同行
 ・ 外来患者や家族の案内
 ・ 巡回図書活動(病院内の図書室の本を患者に届ける)
 ・ 絵画や工芸をともに楽しむ など
番組の中では活動の例として月1回病院内のホールで開かれている音楽会の模様が紹介されていた。参加していた患者も「病院の中で無いような気がする」と話していたが、非常にあたたかい楽しそうな雰囲気でうらやましく感じた。このような取り組みが全国の病院に早く広まって欲しいものだ。

2003/10/19(日)
 昨日、本棚を整理していたら、エドガーケイシー関連の本、福田高槻著「超人ケイシーの人生を変える健康法」(たま出版)、福田高槻著「エドガーケイシーの人類を救う治療法」(たま出版)、W.A.マクギャレー「奇跡のエドガー・ケイシー療法」(大陸書房)が出てきたので、ついつい読んでいたら、病気の診断と治療法に関するリーディングには、がんに関するものが何件かあるようだ。がんには生アーモンドとおおばこ茶が良いようだ。(エドガーケイシーやリーディングについては検索エンジンで検索すれば数多くヒットするのでここでは詳細は割愛する)
 ・「日に2、3個のアーモンドを食べる人は決してガンを恐れる必要は無い」(1158-31)
 ・「もし毎日1個のアーモンドを食べつづけるならば、決して身体のどこにも腫瘍やそのたぐいのものを築きあげない。・・・」(3180-3)
 ・「・・・おおばこの茶を飲み、1日1個のアーモンドを食べていれば、身体に二度とガンが発生しない・・・」 (3515)
とある。
 アーモンドの個数はリーディングによりまちまちだが、1〜3個程度ということであろう。またフライドアーモンドは良くない。生がベストで、煎ったものでも良いのかははっきりしない。アーモンドに含まれているアミグダリンが抗がん作用があるほか、アーモンドの脂肪酸組成の約70%は、一価不飽和脂肪酸で構成されており、特に悪玉コレステロールを抑制するオレイン酸がその99%を占めている。さらにアーモンドは、タンパク質と豊富な繊維(11.8%)、それらは癌と戦うプロテアーゼ抑制剤を持っている。その他に、カルシウム、鉄、マグネシウム、亜鉛といったミネラルバランスに優れ、脳の掃除をするマトウ細胞を活性化し、脳梗塞やボケの防止にも役立つ。
 ガン患者に対する指示で目立つものは生野菜の摂取であり、かなり進行したガン患者には「ウサギや牛が食べるもの」を食事とするよう指示されている。これはニンジンや青菜を主に摂取せよということか?ゲルソン療法を思わせる。
 他のリーディングではアルカリ性食品と酸性食品を8:2の割合で摂るように勧めている。アルカリ性食品としては野菜、果物、海藻、大豆製品、バターを除く乳製品、加熱しないオリ−ブオイル・ピーナッツオイルなど、酸性食品としては肉類、穀物、たまご、生アーモンド、ピーナッツなどが挙げられている。食べてはいけないものとして真っ先に挙げられているのは高温にした油脂類である。他に、揚げ物、炒め物、豚肉、生肉、動物の脂肪、大量のでん粉、精白した穀物(全粒穀物、玄米は良い)、精白した砂糖、炭酸飲料、チョコレート、酒類(特にアルコール度の強いもの)、辛い香辛料などがある。
 また腫瘍を含む広範な身体の異常を直す方法として、ヒマシ油温湿布が勧められている。これは身体を刺激・浄化・調整する作用があるようである。ヒマシ油をとる植物(ヒマ)は中世のころは通称「パーマ・クリスティ(キリストの掌)」と呼ばれていたらしい。
 エドガーケイシーのリーディングをどこまで信頼するかであるが、私個人としてはかなり信頼を置いている。実際にリーディングで述べられた治療法を実践して治った人が多いのと、数十年にわたる1万4千以上のリーディングが一貫していることである。同じ事柄に関しては何年経過していようが、リーディング間には一貫性がある。これは事実に近いものをベースとしていることの何よりの証拠であろう。また(アメリカの)医療誌「癌通信」の2001年4月号にケイシーの見解が的を得ていたことを暗示する記事が載っていると以下のホームページで紹介されている。
 ※生アーモンドは本当に癌予防になる?:http://www.welovecayce.com/newspaper/text_27_almond.htm
 さっそく家内が生アーモンドのスライスを煎って、干した小魚と混ぜた「小魚アーモンド」を作ってくれた。毎日少しずつ食べることにする。

