ホームフェルメール巡礼の旅今何合目?

今何合目(1)?

 

 
 日本のお正月の一つの楽しみに、『箱根駅伝』があります。往路・復路に別れて、有名大学のランナーたちが、タスキをつないでいくわけですが・・・、テレビを見ながら、ふとあることを思いました。

 「私は、ちょうど、『フェルメール巡礼の旅』の往路が終わったところだ。」と、・・・

 私は、昨年オランダで6作品、アメリカで10作品観ました。そこで、今までの、あゆみを掲載しておこうと思います。それぞれの画像をクリックしますと、観た感想のページにリンクします。


 なお、このページの背景は、『絵画芸術』の万華鏡で作られています。

 
 全作品(真偽に疑いがないもののみ)32作品としてみました。今回は、小林頼子氏著のフェルメール論の資料に従ってみました。また、贋作の疑いがある作品についても掲載てみました。


 さらに、すでに『完全制覇』をとげられている、morinokumasanの歩みを近日中に掲載することになっています。

 3月5日・6日にプラド美術館の『フェルメール』展を観ました。観ていない作品を5作品追加しました。さらに、帰国の帰りにパリによって、ルーブル美術館で、2作品観ました。全部で、16+7=23作品観たことになり、ほぼ7合目が終ったことになります。今が一番辛い時期かもしれません。何が?\(^o^)/

(2003年3月10日加筆)

 7月末のオランダ・イギリス・アイルランド・スコットランドでの、フェルメール作品を観たことは、今何合目(2)?で述べることにしました。



maepiの『フェルメール巡礼』の旅のあゆみ
訪 問 日 作 品 名
(所有美術館)
画  像 一 言

オランダの国旗
オランダ

それぞれの画像をクリックしますと、観た感想のページにリンクします。

2002年7月23日 1.牛乳を注ぐ女

(アムステルダム国立美術館)
部屋に入って、一番に気づいたのが、この作品でした。腰に巻いた胴巻きの青の色が、鮮明でした。
2.青衣の女 4作品は、同じ部屋にあります。『牛乳を注ぐ女』の、すぐとなりにあるのが、この作品です。


目立たないけど、暖かい作品です。
3.デルフトの小道 『牛乳を注ぐ女』側の、向かいの壁にありました。空の色が奇麗で、左下のサインにも感動しました。小さな人物は、遊んでいる子供たちや裁縫・洗濯をしている人たちなんですね。
4.恋文 その部屋に入った、すぐの壁にかけられてました。ただ、気づくのは、一番遅かったと思います\(^o^)/。記念撮影もした大好きな作品です。サインを読み取れます。
2002年7月24日 5.真珠の耳飾りの少女

(マウリッツハイス王立美術館)
この作品を観たくて旅を始めたわけですが、前日に観れなくて、当日まで随分待った気がしました。部屋にある位置を確認して、一番に見れるように入室しました。
6.デルフトの眺望 『真珠の耳飾りの少女』の反対側の壁にかかってました。奇麗で、大きく、引き込まれるような作品でした。
ダイアナとニンフたち 同じ部屋にありました。奇麗な作品でした。引き込まれるような魅力は、あまり感じられませんでした。


アメリカ合衆国

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2002年12月26日 7.天秤を持つ女

(ワシントン・ナショナルギャラリー)
部屋に入ると、すぐに目に飛び込んで来ました。思っていたより、ずっと荘厳で、輝きのある作品でした。特に、机に置かれてるはずの左手が、宙にあるみたいで、魅力的でした。スケッチしてみました。
8.手紙を書く女性 本でみるより、ずっと奇麗な作品で、手紙を書いている手もとが、絵の中で一番明るく、そこに中心があるのが、よくわかりました。
赤い帽子の女 赤い帽子が何ともいえなく奇麗なのですが、空間の拡がり、奥行きがなく、その点では、残念でした。
2002年12月28日 9.窓辺で水差しを持つ女

(メトロポリタン美術館)
この作品を見るために、アメリカに行ったわけですが、最初観た時は、思ったよりソフトで、期待より、落ち着いた感じでした。

ただ、細かく観ると、その素晴らしさ、繊細さに、(○o●;)ました。
10.少女の頭部 メットには5作品あるわけですが、4作品は同じ部屋にありました。この作品は、『水差しを持つ女』の、左となりにありました。

本で見るより、ずっと素敵で輝いていました。(○o●;)が沢山ありました。
11.窓辺でリュートを弾く女
この作品は、『少女の頭部』の左となりにありました。3つの作品は並んでました。

女性の顔が奇麗で、目が大きく、素敵でした。
12.信仰の寓意 3作品のすぐ傍の壁にかかってました。大きさに圧倒されました。よく見ると、とてもエレガントで、不思議な作品でした。生です(ガラスがない)。
13.眠る女 4作品とは、ひとつ部屋をおいて、別の部屋にありました。大きいです。サインが読み取れます、試行錯誤と、沢山のものを描こうとしているのが、わかりました。生です。
2002年12月28日 14.兵士と笑う女

