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2009年03月31日

やはりゼロは気にかかる

日中は春らしいけど、朝晩は冷えるし内陸部に住んでるから、朝は気温がマイナスにもなる。 先日空港から県道59号線に入ったところにある河内町の温度表示が、-0℃、つまり、0のまえにマイナスがついていた。 -0,2℃ぐらいの気温が四捨五入のためについたマイナスだと思うが、数学的には気になるのである。

いったん整数値になってしまうと、0(ゼロ)はあっても 0 のまえに+や - がつくことはない。 もし、+0,2 ℃なら 0℃となり、+ は省略されるだろう。 それは数学的には自然である。

もっとも℃がついた時点で、数学の世界から、温度感覚に世界の話になる。 だから、別になんの問題もない話と云うべきであるが。

投稿者 tadashi : 07:22 | コメント (0)

2009年03月30日

休日千円が明けて

月曜のノーマル運賃のおかげ(?)か山陽道も通常の走りができた。 というか月曜日は、他の曜日に比べてトラックが少ないので、気持ちがいい。 もっとも、石内バイパスではうしろに No Change Twin につかれた。 このTwin(スズキ)は迷惑な車で、沼田のほうから来て石内へ入り、宮島方向へ曲がる。 つまり、五日市ICを出た私と同じ道を走る。

その間、うしろにトラックがつこうが何がついても、定速(低速?)で右車線を悠然と走る。 レーンの変更をしない No Change Car である。 幸い今日は前を走れたのでよかったが、うしろにつくのはイヤで、なんとか逃れるよう努力をしている。 大体、Smart がヨーロッパでそれなりに普及してるのは、ふつうに走れるのに前後幅が短いからで、低速で走るためではない。 (これもいつか書いたが)フランスの高速で、私は VW Polo だったけど Smart は互角の走りをしていた。

いずれにせよ、日本では高速の長距離走行はあきらめてるので、「休日千円で走りたい人はどうぞ」と云っておこう。


投稿者 tadashi : 07:23 | コメント (0)

2009年03月29日

パリ大学中退

という表現をした芸能人(タケシ軍団の1人)が居るが、そういう日本人は沢山居る。 何故なら、(これまで何度も書いているが)フランスはバカロレアという高校卒業試験に通れば、大学へ進学できる制度になっている。 日本人は日本の高校を卒業してれば、同等資格と認められる。 それに、原則国立大しかなくて、その地域にある大学はその地名をつける。 つまり、パリにある大学はすべてパリ大学である。 これを日本で云えば、東京にある大学はすべて「東京大学」と云うことになるし、書類ではそう書くことになる。

そして、(これも何度も書いたが)卒業は難しい。 とくに、日本人のように言葉がわからない留学生にとっては、授業で単位をとるのは極めて難しい。 だから、昨日書いたOさんは(言葉の壁を乗り越えて)卒業したので、ほめているのである。 通常フランスの場合、日本人など留学生は授業が聴けるようになるため、付設の語学学校に入る。 大学入学資格はあっても学部への入学のため言葉の壁を乗り越える必要がある。 これはフランス内(パリを含め)6箇所ほどある。 グルノーブルにもあり、日本人留学生も沢山ここに来ている。 そして、本来の学部へ入るまえにドロップアウトするケースが殆どである。 しかし、日本に帰ると「XX大中退」と称している。

学歴詐称ではないけど、フランスの大学の場合、詳細を聞かないと実態はわからない。 TVでは、そんな実態はどうでもいいから、視聴者向けの表現をしている。 もっとも、冒頭に書いた芸能人の場合、最近は明治大学中退と云っている。 ただし、こっちも3日行ったきり、とか云ってるから、まぁ大学は身分保証的に使っただけだろう。

教員の場合は客員的に滞在できるが、学生さんの場合、フランスの大学に入学は出来ても「卒業する」のは非常に厳しい。

投稿者 tadashi : 06:25 | コメント (0)

2009年03月28日

東京都市大学

昨日の業務回覧書類に「東京都市大学へ改称」した旨の挨拶状があった。 この話は半年くらいまえに、東急グループのテコ入れなどを聞いていたが、新大学のネーミングには感心していた。 都立大学は首都大学になったが、都立大学という名称は私立は使えない。 だけど、「都市大学」と云うと誤解する人も居るかも知れない。 棚に並んだ商品を選ぶ場合には、そういう類似製品を買わせるという効果は十分期待できる。 その手を狙ったネーミングとしかいいようがない。

