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2005年05月29日
専門教育の難しさ
教養や趣味のための教育なら「到達度」は受講する人に判断してもらえばいい。
「この程度の理解でいいや」という風に思っているなら、それはそれでいい。
専門教育はそうはいかない。
「これができないと駄目」というレベルがある。工学の場合、就職する企業側に「この程度のことはできないと困る」というレベルがある。
問題は「学生さんの現状のレベル」と「企業の要求するレベル」のギャップ。
前者は下がりつつあり、後者がますます上がっている。
この差を埋めるために大学院(修士)への進学率が上がっているのも事実。
心がけひとつで「この差を学部課程で埋めることも可能」なのだけれど、「急いでやることはない」とほとんどの学生さんは思っているようだ。
学部3年から大学院への「飛び級」という制度も思ったほど利用されていないのでは?
投稿者 tadashi : 06:52 | コメント (0)
2005年05月27日
学生実験づくり
来年(平成18年)開設予定の情報学部情報工学科の学生実験づくりの準備をしている。
学生実験のテーマづくりは30年ぶり。
「組込みコンピュータ」を受け持つことになったが、2テーマつくらないといけない。
1テーマは、1回(2コマ:3~4時間)で2週、つまり、計6~8時間。
あるようで時間はない。そんなに欲張った内容は無理。
開発ツールに慣れる、のを目的とせざるを得ない。
自分で少しやってみながら、時計を見る。今日も2時間+3時間ほどやってみた。
疲れるけれど、「組込みコンピュータ」なので楽しい。
時々20年くらいの間の進歩に「なるほど」と思い感心している。
投稿者 tadashi : 15:17 | コメント (0)
2005年05月24日
学生さんの意欲のあるなし
意欲のない学生さんが増えたという評判がある。
前任の大学でもそうであったが、現在の大学でもそういう話は聞くから、一般的な傾向であろう。
ひとつは「学生の工学離れ」が依然続いている。
無理もないのは「何でも生産されている」と感じているから、「自分はやらなくてもいい」と思うのだろう。
先端企業の立場でいえば、しのぎを削っているから、さらに高度な技術が要求されるのだが。
「そんな大変なことにはかかわりたくない」という学生も多い。
高度技術社会に到達してしまったのが因。
こういう環境で「高度な技術を追求する学生」を育てるためには、やはりマニアックになってもらう以外に道はない。
投稿者 tadashi : 11:54 | コメント (0)
2005年05月22日
ETC
昨日(5/21)よりETCを使い始めた。
「ETCが便利」と有難がる国は日本ぐらい、だろう。
アメリカでは(橋とかで小銭をとることはあっても)名のごとくフリーウェイ。
ドイツでもそう。もっともドイツでも「トラックを有料にする」といっていた。
実施は延期になった、という情報もあったが、どうなったのかな。
要するに「無料」というのが一番便利。
フランスも高速道路は有料で不評だけれど、ETC(名称は違うが)の評判はどうだろうか。
料金は日本の1/3程度なので、日本での高額料金に慣れていると「この程度ならまぁいいか」と思うのだけれど。
投稿者 tadashi : 17:08 | コメント (0)
2005年05月17日
広島の朝
25年ぶりの電車通勤を始めて1ヶ月半。
25年まえと変わったことは、広島郊外でも「整列乗車」するようになったこと。
電車の本数も昔より多くなり、便利になったこと。
しかし、朝の高校生の動作はなさけない。
ダラダラと2,3人が横になって歩く。睡眠不足?かまったく生気がない。
元気を出してほしい。
投稿者 tadashi : 08:26 | コメント (0)
2005年05月13日
13日の金曜日
キリスト教徒には縁起のよくない日。しかし、仏教徒の私には無縁。
もし、電車の事故などがあると、どうなるだろうか?
今日はキリスト教徒の多い車両は危ない日?
