5日目:オホーツク最終日は、孤独な移動の時間。

<2月20日(水)天気:晴れ>
旅程:サロマ湖から紋別へ、そこから遠軽→網走→札幌に帰る。

サロマ湖はホタテだけじゃない、カキも安いぜ!!
 7時頃までゆっくり眠る。朝食が7:40〜なので、食後にすぐ出られるようにしっかり準備しておく。今日は網走バスで一度常呂バスターミナルまで戻って、そこから予約しておいた“ひがし北海道エクスプレスバス”「紋別・サロマ・おーろら号」で一気に紋別ガリンコターミナルへと直行し、ガリンコ号に乗る予定なのだ。ただ、ここで輪駆さんちーとばかしミスを犯しておりまして。
それは、このエクスプレスバス、常呂バスターミナルの次に「サロマ湖鶴雅リゾート」というところに停車するのですが、実はこの鶴雅リゾートって、船長の家のすぐ目の前にあるでっかいホテルのことで、本当ならわざわざ常呂まで戻らずとも、船長の家から歩いて数分の鶴雅リゾートで待っていれば、簡単にエクスプレスバスに乗車できたのである。昨日の夜にソレを知り、慌てて電話するも夜だったため繋がらずだったので、まぁ、地方交通に貢献しようという訳の分からない慰めを自分にして、朝早くから常呂バスターミナルまで引き返すことにしたのである。
ちなみに、この『ひがし北海道エクスプレスバス』は“道内時刻表”には載っていない。Webサイトを探し出して電話で予約したのである。冬にオホーツク方面を一人旅するなら、知っておいて損はない情報だと思う(Webサイトはコチラから)

 さすがは「船長の家」で、朝ごはんからかなりの量。まぁ、朝からガッツリ食べたい輪駆には大満足な量。でも、もう8:30の路線バスの時間が近いので、慌てて準備して8時過ぎにはチェックアウトし、船長の家向かいにある「海の市」に向かう。ここは、船長の家と鶴雅リゾートが提携している(らしい)サロマ湖の市場のようなもので。サロマやオホーツクの海の幸がとんでもなく安い値段で売られているのだ。写真の通り、発泡スチロールいっぱいのカキが1,600円。それだけオホーツクの海の幸が豊富なことを象徴しているということだ。→{21}
ホタテなんてのはでっかい殻つきのが100円ちょっとで売ってるし、車で旅行とかしてて、バーベキューセットとクーラーを持っていれば、是非とも大量購入してお昼ご飯にしたいところだが、今回は徒歩なので、ちょちょっと購入するにとどめておく(船長の家宿泊者には10%割引券が贈呈される)。道内でカキといえば、言わずと知れた厚岸なのだが(厚岸産のカキは身が大きく、洒落んならんくらい美味い)、サロマ産のも身こそ小ぶりなものの、味がしっかり詰まっていてかなり美味しいと評判である。