もとの大学は「武蔵工業大学」である。 この大学は、かつて何人かの先生の名前を知ってる程度で、ほとんど知らない。 しかし、卒業生を1人よく知っている。 じつは1970年代にフランスに1年滞在したとき、グルノーブル大学の情報学科に在学していた日本人留学生Oさんである。 優秀な学生さんでグルノーブルでマスター取得後、日本に帰りIBMの東京基礎研に勤めておられた。 W先生(現広島市立大)が東京基礎研におられたころの研究員仲間でもあった。

帰国後も学会などで何回かお会いしたし、国際会議のこと博士号のこととか聞かれたこともある。 最近は音沙汰を聞かなくなったが、どうしておられるだろうか。 いずれにしても優秀な方で、理系の場合、学部卒はアメリカのカレッジに毛の生えた程度と思えば、どこを卒業しようと大差はない。 その後の精進次第でどうにでもなる世界だと思う。

だけど、広島工業大学を「広島都市大学」に改称する理由はまったくない。


投稿者 tadashi : 07:51 | コメント (0)

2009年03月27日

鞍部点

3次元曲線の馬の鞍(くら)の形状をしたところのテッペンを鞍部点という。 ゲームの理論では2者がせめぎ合う頂点部分で、ここを越えると一方の勝利になる。 官僚支配を打破するには、この鞍部点を越えないといけない。 国レベルでは、いくら民主党が勝っても、至難の技であると思う。

卑近な例では、現大学は非常に官僚的で、いまや国立大よりも官僚的な面がある。 いろんな批判があって、それなりに国立大も改善されてるから、「えっ、今ごろなんで?」ということもある。 最近もある先生が科目履修生のことで嘆いておられた。

じつは、昨日、「えっ、なんで?」と云ってしまった。 4月から新講義棟がフル稼働するため、現駐車場が廃止される。 非常に便利な場所にあるので残念ではあるが、それはそれで仕方がない。 ところが駐車場の移動で、「通勤届けの変更書類を書け」と云うのである。 南から入るのが、東から入るだけの変更である。 再度理由を聞くと、通勤路が変わるからとか距離が変わるから、と云う。 こっちが変更を望んだわけではないのに。

まぁ、担当者をせめるのも酷な面があるので、部屋に戻ってGoogle Mapで距離を見積もったが、せいぜい100mぐらいの差。 58Kmの通勤距離から見ると誤差範囲。 道路は選択肢が1つ増えるが、しゃくなので前の通りにした。 学長すら時に「なんで?」と云うこともあるくらい事務機構は古い面がある。

まぁ、鞍部点を壊すのは無理としても、出来るだけ低くしないといけない、

投稿者 tadashi : 05:39 | コメント (0)

2009年03月26日

冬に逆戻り

もうすぐ4月というのに、昨日の午後から冷えてきて、今朝の八本松(山陽道)の表示はマイナス4℃、いっぺんに10℃くらい下がってしまった。 もっとも、この寒さは一過性みたい。 

今朝は山陽道途中で「ガソリン切れ」の表示が出た。 これで2回目。 前回は西条IC入ってすぐだったので、志和ICで出て給油したが、今回は広島付近まで来ていた。 あと、30Km弱なので、そのまま五日市まで行って、IC出てから給油した。

60Km近く走る身には「給油のタイミング」をいつも考えてしまう。 小谷から宮島まで山陽道ではGSがゼロというのは、やはり不便である。

投稿者 tadashi : 07:10 | コメント (0)

2009年03月25日

Teblog 4周年

まいど同じような内容ばかりですが、お付き合いに感謝します。

投稿者 tadashi : 21:49 | コメント (0)

年中行事の1つ

年度末になると成績不振者には3者面談をするという業務もある。 初めのうちは「高校みたいなことまでしなくてもよいのでは?」という感が強かったが、続けているうちに慣れてしまった。 確かに1,2年のうちに退学か続行か、という迷いを少しでも続行に向ける効果はある。 が、3,4年になるとあっさり方向転換したほうが本人のためにいいのだけど、日本の卒業率向上のために努力しているのである。

