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2005年08月31日
もう1つの乗り物写真
パリ・リヨン駅 (Gare de Lyon) のTGV(仏新幹線)
撮影は昨年(04年)、今年はパリへ行っていませんので。
昨年は車がなかったので、ホテルをこのリヨン駅に隣接したNOVOTELにしてパリ滞在。
投稿者 tadashi : 19:29 | コメント (0)
けっこうガードは堅い
五日市も市街地が多くなり、今の大学もその続きにある。 その意味では、西条の前の大学と比べて、アクセスする人が多いだろうと予想していた。 とくにセールスマン、レディ、ウーマン。 しかし、思ったほど多くはない。 ひとつは、車のゲートが1つしかない。 (ほかにもないわけではないらしいが、私は知らない。)
少なくとも外部から来る人はゲートを通るし、ふだんはゲートが閉まっている。 来客は守衛さんに用件を言って、ゲートを開けてもらわないと入れない。 これでけっこう抑止効果が出ていて、フィルターの役割をしているようだ。 西条のように車がフラっと侵入するのは無理。
要するに、この点は「会社」と同じ。
しかし、学生さんは自由に出入りできないと困る。 だから、徒歩での出入りは自由。
ただ高低差があるため、目的の建物が上のほうだとけっこう疲れる。 徒歩でセールスに来る人もまず居ないだろうが。
フラットでオープンな広島大学での「犯罪防止は大変」だなぁと思う。
投稿者 tadashi : 16:31 | コメント (0)
記憶から消えない文章
「声に出して読む文章」とかが流行っているらしい、がそれには全然興味がない。
「早口言葉」はトレーニングとしていい、と思っているが。
ところが、どうしても頭から消えない文章が2つある。 「座右の銘」を書いて下さい、といわれたときにも、一瞬この文章にしようか、とも思った。 やめたのは正確な文章を覚えていないから。 というのは、2つとも日本語でないし、遠い昔のことである。 もとの文まで覚えていない。
1つは英語。 たぶん、中学時代(教科書?)で意味はつぎのとおり。
「いつも真面目であるのはよくない。
しかし、いつも不真面目であるのは、もっとよくない」
要するに非常に気に入っている文章で、自分の生き方に合っていると思う。
もう1つは原文がドイツ語(だから大学での授業の教科書)。
「追い立てられて屋根の上に上がった鶏は降りることができない」
これは物理的には「非可逆性」の例ということになる。
しかし、文学的な本だったから、「下手に煽ったら、結果は取り返しのつかないことになる」ぐらいの意味だったように思う。
いずれも当てられたから覚えているのではなく、気に入っているから覚えている、のだろう。
「記憶」というのは不思議なものだと思う。
投稿者 tadashi : 08:47 | コメント (0)
2005年08月30日
ついでにSFOのも
1月にSFOで借りた GM Cavarier
アメリカでは、コンパクトはいつもキャバリエ、かポンティアックになる。
ドイツでは新車に近い(今年のPoloは3千Kmほど)ので快適。
しかし、アメリカのレンタカーは2万とか3万マイルの車が多く、見かけほどはよくない。
PoloもCavarierも全然珍しい車ではなく、すみません。
投稿者 tadashi : 19:31 | コメント (0)
VW Polo
レンターカーの VW Polo です。
1200ccですが、ハイオクを入れるので、よく走ります。
そういえば、今年のPoloにはエアコンがついていました。 02年のPoloにはなかったし、エアコンなしもふつう。 普通の気候なら、ドイツでは夏でも(暖房だけでよく)冷房は要らないので。 今年も朝時々暖房を入れました。
投稿者 tadashi : 19:24 | コメント (0)
たまには写真を
バーデンバーデンの「温泉水」の飲み場、 トリンケンハルだったかな?
リエージュからフランクフルトへの帰途立ち寄り、食事のために
駐車場から中華の店へ行くとき、この前を通ったのでシャッターを切った。
なかなか立派な建物です、「水飲み場」としては。
ストラスブール経由でぐるーと廻って立ち寄りました。
投稿者 tadashi : 18:57 | コメント (0)
またもらっちゃったよ、K君!