*路線バス時刻表*

8:30 サロマ湖栄浦発

↓ 網走バス中湧別線

8:45 常呂バスターミナル着
8:55 常呂バスターミナル発

↓ ひがし北海道エクスプレスバス「紋別・サロマ・おーろら号」

10:20 紋別ガリンコステーション着

常呂バスターミナル、見えてるバスがエクスプレスバス
 常呂バスターミナルにつくと、既に「紋別・サロマ・おーろら号」が待っていた。早速乗り込むのだが…乗務員以外誰も乗っていない。どうやら予約段階では輪駆1人しか乗る予定がないらしい(苦笑)まぁ、平日の朝からそんな大移動する奴はそんなにいないってことか。ただ、まだ予約なしで乗り込んでくる人もいるかも…ということらしい。お客さんが1人なもんだから、ガイドさん(バスガイド付きです、なんかいろいろ説明してくれます)もマイク無しでやりますので、前のほうに座ってくださいね、とのこと。
常呂バスターミナルを出て、サロマ湖栄浦にある鶴雅リゾートへ。ここで、2人組が乗ってくる。というよりこの2人組、昨日『船長の家』に泊まってた人だ…。結局その3人だけを乗せてバスは紋別へと向かうことになった(明らかに採算取れてないよなぁ)。3人だけなので、ガイドさんの生声は継続し、またその2人組が台湾から来たということなので、喋りも自然にゆっくりと、分かりやすいように話すようになる。輪駆はそれに耳を傾けながら、昔自転車で走り通した道の面影を追いかける。
夏の北海道なら経験豊富な輪駆さんとしては、ガイドさんと話していても知識面で大きく遅れをとることはないのだが、何処からかしらないけれど夕張の話になったとき、ガイドさんが夕張の出身であるという話になって、しかも鹿島地区の出身だと…。前回ツアーで無人となった鹿島地区の現状を見てきた(参考)ばかりの輪駆だが、そこで生まれ育った人にこんな形で遭遇するとは…夕張にしろ、他の自治体でも厳しい条件で頑張っているところはたくさんあるので、本当に北海道には頑張ってもらいたい。
バスはサロマ湖を見ながらずーっと走り、そのうち湧別に入る。湧別からはサロマ湖を離れ、後は紋別までオホーツク海を右手に北上していく(オホーツク海は時々顔を覗かせる程度)。1時間半程のバスの旅だが、ガイドさんの話もあったし、旧国鉄名寄本線跡(結構盛土とかが残っているので探しやすい)を探してあっちを見たりこっちを見たりしていたので、本当にあっという間にガリンコステーションに到着してしまう。バスの中でガイドさんから「ひょっとしたらガリンコ号、団体客がわっさりきたら乗れなくなることもあるので、予約しておいた方がいいですよ」と言われ慌てて携帯で予約入れたりもした。
ちなみに、紋別に近づくにつれて、オホーツク海が再び見えてくるのだが、真っ青な海が僕らを迎えてくれた。流氷帯らしき白い帯が、遥か、遥か遠くに見えるような、見えないような…電話で予約した時も「流氷まで行けないけれどよろしいですか?」と確認取られましたし(笑)あぁぁ、一昨日ウトロ行ってて本当によかった。

ガリンコ号2ですよ、がりがり。
 紋別が誇る流氷砕氷船『ガリンコ号2』。『おーろら号』が流氷に乗り上げて船体の重みで流氷を割って進むのに比べて、『ガリンコ号』は船体前方に2本のドリル(アルキメディアン・スクリュー)を装備し、それが流氷をその名の通りガリガリと削って進んでいくという、迫力満点の乗り物。が、今日は流氷一つ見当たらない快晴の、真っ青なオホーツク海なので、そのガリガリっぷりを拝見することはどうも叶わないようだ。ガリンコ号も普通のクルーズ船として、オホーツク海を周遊するに留まってしまう(但し、その分運賃は割引になる)。→{22}

ガリンコ号・オホーツクタワーのWebサイトはコチラ

ガリンコ号が11時出航なので、そこまでは待合室でのんびりと過ごす。オホーツクタワーまでは徒歩で10分程かかるのだがガリンコ号に乗ればオホーツクタワーの前で降ろしてもらえるし、両館共通券を購入すれば、別々に買うよりも割引になってお得なわけで…
11時にガリンコ号出航。とりあえず湾内に取り残された流氷があるそうなので、そこでせめてもの罪滅ぼしとばかりに、ガリガリしてから湾外にでる。ただ、オジロワシが居たり、野良アザラシが流氷の上で体休めてたりと、コレだけでも結構楽しめる。乗客はやはり流氷をガリガリするところが見たいらしくこぞって船員に質問を繰り返す。

「いつ頃なら流氷は見られるんですか?」
「今年は1月下旬には紋別まで来てたんだけれどねぇ…」
「じゃぁ、1月下旬なら見られるんですか?」
「いや、“今年は”であって、来年その時期にみられるかどうかはわからないよ」

そんな問答を、いたるところで聞いていた。流氷はあくまでも自然のものだから、住んでいる人にさえいつ接岸するかなんてのは分かるわけがないのに…こういう浅はかな観光客が色々な意味で北海道を救ってくれているんだろうなぁ、まぁ、僕は先日がっつり流氷見てきたけどねーと思いながら少し心の中でほくそ笑む。
1時間ほどの航海を終えて、ガリンコ号はオホーツクタワー前に接岸。輪駆はここで下船して、オホーツクタワーに入る。ココは地上展望台はもちろん、海中展望台が存在し、オホーツクの海の幸を直に体験することが出来るという感じになっている。もちろん、海中に住む生物は水族館のように生態展示もしてあるので、見られなくって悲しかったという心配はない。→{23}