かたや大学院進学の割合が少ないのが、工科系大学としてお恥ずかしい。 一流の私立工科系大学なら、早慶の3割はムリとしても、2割は進学しないといけない。 ところが、この課題はとてつもなく大きいのが現大学である。

「教育重視」とは、学部だけでなく「大学院の教育重視」でないと大学の発展はないのだが、、、

投稿者 tadashi : 08:03 | コメント (0)

2009年03月24日

リーダーシップ

思いつきでものを云うのは得意でも、リーダーシップがある、とはいえない。 現首相はまさしくその通り、だけど本人の自覚はゼロである。 もっとも、たとえ卓見があっても判断は迷うのがふつうで、一般の人は当事者になるには腰が引けるだろう。 首相はそういうイミではふつうの神経ではムリで、また、諸葛孔明のような軍師がブレーンにいないと務まらない。

昨日から、いつもより30分遅く家を出ているが、ぐっと走り難い。 リーダーシップ精神のないのが右車線を走るからである。 1時間遅くなると完全に通勤ラッシュで高速もお盆のようになるので、あきらめもするが、それほど交通量がないのに山陽道4区間(40Km)の間に数台はそういう車が居る。

どっちにしても、思いつきで土日祝日1000円というしょうもない料金がスタートすると、お盆状態は確実で高速通行はあきらめようと思う。

投稿者 tadashi : 07:26 | コメント (0)

2009年03月23日

年度末なのにいろいろ仕事がある

出張するとか、休暇をとるとかして不在状態にしないと、仕事が廻ってくるような気がする。
今週はもう仕方ないけど、来週は休んでやることにしよう。

投稿者 tadashi : 18:35 | コメント (0)

2009年03月22日

卒業式

昨日3/21(土)が卒業式だった。 卒業生もそうだけど、スケジュールがいろいろ入り組んでた。 と云っても、あちこちで挨拶をするだけなので、適当にやっていた。

本当は「これからが大変」なのだけど、月並みな言葉で云えば「切磋琢磨しよう」と云うことになる。 だけど切磋琢磨ではピンと来ないだろうから、激励のイミを込めると「ゲンキガアレバ・ナンデモデキル」のほうが分かりいい。 もっぱら、最近はアントキノ猪木さんのを借用している。

今日は骨休めをすることにしよう。

投稿者 tadashi : 05:31 | コメント (0)

2009年03月20日

昨日は疲れた!

朝は6時50分着で、会議が終了したのは8時10分、13時間20分勤務した。 おかげでETCの通勤割引の時間帯を過ぎてしまって、正規料金をとられてしまった。

会議は「段取り」を間違えたのが1つ。 決めたあとで学長に振ればよかったのが、先に振ってしまったので紛糾した。 少し案件を気楽に考えていたのも一因である。

それにしても議題の多さもさることながら、「人任せにしたくない」という人が多い。 これは裏を返せば、不信感の強い人がけっこう居ることと、さらに云えば「会議好きの人」が多いと云うこと。

まぁ共通のコンセンサスが「研究より教育」となると、仕方のないことでもある。 

投稿者 tadashi : 06:36 | コメント (0)

2009年03月18日

アウトサイダー

LMSではシステムの外に居たいというアウトサイダー願望がある。 むろん、講義に加えて演習も必ずやって、そのときは学生さんのPCを後ろから見に行くようにしている。 Utubeを見てたとしても、注意される前に授業の画面に切り替えてくれる。 

出席も、自動的にとれるけどそれは使わず、演習の出来具合を見てから手動で(?)LMSへ入力している。 100人を超える必修科目ではけっこう手間がかかるけど、それは当然だろう。 LMSで「手間が省けます」なんて云うのはおかしい。

話変わって、下の写真は夏の国際会議CASYS05(学会)のHPから見つけた1枚。

CASYS05.JPG

数理物理系のベルギーの国際会議では、「右下の頭だけ」が私。
ややアウトサイダー気味で、いつでも抜け出せるように離れて座っている(?)。
今年もお世話になるから、Duboisさんには感謝してるけど。