(フリック・コレクション)
入ってすぐの廊下にありました。アメリカの旅の中で、この作品ほど、色々考えさせられた作品はありませんでした。ともかく、素敵で、引き込まれます。生です。
15.中断されたレッスン
『兵士と笑う女』の、右となりの隣にありました。

私個人的には大好きな作品で、でもやっぱり、本で見るのとは、だいぶ異なってました。生です。
16.婦人と召使い
さらに奥の部屋の中、レンブラントの自画像のとなりにありました。

アメリカの中で、一番奇麗だったのは、この作品だと思います。大きいし、唖然と立ちすくみました。フリックが、生涯で最後に購入した作品です。生です。



スペイン

それぞれの画像をクリックしますと、観た感想のページにリンクします。

2003年3月5日 17.真珠の首飾りの女 プラド美術館のフェルメール展の、一つ目の部屋にありました。集まった、全作品41作品のうち、9作品目でした。

予想していたより、ずっと良い作品でした。楽しそうで、奇麗で、引き込まれる魅力があります。
18.ヴァージナルの前に立つ女 二つ目の部屋の6番目、全体で17番目にありました。

この作品は、予想通りの優しい感じの作品でした。
19.ワイングラスを持つ女 二つ目の部屋の9番目、全体の20番目にありました。

この作品は、何か疑問が残り、しっくりしない気持ちが残りました。
20.窓辺で手紙を読む女 三つ目の部屋の9番目、全体の31番目にありました。


予想した通りというか、それ以上に、素晴らしい作品でした。
21.絵画芸術 最後の部屋(四つ目)の中央にありました。最後に、これを皆観て帰るという感じで、41番目でしょうか?

大きさ、細かさ、完成度、全てで完璧な作品でした。

フランスの国旗
フランス

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2003年3月7日 22.天文学者 部屋に入って、すぐの右側にありました。


予想より、ずっと良かったです。細かく描かれ、光が入ってきているのが、よくわかりました。
23.レースを編む女 『天文学者』の左側に、ありました。


噂に違わず、細かく繊細な作品でした。





 こうやって、みますと、もう結構満足いけるものです。他にも観たい作品は、沢山ありますが、32(今は31)作品全て、達成できるかは、自信ないです。全ての作品を観られた、morinokumasanは、本当に偉大だと思います。

 よかったら、皆さんの今、どこまで観たか、教えてください。1作品でもかまいません。素晴らしいことでは、ありませんか?ご連絡ください。ホームページで、紹介させて頂きます。


メールでご連絡ください。

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 下記に、私の残っている作品と場所を掲載しておきます。まだまだ道のりは長いです。



作 品 名
(所有美術館)
画  像 一 言

イギリスの国旗
イギリス
(エジンバラ)
1.マリアとマルタの家のキリスト

(スコットランド美術館)
物語画

最も大きい作品

イギリスの難所

ドイツの国旗
ドイツ
(ドレスデン)
2.取り持ち女

(ドレスデン絵画美術館)
制作年記あり

自画像?あり

これは、はずせない

ドイツの国旗
ドイツ
(ベルリン)
3.ぶどう酒のグラス

(ベルリン絵画館)
女性と紳士、楽器の登場

素敵な作品だな・・・

イギリスの国旗
イギリス
(ロンドン)
4.音楽の稽古

(バッキンガム王室コレックション)
  
究極の室内構成に近づく

イギリスで一番観たい作品は、これ!


アメリカ
(ボストン)
5.合奏

(ガードナー美術館)
現在盗難中の名画

観たくても見れない

ドイツの国旗
ドイツ
(フランクフルト)
6.地理学者

(シュテーデル美術研究所)
制作年記あり

男性が主役


アイルランド
(ダブリン)
7.手紙を書く婦人と召使い

(アイルランド国立美術館)

女主人と召使いの最後の作品

全体に、春の予感

この作品は、はずせなるようではずせない


イギリスの国旗
イギリス
(ロンドン)
8.ギターを弾く女性

(ケンウッド・ハウス)
肖像画のような顔の女性

停滞期に入りつつある作品

イギリスの国旗
イギリス
(ロンドン)
9.ヴァージナルの前に座る女

(ロンドン・ナショナルギャラリー)
背景に壁画

停滞期の作品



 
 こうやってみると、次はドイツかな〜と思うのですが、美術館にメールで連絡して、観れるかどうか、確認をとってみなければなりません。上手く行くかな〜。


 やっぱり、morinokumasanは凄い!


 あと9作品(合奏を含む)になりました。ただ、『絵画芸術』をウィーンで、『ワイングラスを持つ女』をブラウン・シュバイツで、見ないことには、本当の終わりとは言えないかもしれません。

 次は、イギリス・スコットランド・アイルランドです(次へ)。

 (2003年3月14日加筆)

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