もちろん、クリオネも大量展示。
 先ずは下に降りて、海中展望台へ。のっけからクリオネが展示されまくり。まぁ、流氷といえばクリオネというくらい、流氷観光の主役として鎮座しているのだから当然か。実際ふよふよと泳ぐ様は流氷の天使に相応しい姿だろうし。運がよければ展望台から海を泳ぐクリオネも見られるらしいが…流氷のない今の海では厳しそうだなぁ。
とりあえず展望台を1回りして、色々なオホーツクの魚を見る。回り終える頃に丁度飼育員のおねーちゃんが居たので、2人で恋人のように(←妄想)窓を眺めてクリオネを探す。似たようなのが多いのでしばらくじーっと見ていたが、運良く“野良クリオネ”を1匹だけ見ることが出来た。しかし、パッと見は大量に窓に引っ付いているエビみたいな生物とあんまり変わらない。あと、途中の資料室みたいなところでクリオネの食事映像みたいなものがあるのだが、これがなかなかに獰猛なやり方で、クリオネさんには「まさに天使のようだ!!」と皮肉の一つでもくれてあげたいくらいである。
海中散歩に満足して上に登る。タワー上の展望台からは紋別の市街が一望できる。この、タワーやガリンコステーションのある辺り(ガリヤゾーンという)は市街地からは少し離れているので、逆に良い具合に市街地が見渡せるというわけだ。このガリヤゾーンには他にも流氷科学センターやとっかりセンター、初代ガリンコ号が展示されていたり、先週会ったオホーツク流氷祭りの氷像が展示されっぱなしだったりと、結構見て回る場所が多い。
オホーツクタワーから歩いてガリンコステーションに戻り、次はとっかりセンターへ。ここは群れからはぐれたり、ケガをしたアザラシを保護して、元気になったら海に返すという施設。特に人も多いわけではないが、あざらしたちは悠々と傷を癒している様子だった。そのすぐ近くには流氷祭りのメイン会場がある。基本的に気温が氷点下な紋別では、そう簡単に氷像が溶けないようで、まだまだ元気そうな姿を晒していた。中に氷で出来た滑り台があったので、滑ってみる。さすがに氷だけあって素晴らしい滑りっぷりだった。1人ではしゃいでいると(いろいろと)辛いので一回しか滑らなかったが、これは結構楽しい。

氷の滑り台、かなり危険。
 氷像達を一通り見て満足したら次は初代ガリンコ号。こちらは4本のアルキメディアンスクリューが氷を削っていたという。ただ、元々流氷観測船だったものを改造して観光用にしたので、乗船定員が少なかった上に、室内も狭かったので今のガリンコ号2が製作されたということらしい。ただ、ガリンコ号2は、設計上2本のスクリューでも4本の1に負けないガリガリっぷりで進んでくれるそうだ。
その後、雪道をてくてくと流氷科学センターまで歩く。ココは10年前にも入ったことがあり、目玉は20℃の展示室で、年中流氷体験ができるというものだ。今回行こうかどうしようか迷ったのだが、紋別市内で食事するのを諦めてでもやっぱり行っておこうと思い、入ることにした(バスが来るぎりぎりまで悩んでたのだが、悩む位なら行っちゃえ!!という思い切りで)。20℃という温度は未だ体験したことはないのだが、こういう人工的に作られた温度であればそんなに恐れることはない。手ぬぐいをぶんぶん振り回してカチカチにしてみたり、シャボン玉が凍る様とかを見てみたり。白熊と戦ってみたり(笑)。

流氷科学センターのWebサイトはコチラ

 そして、丁度14時からアストロビジョンで映像を流すというので、そちらも観ることに。なんかプラネタリウムのようなスクリーンで迫力の流氷画像を見せてもらいました、お客さんは僕と女子2人組の3人でしたが…(笑)