投稿者 tadashi : 07:09 | コメント (0)

2009年03月17日

猫も杓子も

スパゲッティ、うどん、そばなどNoodleはけっこう好きなほうだけど、Moodleには腰が引けてしまう。 RenandiなるLMS(学習管理システム)を情報系2学科で使い始めたのが2年前。 まぁほどほどに使うコツは会得したが、それ以上に使う気はしない。 何故かというと教育に管理(Manegement)は本来不要だから。 また、学生さんを管理するのと同時に、教員を管理しているのに気付かないといけない。

こういうものを進めたいのは「管理者」の発想で、イヤなものを無理やり働かせるのと似ている。 LMSを受け入れるのは、大学が幼稚園化しているからである。 Moodleではイヤに三重大学という字が目に入るが、ご苦労さんなこと。 しかも、LMS万歳という連中が多すぎる。 まだ、表だっての反論はないが、作用、反作用という力学の原理は当然働くはず。 「LMS反対連盟」が出来てもおかしくない。

今日はそのMoodleがらみのFDの日だけど、別のお仕事の処理に専念する。

投稿者 tadashi : 07:06 | コメント (0)

2009年03月16日

なしくずし

90年代PKOが出てきたとき、(前大学でのある配布物に)自衛隊の海外派遣は「時間の問題である」と書いた。 もっとも、海外に進出した日本企業が襲撃を受けた場合になるだろうと当時予想した。 実際は少し違って 商船への襲撃が理由になったが、本質的なことは同じである。 ものごとには理屈がつけばいいだけ。

まぁ、そのうち大出を振って出ていくだろうし、苦杯をなめるのも目に見えている。

投稿者 tadashi : 07:27 | コメント (0)

2009年03月14日

相違は当然かも

年齢も昔は「数え年」で1歳から始まった。 今や西洋風に最初は0歳であり、1年経たないと1歳には成れない。 これは数直線上でものを見ている。 時間の勘定の仕方と同じであり、コンピュータの世界と合い通じている。 0から始まるのは結局裏に「連続の数」があり、そのサンプル点として0,1,2,・・・があるのだろう。

昨日コンピュータ屋は「数は0から始まる」と書いたのに、このTeblogのカテゴリー番号は1から始めているのに気づいた。 0からに変更してもいいのだけど、ここはやっぱり1からのほうが自然。

何故1からのほうが自然か、と云うと「離散の数」としてものを見ている。 集合の要素を勘定しているから、1,2,3,・・・となる。 この場合、0 は「空」を意味すると考えればいい。 0個と云うのは「なんにもない」場合を意味するから。 世の中の人も「自然さ」を尊んでいるし、それに合わせたほうがいい。

「離散と連続」という話になると、ブログに書き切れなくなる。


投稿者 tadashi : 06:07 | コメント (0)

2009年03月13日

ゼロは悩ましい

「奇数パリティの反転回路はどれか?」という問題を「0個又は偶数個の1が入力されたとき」という書き出しの基本情報の問題が昨秋出た。 せめて偶数個(0個を含む)と書いて欲しかった。 mod2という表現をすればなんの問題もないが、偶数と書くと「0は偶数でない(もちろん奇数でもない)」という「狭いイミでの偶数」を主張するヤツが居る。

世間の奴らがそういうのは許せるが、コンピュータを専門とする人は「偶数とはmod2がゼロになる数」としないといけない。 前大学でも「0は偶数でない」と書いてる本があります、という学生が居た。 素人みたいなことを云っちゃいけない。 もっとも、世間の人の目に触れる機会があるなら、「0又は偶数」という表現のほうが無難である(と勤務する大学の数学の先生もそうおっしゃってられた)。 基本情報の問題の書き方も仕方ない。

コンピュータの世界では、「数は0から始まる」のは常識である。 しかし、世間では1から始まるほうが自然。 だから、2000年は20世紀で、「21世紀は2001年から」というクイズ問題に使われることになる。 

ゼロは加法群の単位元なんていうシンタクティックな話はすっきりしているが、人間社会に入るとゼロの扱いはややこしい。

投稿者 tadashi : 18:51 | コメント (0)

