2日目:札幌は今日も雪でした。

<2月17日(日)天気:雪>
旅程:昼間は札幌で、夜は小樽に立ち寄る。

北海道庁前にはおっきな雪だるま!!
 2日目は11:30にゼミの先輩である“興味しんしん”氏(mixiネーム、以下K氏)と落ち合うことになっているので、朝はゆっくりと準備して、10時頃にホテルをチェックアウト。まだそれでも1時間以上あるので、朝の札幌をうろうろする。とりあえず邪魔なザックはコインロッカーに詰め込んで、みどりの窓口で網走〜札幌間、札幌〜函館間、函館〜札幌間の特急指定席券を発券してもらう。今回はどれも窓側だった、ふぅ。まだ時間がたっぷりあるので道庁へ行ってみたり(左写真)、大通公園を今日も歩いてみたり…結局すすきの辺りまで歩いて、また札幌駅に戻ってきた(ゆっくり歩けばこれで30分位はかかる)。
11:30頃にK氏と合流し、早速昼飯へ。事前に『洋食が食べたい!!』と希望を伝えておいた(北海道といえば海鮮ものと思いがちだが、肉も野菜も美味しい北海道の洋食は海鮮に負けない良さがあるのです)ので、氏オススメのスープのお店に行くことに(駅から歩いてすぐのところにある某ビルの地下にあります)。そこで、久し振りな話をしながらお昼を共に。K氏とは北海道に行くたびに連絡を取ってはいるのだが、K氏の忙しさもあって('06ツアーでは会えなかった)、前にお会いしたのが'04の北海道観光ツアーだったりするのです…(参考←2日目にお会いしてます)。
食事後(スープ美味かったです&ご馳走になりました!!)、今度はスタバでまったりと話す。スタバも様々なコーヒーだかなんだかあるけれど、やっぱりシンプルなブラックコーヒーが一番美味しい気がする(輪駆さんが基本ブラック派ですし)。大学の話(K氏が現在札幌市内の大学で講師をしておるのです、一度授業を聴いてみたい!!)とか、冬の北海道の気候や地理の話に花が咲いている…うちにあっという間に時間は14時過ぎ。K氏はこの後、友人の結婚式に出席するために、ここでお別れである。あっという間でしたけれど、久々に話が出来てよかった。やっぱり地理話をしている時が、何よりも楽しい時間です(特に北海道地理の話となると尚更!!)。忙しい中時間を取ってくださってありがとうございました。

 札幌駅で氏と別れ、1人サッポロファクトリーまで歩く(札幌駅から徒歩でも20分ほど)→{7}。今のところ現状の装備に不満は感じないのだが、これから行くところは札幌より更に寒くなるオホーツク海側。やはり“念のために”更に強い装備を買っておくべきだろう、と。サッポロファクトリーにはモンベルがあるので、そこで冬装備を購入しようというのは、当初から考えていたことなのだ(大阪で防寒具選んでも、イマイチ寒さの想像がつかないので選ぶ気になれなかったのだ)。
雪道をサクサク歩いてサッポロファクトリーへ。雪道歩くのもホント慣れてきた、今日も雪がしんしんと降っているので、非常に歩きやすい。この調子なら北海道で滑って転ぶこともなさそうな、そんな自信すら芽生えてくる。

サッポロファクトリーです、でかい!!
 サッポロファクトリーは、その名の通りサッポロビールの工場だった場所に建ててあって、工場を郊外に移転させて、集客力のある中心部であるという立地を生かして、ショッピングモールやらなんやらをかき集めた場所。サッポロビール関係では、もう一つ、苗穂のサッポロビール園が規模を縮小して(工場部分を閉鎖・移転した、食堂部分はほぼそのままらしい)その跡に建てられた「アリオ」「北海道日本ハムファイターズ札幌寮・室内練習場」などがある。

