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頻繁におならが出る |
Q. |
中学2年生の娘がいます。小さいころからおなかにガスがたまりやすく、おならが頻繁に出ます。1時間に2,3回はおならがしたくなるようです。 |
A. |
大変お困りのことと思います。おならが頻繁に出たり、我慢してお腹が張ってくるのは、主に大腸の最近によるガスの発生が原因と考えられます。娘さんのお腹の腸内細菌は、あまり好ましい状態ではないようです。 |
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下腹部の痛みと下痢 |
Q. |
昨年6月ころから腸の痛みに苦しんでいます。急に下腹部が差し込むように痛み出し、ほどなくして下痢が始まります。 |
A. |
ご相談の症状は、医師の立場からは気になる内容です。普段は便秘がちということなので、小腸の終わりの方か大腸の前半部に何らかの原因があると考えられます。小腸や大腸の詳しい検査をぜひ受けてください。 |
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揚げ物や肉 受け付けない |
Q. |
二十歳を過ぎてから、急に胃が弱くなった気がします。油っこいものを胃が受け付けなくなり、一日中胃が気持ち悪くてげっぷが止まりません。 |
A. |
胃の働きが悪くなっているためと考えられます。原因としては体質的なものが考えられますが、中には糖尿病など他の病気が原因となっている場合もあります。胃の検査を一度受けることをお勧めしますが、その際は、胃カメラよりも胃のレントゲン検査の方が適しています。 |
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げっぷが出て胃が張る |
Q. |
げっぷに悩まされています。以前から月に一度くらいきりきりと胃が痛くなり、げっぷがたくさん出て、その後、下痢になって始まる症状がありました。2ヶ月ほど前から、胃は痛まなくなったのですが、げっぷが常に出るようになりました。 |
A. |
ご相談の内容は、経過や症状が多様で複雑です。内視鏡検査を受けて食道や胃、十二指腸の状態を調べ、またピロリ菌感染の有無も確かめてください。その結果によって対処法が見つかると思います。 |
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胃の切除後 低血糖に |
Q. |
昭和60年に胃の3分の2を切除する手術を受けました。手術後、1日に何回か低血糖になり、甘いものを食べたりしてその場をしのぎました。
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A. |
ご相談の症状はダンピング症候群と呼ばれ、胃を切除した方の1〜2割に起こります。食事をゆっくりよく噛み、唾液と食べ物を混ぜることが、まずは予防の基本です。その上で、後期症状では、炭水化物を少なくした、高タンパク、高脂肪の食事が予防になります。 |
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夕食後に張りや痛み |
Q. |
3年ほど前から、夕食を食べて2時間ほどすると、お腹が張ってきて、時にはお腹全体が痛くてしばらく動けなくなることがあります。医院で話をして診てもらったところ、過敏性腸症候群ではないかと言われました。 |
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過敏性腸症候群の主な原因は、ストレスと言われ、日ごろの診療でもよく見る病気の一つです。しかし、診断は簡単ではありません。胃や腸の検査がぜひとも必要です。胃腸内科の受診をお勧めします。 |
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よく下痢になる |
Q. |
若い頃から腸が丈夫ではありませんでしたら、年を取ってから、お腹がごろごろ鳴ったり、何ともいえない不快感がして、よく下痢になります。半日くらいの間に4、5回はトイレに行きます。 |
A. |
下痢の原因となるのは、水分の過剰摂取、吸収障害、腸粘膜の異常や腸管の運動の異常などさまざまです。腸管の運動は自律神経の支配を受けます。定期的に腸の検査を受けることが何よりも大切です。 |
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急な吐き気 |
Q. |
6年くらい前から時々、吐き気が起きるようになりました。家で洗濯物を干していたり、スーパーで買い物をしていたりとすると、突然胃がムカムカするような感じがしてきて、吐き気が襲ってきます。 |
A. |