2009年03月12日

昨日はダメな日だった

1つはネットに載せる仕事。 なんせ情報に移っても建物の関係もあり、電子のサーバーのお世話になっている。 メモリサイズを気にしてることと、教育用のブログ(Koblog)のファイルには1メガというサイズ制限をつけている。 そこでいつもは勘でファイル分割して1メガ以内に収めているが、昨日はその「勘」が悪くてホンの少しオーバーする。 いろいろやってみたけど、「帯に短し襷に長し」で気に入ったサイズ分割ができなかった。 単純な分割でなく、分割のたびにセリフ(表現)も変えるための手間がかかる。

もう1つはWindows XP Embedded。 某社の組み込みPCが到着したので使ってみたけど、LAN端子の設定がうまく行かなかった。 「Embeddedですが同じですよ」という言葉は「ほぼ同じです」、つまり、「少し違うところがあります」というほうが正確だろう。 セルフ開発型としてはいいが、IOが不足してるので、工夫が必要。

今日はなんとか解決できるだろう。

投稿者 tadashi : 07:47 | コメント (0)

2009年03月11日

情報不足

情報過多の社会になったけど、「まだ不足かな」と思う部分もある。 日本のように道路の混む国ではリアルタイムに、しかもローカルに混んでるかどうか、は知りたい。 自分の100メートルぐらいまえの情報が知りたいことがある。 GPSからナビへの情報だけど、まだ少し解決すべき問題がある。

じつはそんな技術的なことでなく、ちょっと工夫すればすむ問題もある。 漢字は圧縮されて情報は多いが、英語表記すると長くなる。 東広島は3文字表示ですむが、同じスペースに Higashihiroshima と書かれたら、運転中には読めないだろう。 外国人は日本語を勉強してから運転しなさい、ということだろうけど。

今朝も「落下物注意」という表示が山陽道に出てたけど、「箱落下物」とか「破片落下物」というような表示にして欲しい。 字数制限の中でも工夫すればすむ問題だから。

投稿者 tadashi : 07:22 | コメント (0)

2009年03月10日

寝不足

送別会続きで前夜も9時就寝が11時になったが、朝はいつものように4時起床。
おかげでいささか眠たい。

投稿者 tadashi : 07:01 | コメント (0)

2009年03月08日

高学歴社会

進学率は別にして「大卒の多さ」という意味では、日本はアメリカと並んでいる。 ヨーロッパの先進国では(昨日書いたように)大卒となるとぐっと数は減る。 理由は何か? イギリスには(アメリカの原型になったように)私立はあるが、ヨーロッパ大陸には(宗教系など例外を除いて)ほとんど存在しない。
日本流に云えば、原則大学は国立で学費は全然安い。 税金で出来てるから、原則全員入学する権利はある。 だから、入学はさせておいてから、向いていない人にはヤメてもらうのである。

日本も昔は授業料も安かった。 が、戦後経済成長が進むにつれて余裕ができた。 親が(国に代わって)学費を出してやる(アメリカ流の)社会になってしまった。 1960年で云えば国立大学で年6000円、当時の初任給は(フランク永井の歌のタイトルにもあるように)13,800円。 当時の国立大の授業料は初任給の半額程度だから、今で云えば初任給20万の半分ほぼ10万円に相当する。 それが段々あがって約60万円になった。 約100倍になるが、経済成長を考慮しても10倍の値上げである。 この値上げは、見方を変えれば、「私学のため」でもある。 国立が値上げしてくれるから、私学も値上げができ経営が成り立つのである。

国立大値上げのおかげで、「税金使って卒業させたのに」という後ろ指をさされることが(殆ど)なくなってしまった。 だから、京大出て「お笑い芸人」やってても許容できる社会になっている。 それどころか、高学歴芸人がひとつのウリにまでなってしまった。

現在の日本は羨ましい成熟社会なのである。

投稿者 tadashi : 07:01 | コメント (0)

2009年03月07日

中教審(答申)に異議あり

昨年の中教審(答申)に「学士課程教育の構築に向けて」というのがあるので、目を通した。 なんせ毎日研究科長室にはいろんなものが運ばれてくる。 長と名がつくと「判押し」という仕事は仕方ない。 一目で判押しをしないと時間がもったいないが、時には少し読もうかという書類もある。 「中教審はムダ」というのが持論であるので、目にとまったのである。

