ホーム>フェルメール作品(秀作と作者)>(1)>(2)>(3)>(4)>(5)>(6)(6’)>(7)>(8)>窓にかけた右手
「水差しを持つ女性」のひとつのポイントは、やはり窓を持つ右手でしょう。窓が描かれることが多いフェルメールの絵のなかで、窓に手をかけて持っている絵は、これだけです。私には、そのことが、フェルメールが何か(それが何かはわかりませんが・・・)特別のことをあらわそうとしてした気がしてならないのです。こうやって、Catch eyeしてみると、右の手と腕に光が入って来ているのが、よくわかります。窓から入る光で、このようになっているのでしょうが、実に丁寧な描写で、そで口から、娘が青い服(下着?)を着ているのがわかります。
この窓を持つ右手も繊細です。とても、「牛乳を注ぐ女の手」のように、(働く手)でなく、可憐です。やはり、「真珠の首飾りの女の手」のような、あまり(苦労をしらない手)のような気がします。
マウスポインタを写真の上に載せてみてください。
普通に観られます。
「若い女性が窓を空け、・・・」(⇒フェルメール・水差しを持つ女性・80ページ)、そう、女性は自ら窓を空けたのだ。そう考えるのが、妥当だろう。大きな意志表示があるように思われる。そして、彼女は何かをしようとしている。
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