胃がムカムカしたり、吐き気がする状態を悪心と言います。さまざまな理由が考えられるため、悪心、嘔吐の治療の大原則は、正確に原因を突きとめることだとされています。かかりつけの医師などに相談して、指示を受けてください。 |
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胃カメラが苦しい |
Q. |
半年ほど前から、胃もたれや胃の痛みがときどきあり、胃薬を飲んでいます。主治医から、胃カメラの検査を受けたほうがよいと勧められていますが、なかなか思い切ることができません。 |
A. |
胃カメラで苦しい経験をしたことのある方は多いと思います。胃カメラの管は直径10ミリ弱ありましたが、現在は5.2〜5.9ミリの細いものも登場し、鼻から入れる経鼻内視鏡として使われるようになってきています。 |
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食道裂孔ヘルニア |
Q. |
3年前に人間ドッグで胃カメラの検査を受けたところ、「食道裂孔ヘルニア」と診断され、胃の入り口が広がっているといわれました。自覚症状はなかったのですが、そのころから2ヶ月に一度くらい、胸焼けがしたり、胃が痛むようになり半日くらい食事ができない日がありました。 |
A. |
ご相談の症状は食道裂孔ヘルニアに伴う逆流性食道炎と思われます。消化の悪い物や脂肪分など、胃に長い時間とどまる物を食べると、胃液の分泌も多くなって逆流が起きやすくなります。食道裂孔ヘルニア自体は怖い病気ではありませんが、定期的に胃カメラの検査を受けることをお勧めします。 |
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胃の痛みと血便 |
Q. |
胃が弱く、ストレスを感じても、油ものなどを消化しづらい食事をしても、すぐに胃が痛くなるのですが、4年くらい前から1年に1度は、眠れないほどの胃痛に襲われるようになりました。 |
A. |
今回の相談は、4年ほど前から出始めた胃の症状と下痢、さらに下血と複雑です。これらの症状が何の原因もなく現れることはないので、何らかの病気が起こったと考えられます。早めに消火器専門の医師の診断を受けてください。 |
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飲食後に腹が鳴る |
Q. |
胃の検査は毎年、大腸の検査は三年ごとに受けています。いつも異常なしで、胃腸には少々自信がありましたが、昨年の始めころから飲食後に時々、お腹が「きゅーっ」と鳴るようになりました。 |
A. |
すでに胃と大腸の内視鏡検査を受けて異常がなかったとのことで、消化管の収縮運動による、心配のないものと考えられますが、腹鳴は気にしだすと悩ましいものです。どのような食事や食べ方をしたときに起こりやすいか、自分でよく観察して対応していくとよいでしょう。 |
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胃のポリーブが増える |
Q. |
17年前に人間ドッグで胃にポリーブが見つかりました。以後毎年1回は胃カメラの検査を受けています。ポリーブは年々数が増えて、組織検査(精検)を受けたこともありますが、特に異常はないとのことでした。 |
A. |
胃底腺ポリーブは中高年の女性に多く、多発しますが大きくはならず、悪性化もしないため、放置してよいポリーブです。あなたの場合はこの胃底腺ポリーブと思われるので、心配する必要はないでしょう。 |
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胸のあたりで「グー」と音 |
Q. |
85歳の母のことで相談です。特に持病もなく、薬も飲んでいません。半年ほど前から、食事中、胸のあたりで「グー」という、空気が上がってくるような音がするようになりました。 |
A. |
グーという音がするのは、食道裂孔ヘルニアのためと思われます。ご相談内容から判断すると、お母さんは胃の半分ほどが横隔膜より上にあるようです。そのため胃が横隔膜をはさんでヒョウタンのように真ん中がくびれた形になり、胃の中の空気や消化液が上下に動く際に、グーという音がでるものと思われます。 |
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胆のう摘出後に胃痛 |
Q. |
7年ほど前、胆のうにたくさんの腫瘍が見つかり、腹腔鏡で胆のうを摘出する手術を受けました。幸い腫瘍は悪性ではなかったのですが、手術後からたびたび胃が痛むようになり、いまだに治りません。 |
A. |
長期にわたってつらい症状が続き、お悩みのこととお察しします。手術を受けた病院ですでに原因の検査や、痛みの治療を試みているようですが、長期間改善していないので、一度視点を変える意味で、ほかの病院の消火器内科へ紹介してもらうことをお勧めします。 |