紋別名物カニ爪、こうみるとただの爪だが…
マウスを画像の上に乗せると、その真実が明らかに。
 左の写真のカニ爪は、紋別といえば、というくらい有名なオブジェなのだが、こいつは結構面白いので紋別に寄る際には是非行ってみてほしい。ガリヤゾーンに行けばすぐに場所も分かると思うし。ちなみに最初バスに乗るつもりでいて時間がギリギリだったので、爪までダッシュして慌てて写真を撮って、もう1枚自分も入れて写真を撮ったのだが、その一部始終をすぐ隣に止めてあった車の中に居たカップルに見られてた(笑)まぁ、今更別に恥じることなんて無いもんね。
流氷科学センターをしっかり見学した後(ここはかなりゆっくり見学できた)、シャトルバス『ガリヤ号』に乗って紋別バスターミナルまで。紋別バスターミナルからは16:25発の路線バスで遠軽に向かう。ただ、1時間位は余裕があるのでとりあえず何か食べておこうと。地図を見てセイコーマートの位置を確認済みだったので、バスターミナルから歩いてセイコーマートへ(徒歩で5分ほど)。
セイコーマートでサンドウィッチを購入し、バスターミナルへ戻る。凍りついた坂道を歩くのは結構ドキドキものである(これは、後日嫌って程体験できた)。バスターミナルのすぐ横には国鉄紋別駅跡に出来た商業施設があって、そこに行けば駅跡や名寄本線の資料とかあるかな?と思ったけれど、そういうことは特になにもなく、ただ駅っぽい建物の中にスーパーマーケットやスーパー銭湯があるだけ…ちょっと拍子抜けでした。→{24}
16時からバスターミナル内のテレビで『電車男』やってたのでボケーッとみる。伊東美咲の良さがイマイチわかんない。とか言ってるうちに遠軽行きのバスがやってきた。乗客は旅人っぽいのが輪駆を含め2名、後は地元の人が数名。そりゃ、鉄道引いたって採算取れませんわな。
この紋別〜遠軽間も元は国鉄名寄本線が走っており北は興部まで北上してから名寄に向かうのと雄武の方へ抜け、枝幸、浜頓別を目指す予定だった興浜南線が分岐していた。あと、紋別の少し北にある渚滑から滝ノ上までを結ぶ渚滑線ってのもあったのだが、当然の如く今は全て廃線になっており、その路線には代替バスが運行されているのだ。

*路線バス時刻表*

15:04 流氷科学センター前発

↓ 北紋バス『ガリヤ号』

15:15 紋別バスターミナル着
16:25 紋別バスターミナル発

↓ 北紋バス 遠軽行(国鉄名寄本線廃止代替バス)

17:48 遠軽バスターミナル着

 バスは紋別を出て、一路遠軽を目指す。途中でどんどん乗客は降りて行き湧別町に入る頃には乗客は僕含め2人(もう1人も旅人っぽい人)。ただ、中湧別まで来ると逆に乗客は増え始め、最終的に遠軽についた頃には7,8人は乗っていたかな?丁度中湧別辺りを境に生活圏が変わるのであろう。
遠軽のバスターミナルとJRの駅とは徒歩で5分ほどの距離にある。特にバスターミナルに案内がないので、最初少し焦ったが、ちゃんと見つけることが出来た。とりあえず何か食べたい気もするけれど、ココは我慢することに。これからあえて逆方向の網走に向かうのだが(夜行特急オホーツクは遠軽も通るのだが、自由席狙いのために出来れば網走から乗っておきたいのだ、時間も充分にあるし)、その網走で『網走ビール館』という焼肉屋で地ビール片手に(1人)焼肉なんて豪華なことをしてみたいと…変な欲がわいたからである(むしろ、昨日の『船長の家』で海産物に懲りてるので、肉が食べたくなっているのだ)。
そんな訳で、遠軽では特になにも買わず。そういえば携帯の充電がかなり危ない状況なので、何とかしたいのだが…と思ったら先ほど下車した遠軽バスターミナルのすぐ横にドコモショップがあるのを思い出した。まだ列車の時間まで30分以上あるので、その時間をドコモショップに入り、充電に費やす。