 ※The Official Site of A.R.E. -Edgar Cayce readings ON-LINE-:http://edgarcayce.org/cayce_on.html
 ※日本エドガー・ケイシーセンター:http://www.eccj.ne.jp/index.html

2003/10/20(月)
 「悪性リンパ腫と戦う会」の最近のメーリングリストでNHKの「ニュース10」で夜間の抗がん剤治療(クロノテラピー)についてとりあげられていたことが、紹介されていた。横浜市立大附属病院で実際にやってみたところ以下のような効果が得られたようだ。
 (1)副作用が少ないため、抗がん剤量を倍に増やし、肝臓ガンが縮小した。
 (2)夜6人、日中24人の投与を比較したら、夜投与の場合副作用が少なく、がんが半分以下に縮小した人の割合(67%)が多かった。
とのことである。夜間はガン細胞の活動が活発なために効果が高いようだ。
 実際の適用にはまだ課題が多い。病院の夜間のスタッフの確保など負担が多いなど。

2003/10/22(水)
 今日は通院の日。採血をし血液検査を行なった。前々回、前回に引き続き今回も貧血気味と言われた。赤血球,ヘモグロビン,ヘマトクリットの数値が低い。ヘモグロビンは基準値14-17に対し12.4。前回12.6だったのでほとんど向上していない。まだ造血機能が完全には回復していないようだ。
 強化療法としての化学療法の4クール目を11月10日から行なうことが決まった。約2週間入院の予定。また白血球値が下がるので、インフルエンザに感染しないよう、予防注射をした。

2003/10/26(日)
 インフルエンザ予防接種のせいか、朝方は耳の下のリンパが少し腫れ、指で押さえると痛かったが、午後から痛みがなくなってきた。先日10/23に放射線科の診察を受けた時に、「唾液は出てますか」と聞かれたが、あまり唾液のことは気にしていなかったので「それなりに出ているようです」と答えたが、それ以来唾液の出具合を意識するようになった。一日に何度か口の中が乾き、時にカラカラになることがある。入院前にはこんな感じがしたことは無かったので、唾液の出具合はどうやら回復していないようだ。

2003/10/29(水)
 「中村天風」の本が読みたくなったのでamazonで購入手続きをした。「中村天風」について簡単に紹介すると、明治9年に九州の名家に生まれ、剣の腕前は凄かったらしい。日露戦争の時、軍事探偵として活躍したが、30歳のとき結核に冒される。当時結核は不治の病で、救いを求めて欧米を彷徨したものの失望に終わった。日本への帰路の途中、カイロで偶然出会ったヨガの聖者カリアッパに連れられ秘境での難行苦行のすえ、死病を吹き飛ばした。帰国してからは、銀行頭取、会社重役など経営に携わったが、あるとき一切の地位や財産を捨て去り、「統一哲医学会」(のちの天風会)を創設、43歳で辻説法を始めた。すさまじい体験に裏打ちされた理論は「天風哲学」として大成され、著名人にも信奉者が多い。
 聖者カリアッパとの出会い、修行は病気を吹き飛ばす上での心構えについて参考になる点が多い。また気持ちがポジティブになる。「中村天風」に関する本をお持ちでない方は、以下のホームページに中村天風と聖者カリアッパについて書かれているので一度読んでみるとよいと思う。
 ※自然治癒力「中村天風」:
   自然治癒力「中村天風」(1) http://www.denkaisui.com/tubuyaki/index85.html
   自然治癒力「中村天風」(2) http://www.denkaisui.com/tubuyaki/index86.html
   自然治癒力「中村天風」(3) http://www.denkaisui.com/tubuyaki/index87.html
   自然治癒力「中村天風」(4) http://www.denkaisui.com/tubuyaki/index88.html
   自然治癒力「中村天風」(5) http://www.denkaisui.com/tubuyaki/index89.html
   自然治癒力「中村天風」(6) http://www.denkaisui.com/tubuyaki/index91.html
   自然治癒力「中村天風」(7) http://www.denkaisui.com/tubuyaki/index92.html
   自然治癒力「中村天風」(8) http://www.denkaisui.com/tubuyaki/index94.html
   自然治癒力「中村天風」(9) http://www.denkaisui.com/tubuyaki/index95.html
   自然治癒力「中村天風」(10) http://www.denkaisui.com/tubuyaki/index96.html
   自然治癒力「中村天風」(11) http://www.denkaisui.com/tubuyaki/index97.html