*参考*
サッポロビール園
アリオ
サッポロファクトリー

 その、サッポロファクトリーで買物。と言っても防寒具以外の買物予定は無いので、ただ真っ直ぐモンベルを目指すだけだ。モンベルでは、悩んだ挙句ネックウォーマーとフリースを購入。2点で1万円を越えるという結構な買物(フリースが高かった)だが、この判断が後に正解だったことを知るのはもう少し後の話。買物に満足してファクトリーを後にする。この時点で歩くのに疲れはじめていたので、帰り(札幌駅まで)はバスにしようと、乗り場を案内で聞いてバス乗り場へ。10分程待って来たのはジェイ・アール北海道バス。ファクトリーから札幌駅は特例で100円で乗車できるのだが、折角「北海道フリーパス」が今日から有効なので、ここは何かに使わないと、と思い(フリーパスはジェイ・アール北海道バス線でも有効なのです、一部路線除く)札幌駅で降りるときに『これ使えますか?』と乗務員に尋ねる。結論としては利用できたのだが、乗務員がそれを即決できなかったようで、わざわざ無線で本部に確認を取っていた。おかげで1人だけなかなかバスから降りることも出来ずに、しばし待たされる羽目に…どうせ100円なんだから現金で払うべきだったか…

 駅には戻ってきたものの、どこに行こうか迷う。時刻は16時半頃である、そろそろ夕食のことも考えたいのだが…どうもまた市内をさまよい歩いて夕食処を探す気になれない。折角JRには無料で乗れるのに、(お金を払う必要がある)地下鉄でどっかに行くのもなんだか勿体無い気がするし…
ということで、JRに乗って小樽に寿司でも食べに行こう!!ということにした。オホーツクで海の幸は堪能できるのではあるが、寿司となると逆に小樽の方が有名で…また、今回小樽は一切予定に入っていない、というよりも、今まで北海道には何度も来ているわけなのだが、小樽という街は出発点(舞鶴からのフェリーは小樽着)でしかなく、ゆっくり観光をした憶えもほとんどないのだ(中学生の時に親と一緒に北海道にスキーしに来た時以来、小樽運河を歩いた、北一ガラスの店を見た記憶がない)。
それなら、小樽もいいじゃないか!!ということでJRに乗って小樽へ。急ぐ旅じゃないので、快速を見逃して着席できる普通列車で、この普通列車も先の手稲で後発の快速に追い越されるのだが、急ぐ旅じゃないので…

*列車時刻表*

16:35 札幌発

↓ 普通 小樽行

17:26 小樽着

偶然やってた、小樽雪あかりの路
 小樽に着くと、やけに人が多い気がする。それもそのはず、小樽ではイベント『小樽雪あかりの路』参考)を開催しており、それを見に来た人がたくさんいるということ。当然、輪駆は何も知らずに小樽まで来てしまったので、偶然とはいえこういうイベントに出会えたことに軽く喜ぶ。でも、まずは寿司(典型的“花より団子”・笑)というわけで、噂の『小樽寿司屋通り』までてくてく歩く(徒歩で10分程度)。
寿司屋通りに到着してとりあえず一回りしてみようと。で、結局花園通りの奥のほうまで行ってこの先にはもう寿司屋がなさそうだなぁ、というところにあった『蔵寿司』(本店・Webサイトはコチラ)に入る。ンでもって「蔵生握り」を食す(値段はWebサイトを見ましょう)、さすがは北海道の寿司屋…であるが、個人的にはウニ(明らかに時期外れ)は要らないから他の(旬な)魚にして欲しいかなぁ(ワガママ)。でも、一つ一つ味わって食べました。日本酒「國稀」(増毛町の酒造会社・日本最北の酒蔵)と共に…(最近ようやく日本酒が飲めるようになってきた、一時期全然美味しいと思えなくって飲む気にもなれなかった)。
食後、すぐ動くのも嫌だし、時間もあるしとまったりしていると、店の大将が色々と話しかけてくれる。基本的に輪駆さんは北海道人と話すのが大好きで、これは嬉しいと散々喋る。夏は何度も来ているが、冬は初めてだということ、夏は大体自転車で回っているということ…そして、北海道のその発展や衰退の歴史にも非常に興味があることなど…とにかく、こういう話をしたかったのだ、地元の人と。
話が長引くにつれ、大将の酒に付き合うことになり、いわゆる「北海道的な」焼酎(“ビッグマン”とかの類)をごちになり、つまみにと小皿も戴く。それでも寿司ネタを出さない辺りは、さすがとしか(笑)。北海道の地図を広げてそれを見ながら「ここは行った」「ここはよかった」的な話に花が咲く。こういう話をしていると、輪駆の北海道に対する地理的な知識が、普通の道民より遥かに高いので「そんな場所よく知ってるなぁ」と言われるほどなのである。でも、そうやって道民の皆様に認めてもらえるのは、何よりも嬉しい限りである。輪駆の場合、単なる「旅先としての北海道」ではなく「住めるものなら是非住みたい、第3のふるさと北海道」なのだから、なんだって知っておきたいのだ。
(本当に住めるものなら住みたいけれど、調査士稼業をやるには北海道はあまりに厳しい…でも、若いうちに北海道に住みたいというのは、正直に言えば、ある。)

