●個別ヒアリングと懇談会
共同建替え事業は、その成立を前提としながら、個々の意向や条件にあわせて、多様な住宅改善の方策を検討します。
そして、個別の検討は、個別ヒアリングで、これまでの生活のこと、将来の生活のこと、住まいのこと、将来の建替え意向などを
伺いながらすすめます。
それぞれに、まちづくりへの期待があるのと同時に不安もあります。自分の家がほんとうに再建できるのだろうか、
あるいは既存の一部マンションにみられる欠陥・管理問題などから、集合住宅の生活に対する不安などもあります。
また、事業に期待しつつもそれ以前の家庭や近隣の問題などもあります。ヒアリングは個別にある一つひとつ不安を取り除く
ことから始まります。
共同建替え事業に関わる全体の問題は、検討区域ごとの懇談会(協議会)で決めきますが、個別の問題はそれぞれの家庭で個別に判断します。つまり、まちづくりの合意形成は、懇談会と個別ヒアリングを繰り返しな
がらすすめるのです。 |