2003/11/2(日)
 中村天風の言葉に「人生は心ひとつのおきどころ。思い方考え方で人生の一切を良くもし悪くもする」というのがある。心の持ち方が免疫活性に大きく作用することが実際にいろいろな形で検証されている。ストレスで免疫活性が下がることは良く知られているが、心の持ち方で免疫活性が良くもなり、悪くもなるようだ。
 下記の「HABAのホームページ -心の健康法-」から一部引用する。
”「心」こそがその活性に強い影響を与えあっていることが最近わかってきました。 「神経系から出される神経伝達物質のエンドルフィンには、免疫系のNK細胞(ウィルスに感染した細胞を攻撃する細胞)の活性を高める働きがある」、 この事実に基づき免疫活性を調べた結果、サウナの好きな人が摂氏100度の サウナ風呂に15分入ると、免疫系の活性が50〜100倍に上がり、NK細胞の活性も 5倍以上上がることが確かめられています。
しかし熱いのがいやで、サウナを苦痛と感じる人の場合、逆にNK細胞の活性が 5分の・になってしまうことが分かりました。
同じサウナでも、快感と感じれば免疫が強化され、苦痛と感じれば免疫は劣化するのです。 神経系のみならず、内分泌のホルモンにも同様の作用があり、ストレスを受けた場合、「神経の反応のしかたによって、免疫系の反応が変ります。」
 また、ストレスに対して積極的に対応する時は、NK細胞の活性が上がり、 消極的で逃避的であれば下がるのです。
 このように、最近の医学で急速に研究が進行しているのが「心の持ちよう」 の重要性です。心の持ちよう一つで病気になり、病気が治り、改善されたり、悪化したりするのです。”

とある。 中村天風は積極的に生きることを盛んに説いているが、病気に関しても重要なことのようである。
※HABAのホームページ -心の健康法- :
http://www.haba.co.jp/about/kokoro_07_2.html

2003/11/6(木)
 先日、体力作りのため、水泳に行ったのが良くなかったのかどうかよくわからないが、寝ると背中が痛い。寝ると背中が痛くなるのは筋肉痛だけでなく内臓に疾患がある場合もありえるとのことなので、少し再発・転移のことも心配になった。予定では現在の病院で11/10より化学療法の4クール目を強化療法として行なう予定だったが、現在の病院には血液科が無いので、日進月歩の悪性リンパ腫の再発治療には少し心もとない。別の血液科のある病院へ転院をすることに決め、紹介状を書いてもらい、これまでの検査資料を貸与してもらって、転院予定の病院へ昨日行ってきた。すぐに再発・転移が無いかCTスキャンとガリウムシンチ検査をすることになった。ガリウムシンチ検査は来週予約がとれたが、CTスキャンは込んでいて1ケ月以上先になるとのこと。そこで元の病院で早めにCTスキャンができないかお願いに行くことにした。
病院や医師によって治療方針は大きく異なる。転院先の医師は、強化療法の化学療法4クール目は必要ないとの見解。こちらのほうもセカンドオピニオンとして国立がんセンターにでも、強化療法は必要なのか不要なのか意見を聞きに行きたいと思っている。