 とか言ってるうちに18時前に入ったはずの蔵寿司でもう21時を過ぎようとしているではないか。しまった調子に乗って話しすぎた。「雪あかりの路」が(ろうそくの火を絶やさないのが)21時までらしいのでちょっと急がなければならない。大将には、また北海道来るときは顔出しますと、そして、手紙書きますと言ってお店を後に。いやいや、いい店に出会えました。

こんなスペースで夜を明かすのです。
 そこから小走りで小樽運河に向かい(本当は手宮線跡会場を歩いて運河に向かいたかったのだが、入り口がわかんなかった・笑)、まだ結構人も残っている雪あかりにしばし見惚れる→{8}。でも、23時過ぎの特急に乗るためには遅くとも22時半には札幌に戻らなければならないので、ゆっくり見ている暇も無い(行きがそうだったように、普通だと1時間近くかかる)。時刻表によると、21:38の札幌方面滝川行き普通を逃すと、次が22:00発の札幌方面岩見沢行き。これだと札幌着が22:45となり、23時過ぎには入線するオホーツクの自由席争奪戦に負けそうな気がするので、結構慌てる。
慌てて歩いた(小走りだった)おかげで、小樽駅21:38発の列車には無事間に合った。そういや蔵寿司で食ってる時に友人から連絡があって、店出たら電話するよと言っていたのだが、店出たときに電話しても出なくって、この駅まで小走りしてる最中にまた着信が…列車乗る時にかけなおして…悪いと思いながらも、お客さんも少なかったので札幌着くまでの40分程電話する。会話の内容は…??主に、インストアの自慢かな(苦笑)あーユラリちゃんや浩一さんに会いたい〜!!

*列車時刻表*

21:38 小樽発

↓ 普通 札幌方面滝川行

22:24 札幌着

 札幌に着くと、駅近くのセイコーマート(北8西5)で軽く食料や酒を買い、コインロッカーから荷物を回収し、ホームで列車を待つ。自由席に並んでいるのは1両につき3,4名ほど(自由席は2両、指定席が2両、後寝台車が1両だったかな、列車編成は)。この調子なら良い具合にスペース確保できそうだ…
そして、23時過ぎに列車が入線し、早速場所の確保。写真を見ての通り、4人分の座席をしっかり確保して、爆睡体制を整える。指定席は見ていないが、通路側しか空いていないという現状を見るに、こうはできないのだろうなぁ、と…。でも、輪駆が指定席を放棄したおかげで、輪駆の隣に座るはずだった人は2席分確保できるのだから嬉しい限りだろう。どうせ指定席ったって料金払わなくっていいのだし(北海道フリーパスは6回まで座席指定可)。
同じ車両には、10人ほどが乗っている。結構余裕があって、皆が4席分を確保している状況だ。こうなると後から乗ってくる人はなかなかそこに入り込めない空気が出来てくる(まぁ、後から乗ってくる人が殆どいないのだが…)。そうこうしているうちに列車は網走に向けて出発。しかし、この車内暖房効かせ過ぎではないか?あまりの暑さに2枚重ねのズボンも1枚になり、このときのために先ほど購入したフリースも暑くて着ていられない程だ。結局長袖Tシャツとジャージという格好で眠りにつき、網走に向かうのである…
途中の滝川で、女子2人が乗ってくる(暑さとエンジン音の五月蝿さで旭川着く辺りまで全然寝られず)。座席的に一つずらせば彼女らも4席独占できるような状態だったので、声をかけて座席をずらす。ちょっとだけ良いことした気分(というより最初からそこは考えて席確保しろよ、僕)でも、車内は暖房効きすぎ、車中泊が辛いというよりも、暖房が辛い。

*列車時刻表*

23:10 札幌発

↓ 特急 オホーツク81号

6:15 網走着

*この日の出費*

コインロッカーで500円
モンベルで防寒着購入で10,400円
100均でスリッパ購入で105円
蔵寿司で夕食&酒3,885円
セイコマでお酒とつまみで415円

17日小計、15,305円


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*旅程ショートカット*

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