*列車時刻表*

18:45 遠軽発

↓ 特急 オホーツク5号

20:37 網走着

網走ビール館で、焼肉&BEER!!!
 特急オホーツクは遠軽で進行方向が逆になる(遠軽駅はスイッチバック駅なのだ)。だから遠軽で乗客は一斉に座席の向きを転換するわけだ。そこから網走まではまだ2時間近くある。感覚的に札幌〜遠軽間で3時間半ほどかかるのに、遠軽〜網走間で2時間弱かかるのはどうも納得がいかない。まぁ、実際列車がぐるりと大回りして網走に向かうのでしょうがないことなのだが(北見などの大きな町もありますし)。そういえば、『ふるさと銀河線』が廃止されると決まった時に、なんか某氏が“銀河線の路盤改良をして、札幌〜網走間に銀河線経由の直通特急を走らせれば所要時間が短縮して云々…”と言うことを言っていたが、確かにこれだけ遠回りする石北本線経由よりも、銀河線経由の方が早くなるかもしれないなぁ(札幌〜帯広間は2時間ちょいだし、銀河線で所用2時間程度で収まるようになれば…??)。実際はどんぐりなんだろうけれどね。
そんなこんなで網走着。特急に乗っていた人は、大抵が北見で降りたので、網走まで乗った人は意外に少なかった。とりあず輪駆さんは急ぎ足で『網走ビール館』に向かう。焼肉!!結構いい値しましたが、良いお肉でした。あー1人焼肉までやっちゃったよ、もう大変だー。お店入った瞬間に1人だと分かると一瞬言葉詰まらせやがったし、店員め(笑)
(もう、その辺の羞恥心は旅先では考えないようにしてる)
焼肉食べて網走駅に戻る途中、久々の焼肉にテンションが上っていたのか、何を思ったか路肩に積もった雪を蹴っ飛ばそうと右足を振り上げる。で、片足だけになった不安定な身体は、氷の地面でツルンと滑って、転ぶ(笑)今まで散々気を付けて歩いてきたのに何でこんなしょうもない場所で転ぶのか…これが、輪駆の北海道初滑り。絶対転ばないつもりだったのに、悔しさだけがふつふつと沸き上がってくる。
その後は無事に網走駅まで戻るのだが、丁度22時前で、良い具合。駅前のローソンでBeerとつまみだけ買って、札幌行きのオホーツクを待つ。これで札幌に戻ってきたら即、今度は朝一の特急で函館に向かう。この辺が列車の乗車に関しては一番のヤマ場である。函館から帰ってくるのも夜行列車だし。風呂に入る暇もないようなそんな時間が続くのだ。→{25}

*列車時刻表*

22:20 網走発

↓ 特急 オホーツク82号

6:30 札幌着

 この、夜行オホーツクなのだが、札幌発の81号は23時代に札幌を出るのだが、網走発の82号は22時代に網走発。この1時間の差はなんだろうと思って、よくよく時刻表を見てみるとこんなことに気付く。

やけにテンション高い輪駆さんとオホーツク82号
オホーツクの停車駅と到着・発車時刻
×81号82号
札幌23:106:30
岩見沢23:425:51
23:435:50
滝川0:155:11
0:165:10
深川0:344:48
0:344:47
旭川0:594:20
1:203:36
当麻1:433:15
上川2:162:40
2:302:07
この間省略
北見5:1623:23
5:1723:22
美幌5:4322:56
5:4422:55
網走6:1522:20

 そう、旭川での停車時間で上り下りに30分ほど差があるのだ(上川駅でも、10数分の差がある)。この辺でうまい具合に乗車時間を調整しているために、22時代に網走を出た上り82号と23時代に札幌を出た下り81号がほぼ同じ時間に目的地に着くようになっている。
個人的な想像でしかないが、これは札幌駅と網走駅の営業時間の差ではないかと思う。札幌駅は当然のように札幌市最大のターミナル駅なので、24時過ぎまで列車の発着があるような、そんな駅であるが、網走駅では最終の発着列車が22:58に網走駅に到着する特急オホーツク7号である。オホーツク82号は臨時列車なので、札幌駅と同様に23時代に発車させているようでは、駅がいつになっても営業終了できやしない。そのために早めの22時代に列車を発車させて、後は最終到着列車が来るのを待つだけにしておけば、営業終了もすんなりとできる。そういうことじゃないのかな?と思う。
(あくまで思うだけなので、本当かどうかはわからないが)
そんなことを考えながら、オホーツクの自由席に飛び込む。今回は前日の81号よりも客が少ない。もう、楽勝で4席分確保である。ただ、やっぱり暖房が効きすぎなのは変わらない。なんだかうとうとしているうちに寝てしまったようだが、よく覚えてない。

*この日の出費*

海の市で買物で954円
網走バスサロマ湖栄浦〜常呂バスターミナルで330円
ひがし北海道エクスプレスバス常呂バスターミナル〜紋別ガリンコターミナルで1,900円
ガリンコ号2+オホーツクタワー共通利用券で2,700円
オホーツクタワー展望台でコーヒー代300円
とっかりセンター入館料で200円
流氷科学センター入館料で750円
自販機でキリンガラナで120円
ガリヤ号センター前〜紋別バスターミナルで200円
セイコーマート紋別港店で386円
北紋バス紋別バスターミナル〜遠軽バスターミナルで1,270円
網走ビール館で焼肉とビールで3,900円
ローソンで酒とつまみで448円

20日小計、13,458円


6日目へ
*旅程ショートカット*

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