2003/11/8(土)
 CTスキャンは元の病院で来週予約が取れた。結局来週中にガリウムシンチもCTスキャンも検査してもらえることになり、ほっと一息。ただしそれらの検査結果を聞けるのが11/19なので少し時間がある。寝ると背中が痛くなる症状については、先日のエドガーケイシーの本にオイルマッサージが効きそうに書いてあったので、やってみたら痛みが引いて良く眠れた。本当はピーナッツオイルとオリーブオイルを混ぜたものが良いらしいが、ピーナッツオイルが入手しにくいので、オリーブオイルだけ塗ってみたが効果はあった。これに気を良くして、エドガーケイシーの本に色々な症状に効くと書かれているヒマシ油温湿布もやってみようということで、通販でヒマシ油温湿布セットを買った。これも効果抜群でよく寝られた。ただしこれは3日やったら4日休むサイクルを組むことになっており、休んだときに効果が持続するかはまだわからない。
※オイルマッサージ: http://www.world-egg.com/cayce/oilmassaji.html

2003/11/19(水)
 残念ながらCTスキャン、ガリウムシンチ、血液検査のいずれもが再発・転移を示す結果となった。小腸付近のリンパ節が8cmx4.5cm程度に肥大化しているようだ。腫瘍マーカの可溶性インターロイキン2受容体(sIL2R)の値も3100ぐらいとのことで基準値の6倍ぐらいに跳ね上がっている。転院前の病院では、腫瘍マーカはLDHしか取っておらずsIL2Rはチェックしていなかった。LDHは最初から現在まで基準値内にあり私の場合、もともと腫瘍マーカとしては参考にならない。転院前の病院には血液科は無く、扁桃に腫瘍ができたため耳鼻科で受診していた。主治医は良い先生ではあったがやはり専門知識が乏しかったのかも知れない。退院後の定期通院でも扁桃を診察し、脇の下までの主要なリンパ節の触診のみで転移に関する検査はしてもらえなかった。また転院前の病院でのCHOP療法は抗がん剤の量が各100CCだったが、転院後の血液科の医師の話では、これは少ないとの意見。そう言われてみれば白血球数も3100未満に下がったことはなかったし、副作用もほとんど無かった。身体が耐えられるギリギリの量に調整して投与するのがガン細胞にも最も効き目があるとのことだ。
 今となれば初回入院のときに、血液科のある病院を選んでおけば、と考えないでもないが、初回診察即入院を指示されたことや、そもそも血液科がある病院と無い病院があることも知らず、悪性リンパ腫という病気すら知らなかったので、そんなことは入院時に考えもつかなかったというのが正直なところ。また扁桃の腫瘍も1クール目のCHOP療法で見事に消えてしまったので、治療が非常に順調に進んでいると安心しきっていた。耳鼻科の主治医が、「この病気は本来血液科の担当する病気であり、あなたがこの病院で入院するなら私はこういう治療を推奨しますが、こちらの病院を選択されますか?」とでも聞いてくれれば、他の病院も調べたであろうが、残念ながらそんなことはなかった。
 このホームページを見ておられる悪性リンパ腫の患者さんもしくはその家族で、血液科でも血液内科でもない診療科を受診されているなら、入院や治療を受ける際には、もし血液科もしくは血液内科のある病院も選択肢として考慮可能であれば、是非検討されることをおすすめする。
 病棟のベッドが空き次第、再入院となる。今度の治療は再発とあって、CHOPとは異なる抗がん剤の大量投与と自家末梢血幹細胞移植の予定。自家移植が可能か、骨髄生検を行なった。

2003/11/26(水)
 11/27より入院となった。これまで食事療法についてはかなり徹底したにもかかわらず再発した。食事については予防効果はあるにせよ、化学療法をくぐりぬけてきて増殖するガン細胞を消滅させるほど劇的な効果は期待できないのかもしれない。人間は霊(魂)と心と肉体からできている。食事で肉体の調整は可能でも、心が病んでいればいずれ肉体にも反映される。そのことに気づいて、生活と想念を浄化し、欲、やましいこと、マイナスの気持ち、マイナスの言葉を排除し、常に心を神に向け、神の光を取り込むよう努めた。そのせいか、この1週間はすこぶる調子が良い。まるで治ったかのような体調。自然治癒しているのではないか密かに期待している。

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