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「ギターを弾く女性」の1番のポイントは、やはり「弾いてる娘」でしょう。
この少女の顔をCatch eyeすると不気味なことは、画中画で述べました。首が、青白いこと、目が大きいことも影響しているかもしれません。
ギターを奏でる右手は、繊細で影も美しくつけられ、ギターに触れるか、触れないかの小指が素適です。それに比べて、左手は、ややロボット的です。
いつもと同じ黄色のマントを着ています。ギターは、中央のマークまで、丁寧に描かれてます。
マウスポインタを写真の上に載せてみてください。
普通に観られます。
「ギターを爪弾く右手は、明暗の調子といいモデリングといい、本作品の中でもっとも成功した部分であるが、・・・」(⇒フェルメール論・停滞の時代・131ページ)この絵の1番は、やはり奏でる右手なのでしょうか?しかし、この右手もトレミングしたように絵の途中で切れています。これは、フェルメール作品では、大変珍しく、このように女性の身体の一部を切ったような作品は、ないと思います。トレミングするということは、奏でる右手は永遠ということを現すのでしょうか?私には、よくわかりません。
(2002年7月8日作成)
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