案の定、都合のいい議論を展開している。 大学などへの進学率は過多という見方もあるが、そんなことはない。 OECD先進国の統計によると、日本の進学率はまだ低いほうである。 だから、「もっと進学率を上げる」という前提から始まっている。

フランスの例をあげると、高校卒業試験に合格すると、大学進学の資格が得られる。 100%と云わないまでも、大学進学しようと思えばできる。 (日本の国立大学も昔はそうだったが)学費は驚くほど安いから、家庭のために働かないといけないという事情がなければ、大学進学しようと思えばできる。 そういう意味では一時的な進学率は日本より高くなる。

「しかし」である。 1,2年でほとんどやめて行き、最後卒業するのは25%程度になる。 別に「学士力向上」なんて云わなくても、「学士力のある学生さんだけが残る」という仕組みが完成している。

つまり、進学率なんてどうでもいい。 「卒業率」が異常に高いのが問題なのである!


投稿者 tadashi : 06:53 | コメント (0)

2009年03月06日

ホッとした!

研究室の5人の卒業と9人の3年から4年への昇格(?)が無事決まった。
去年の教授会では、心配してた卒業はなんとか全員無事だったけど、4年への昇格で1人引っかかった。 「甘いから」と云う以外はないが、当人はがっくりしていた。 今年はその点で「めでたい」のである。

来年もめでたくあって欲しい。 また「笑笑」で会いたいから。

投稿者 tadashi : 21:12 | コメント (0)

2009年03月05日

ワックス掛け

勤務している大学の建物(15階建て)は30年くらいまえのもの。 しかし掃除は行き届いてるから、その割には(細かいところを除けば)きれいである。 それに年1度は廊下にワックス掛けをする。 それ自体は有難いのだけど、その間入退室ができなくなる。

こないだも「1時間程度です。」というから、時間を見計らって戻ったら、案の定まだ終わっていない。 「今日は曇っていて乾きが悪いので、あと20分くらいかかります。」とのたまう。 まぁ、ワーストケースも考えて、PCを持って云ってた別室(研究科長室)に戻った。

別室も静かで仕事もできることがわかったが問題が1つ。 ネットの口はあるけどネットにつながらない。 工事不良かセンターのほうの問題かどちらかであるが、歴代の研究科長は未使用だったのだろう。

これを連絡して解決しておくべきか。 今回初めて1時間少し滞在したけど、これが最初で最後になる公算も大きいし、、、

投稿者 tadashi : 07:55 | コメント (0)

2009年03月03日

一転して冬景色

夜半から降り出したのは雪で、あたり一面雪化粧になった。 道路は溶けてたので車で出たが、広島まで来ると大粒の雨。 八本松でも0℃だったから、それほどでもない。 ただ、ここのところ暖かかったから寒く感じる。

年度末の会議ラッシュ、大学院関係の会議も続くので、今からその整理に入る。

投稿者 tadashi : 07:12 | コメント (0)

2009年03月02日

Angkorは何語?

西条プラザ前のパチンコ屋「アンコール」のスペルである。 375を旧2号線から北上して高屋方向へ右折するところのパチンコ屋も、いつの間にかアンコール2号店になった。 

アンコールというとライブとか演奏会で「もういっちょう」というときの掛け声で知られてる。 このアンコールはフランス語で Encore と書く。 「コーヒーもう1杯ちょうだい」を Encore un cafe と云う。 だから、Angkorは one more の意味のアンコールではないけど、何語のスペルなのか?だったが、昨日のTVを見てたとき、カンボジアのアンコール遺跡が Angkor と字幕に出た。

パチンコ屋の店名もあなどれない!

投稿者 tadashi : 07:30 | コメント (0)

2009年03月01日

早や3月

季節的には春到来。 ふつうに寒い日があると「寒い!」と感じるけど、平均的には暖かい冬だった。
毎年3月になると、研究室の学生さんが無事卒業できるか、と無事4年に上がれるか、が気にかかる。
去年も明暗があったけれど、そのための会議が3/6にある。

そして、これも去年同様だけど、その日に「追出し」を設定している。
欠席者が出なければいいが、、、

投稿者 tadashi : 05:53 | コメント (0)