当大学でも私の居る15階建ての建物では13階は存在する。
最初の予定では私は13階だったが、変更になって、今は9階。
日本でも「13」のないのは、飛行機の座席。
新幹線にはあったような気がするが、よく覚えていない。
投稿者 tadashi : 10:33 | コメント (0)
2005年05月11日
もく拾い
さきほど昼休みに「もく拾い」をした。
月から水(今日)まで「禁煙指導日」なので建物の外を歩いた。
館内の禁煙は守られているが、建物外では(人に見られない)と
吸うし、ポイ捨てになる。
結果としては、駐車場付近に計10本近くあった。
これは学生でなくて教職員と外来者だろう。
学生は(原則)車を乗り入れ禁止にしているから。
1回は協力してくれ、という要請が主任からあったので協力したが、
どうも無視している人も多いみたい。
なにぶん新米なので、、、、
投稿者 tadashi : 12:56 | コメント (0)
2005年05月09日
職場から1
月曜から水曜は時間がなくて書き込めない、と書いたけれど、これは家ではの話。
職場なら「空き時間」に書き込み可能。
というか、もっと積極的には「学生への講義の補完」として使用したい。
まだ、職場のHPからのリンクができていないので、その整備の方が先であるが。
もっとも整備されてしまうと、そちらにブログをつくるべきかな。
投稿者 tadashi : 09:38 | コメント (0)
2005年05月08日
ブログだから
日記的に記載している。
毎週月曜から水曜までは書き込む余裕が(ほとんど)ない。
木曜以降なら可能。
投稿者 tadashi : 16:03 | コメント (0)
2005年05月07日
世の中では
ゴールデンウイークも終わり(まだ明日までという人も?)かな、という気もした。
毎土曜日は、車で「高屋」と「五日市」を往復しているが、今日(5月7日)は空いていた。
(土曜以外は)電車で往復。電車も5月2日は空いていたが、5月6日はほぼ普通に戻っていた。
もっともゴールデンウイークとは無縁の生活をしている身には、世の中の観察しているだけ。
投稿者 tadashi : 17:23 | コメント (0)
2005年05月04日
ヨーロッパ運転シリーズ
シリーズ8でいったん終了。
じつはこれは前の職場にあったものを(前のが消えるまえに)移転させただけです。
書いたのは3年くらいまえで、ヨーロッパで運転予定の若い人に向けて書いたものです。
最近自分で乗るのは夏の2週間から3週間ぐらいの間に限定されています。
日本から到着した空港からレンタカーで出て、また戻ってくるまで車で移動しています。
ふつうは3千から4千Kmぐらいの走行ですが、6千Kmぐらいになることもあります。
日本では(必要最小限なので)1万Km少しの走行ですから、1/3から1/2くらいのKmを走っていることになります。
「安全第一」はいつも心がけています。
投稿者 tadashi : 07:31 | コメント (0)
ヨーロッパでの運転8(いくつかのご注意)
夜間運転は避けよう
これはヨーロッパだけでの問題ではありません。知らない初めての街では夜は運転しないほうが安全です。昼間ならよく見える標識もつい見落とすかも知れません。地名などはとくに確認が難しくなります。やむを得ず運転する場合でも、必要以上に時間を要すことになります。
それから夏の旅行シーズンでは日が長く、夜8時をすぎてもまだ明るいので夜間運転なしで十分目的を果たすことができると思います。 逆にもし冬に車で旅行すると、午後3時か4時ごろからライトをつけるようになります。この場合は、すでによく知っている街での運転に限定したほうがいいでしょう。
なお、市の中心地では、夜間も側灯だけで走るのがふつうです。つまり、それで十分明るいからです。もちろん、少しはずれるとふつうに点灯しますが、このあたりの感覚はまわりを走行している車を見てそれに従えばいいでしょう。(また北欧のように昼間も点灯して走る国もあります。)
その他の注意
昔ほどではありませんが、往復3車線道路がフランスの田舎にあります。片側1車線にプラスして、真ん中にもう1車線あり、これをそれぞれの車線が共有します。
