今までは元禄地震・関東地震(安政/大正)を中心とする海溝型地震について述べてきましたがこれから暫くは内陸型地震について述べたいと考えています。海溝型地震の発生周期は数百年の周期で繰り返し発生していますが、内陸型地震は数千年の周期で繰り返し発生すると言われています。神戸の地震の時聞かれた伝承に神戸は地震のない土地だと言うことですが、発生周期が長期のため単純に記録が無かっただけのことなのです。神戸に限らず関西エリアには神話の時代の記録があるだけですから尚更です。地震の発生メカニズムは活断層のズレです。最近では、中越地震・能登地震が顕著な内陸型です。海溝型地震の規模はも8級です。内陸型はM7級でエネルギーは1桁違いますが海溝型は陸から離れた海中です。元禄地震や東海地震のように至近の震央は別としてたいてい遠くで発生しています。一方内陸型は私たちの足元で発生します。どちらが被害が大きいか誰でも容易に想像できます。ここで,14万人余という未曾有の死者・行方不明者を出した1923年関東地震(M7.9)を別格として除外すれば,この100年間に地震の犠牲者となった人の総数は,海溝型地震が6,090人なのに対して,内陸 型地震では17,707人と,約3倍の死者数に達しています.被害という面では,内陸型地震の方が海溝型地震よりもむしろ深刻であるということがよくわかります。 今、資料の整理をしています。内陸型地震は専門家でも説明が付かない現象が多々あるとの事。 素人の私に何処まで分析できるか分かりませんが内陸地震に迫って見たいと思います。 |
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