どういうことになるかというと、真ん中の車線を走る車は、自分と「同方向の車」と「逆方向の車」の2とおりがあることになります。この車線は一時的な追い越しに使う車線なので、追い越したらすぐ自分の車線に戻らないといけません。この車線も、旧市街同様、初心車は使わないほうがいいのですが、前の車が遅くてどうしても抜きたい場合に、細心の注意を払って使うようにしましょう。この真ん中の車線を使うときの原則は、右側通行なので左ウインカーを出し、そのまま「左ウインカーをチカチカさせたまま走る」というものです。
いずれにしても、事故を起こすと(日本でもそれなりに面倒ですが)人命にかかわるものでなくても、外国では後処理が大変です。ましてや、人身事故はおおごとです。「安全には十二分に注意しましょう。」
投稿者 tadashi : 07:26 | コメント (0)
2005年05月02日
ヨーロッパでの運転7(駐車場)
日本の大都市と比べると(アムステルダムなど特別な街以外では)駐車場探しはずっと楽です。無料が無理と判断したら、迷わず有料にしたほうがいいでしょう。有人の有料駐車場は、ビルの形式ですが、パリ、ブリュッセルのように地下駐車場の多い街もあります。何階のどこに駐車したか、出るときにどこでお金を払うか、を駐車場を出るまえに確認するようにしましょう。また、駐車場入口の道路と出口の道路が違う場合もありますので確認しておきましょう。パリのシャンゼリゼ大道りから入る駐車場も出口は小さい通りになります。
縦列駐車も多いのですが、有料の場合は車間を切っているので問題はありません。無料の縦列駐車の場合はけっこう気を使います。前後をぶつけられるのを嫌って車間を大きくとると、今度はその車間にもう1台入っていることがよくあります。その入れ方はほとんど車間がゼロで芸術的です。じつは、人の車を「押す」ことは平気なので、こういう駐車が可能になります。フランス人はバンパーは押すためにあると考えていますので、「ぶつけているのではない」と言います。
レンタカーではトラブルを避ける意味で、混雑した街での無料の縦列駐車は避けたほうがいいでしょう。
有料の路上駐車の場合、パーキングメータがある場合はコインを入れれば有効時間を示す針が振れるので簡単です。しかし、ステッカーを車内に貼る有料駐車の場合、発行するマシンを探すことになります。このとき英語表示がない場合が多いので、なんとか理解するようにしましょう。これはヨーロッパ内を旅行する現地の人も同じで、ウイークエンドは無料、とか日曜だけ無料とかいろいろ違うため、まごついていることがあります。近くに人がいれば、尋ねるのもいいでしょう。やや面倒なのは、数台を1台のパーキングメータで管理しているタイプのものですが、日本で最近流行ってきたコインパーキングと同様と考えて下さい。
投稿者 tadashi : 20:27 | コメント (0)
2005年05月01日
ヨーロッパでの運転6(市内では)
市内の時速は(最近は50kmも増えていますが)60kmと思って下さい。
ヨーロッパでは、旧市街と新市街が歴然と分かれているのがふつうです。この場合、新市街では(なにも表示がなければ)時速60kmなので、けっこう皆速く走っています。流れに乗って走るためには地理をよく確かめないといけません。が、しかし、もし間違った方向とか自分自身よくわからない方向へ走っている場合(じつは知らない街ではよくあることなのですが)、決してあわててはいけません。ある程度走ればどこかに車を停めるスペースが見つかりますから、そこで停車してゆっくり方向確認をしましょう。
また、時速60kmの場合、実際は70kmぐらいで走行しているので、ブレーキには気をつけないといけません。日本なみの車間距離では危険です。十分車間距離をとり、また「前の車がブレーキを踏んだら自分も踏む」という原則を守りましょう。
(昔の話ですが)有名なニースのネグレスコ・ホテルまえの通り(イギリス人の散歩道と並行している車道)を走っていたとき、前車が急停車したため慌ててブレーキを踏んだことが昨日のことにように思い出します。「ああ追突か」と思いましたが、ほんの数センチの差で衝突が回避できました。これを教訓に、以後いつも市街地でも速度、車間距離に注意するようにしています。
旧市街については、原則徐行運転です。そして歩行者には万全の注意をしないといけません。これは人混み中に乗り入れるようなもので、初心者は避けたほうがいいでしょう。スピード制限に加えて一方通行が多く、石畳で車線もはっきりしない場合もあります。また、歩行者専用で乗り入れ禁止になっているところもあり、慣れるまでは旧市街の運転はしないほうがいいと思います。