ベルギーの学会CASYSというのはさほど大きな国際会議ではないが、並列セッション数(4)ぐらいの優秀論文賞(Best Paper Award)を出す。 K君と連名で、今回私が発表した論文(和訳すれば「GPを用いる拡大進化計算」)に対し「優秀論文賞を与える」というメールがDuboisさんから届いた。 じつは、03年にドイツでの別の国際会議で、K君自身がもとの論文を発表して賞をもらっている。 今回は、仮説・検定サイクルでの新たな展開(ARTライクな話)を付加しているが。
ベルギーとドイツの2つの学会に共通項もあるが、主たる構成員は違う。 2回も別々の学会で賞をもらうというのは、大したものだよ、K君は。 第3者評価がいいという証拠。
じつは、CASYSでは98年にも、「階層構造のブレインコンピュータ」で私は優秀論文賞をもらっている。 そろそろ、「またくれるかな?」ぐらいには思っていた。 座長もしたし。 タイミングがよかったとも言えますが。
八百長? いえいえ、Duboisさんとの付き合いは長いですが、頼んだわけでもないし。
いい加減な論文には賞は出せませんから。
しかし、どの世界でも、じつは「付き合い」が大切なんです!
発表論文数を勘定したら、約150. 参加は述べ200人程度、と推定。 なんせ月曜から金曜(一部は土曜もあるが)まで(水曜の午後を除いて)ぴっしり詰まっている。 しかし、週の前半のみ、あるいは、後半のみの出席者も多い。 だから、そんなに人が居る感じはしない。
最近は、もしかしたら、4以上もっと優秀論文賞を出しているのかな?
それでも、20分の1(以上)の競争率にはなるはず。 まぁ、何事にも「運」は必要だが、まずはめでたい。
投稿者 tadashi : 09:11 | コメント (0)
2005年08月29日
野茂投手、頑張れ!
技術も日進月歩。 インターフェースは毎月贈呈(?)されているので、必ず読む。 Linux World などは立ち読み後、時々購入して気楽に読んでいる。 表面だけなら簡単。 つまり書いてあるとおりにやればよい。 時には省略(ひどい場合は「誤り」)があり、苦労することもある。 しかし、フォローするだけ、でそれ以上はない。
難しいのは、もっと「深い部分」に入ろうとしたとき。 5ヶ月のリハビリ(回復)期間を経たので、これから「深い部分」にも挑戦(?)しないといけない。
野茂投手も頑張れ! メジャーは近い!
なんのこと? 「組込みシステム開発」ですが。
投稿者 tadashi : 16:02 | コメント (0)
人事は難しい2
人間誰しも自分が通って来た道がある。 人事を決める会議に出席した人間の中には、「自分がこうであった」から「君もこうあるべし」と考える輩が必ず居る。 前の大学でもそうだったし、今の大学でも。 ある意味ではこれは正しい、というか「悪貨は良貨を駆逐する」のを防ぐという意味で当を得ている。
一方、移り行く世の中では、「昔」と「今」は違う、という事実がある。 同じ基準で物事を測るわけにはいかない。 周囲環境をまず考えるほうがいいだろう。
べつに人事だけでなく、学位審査でも当てはまる。 自分の大学は水準を保ちたい、という願望(?)があるから、業績の量的水準を重視する。 そのため、学会の論文誌は分厚い。 が、見るべきものはほんの僅か。
自分の過去は忘れたほうがいい。 生徒をなぐった野球部長は「自分は昔なぐられた」のだろう。 が、過去を忘れていれば、生徒をなぐらずにすんだだろう。
投稿者 tadashi : 08:44 | コメント (0)
2005年08月28日
式は書けなくてもいい
「式」には書けない問題も多い。 というより、世の中の問題は簡単に定式化できるものではない。 しかし、「解法」は必要だから、コンピュータ処理のためのプログラムもつくられる。 処理対象を定式化するより、プログラムの「仕様」を記述するほうが先。 実際は、仕様もいい加減なままに仕事をする。 それほど、ソフトウェア関連の業界は忙しい。
世の中には解決すべき問題は山ほどある。 だから、会社の人の中には、大学でもそういう問題をやればいい、と思う人もいる。 しかし、仮にそういう問題が100あるとして1つに1年かかるとすれば、家内工業的な大学の研究室では2,3の処理がせいいっぱい。 そんなことをやっても仕方ない。
現在の100の問題に含まれる共通の問題点を抽出して、これからの100の問題を解決する「新手法」を見出すために「研究」をしている。 会社の人もほぼ理解してくれるから、同じことをやってくれ、とは言わない。
ところが、世の中の問題と遊離した問題を「研究対象」としている大学の先生も多い。 この場合、学生さん(とくに院生)は注意しないといけない。 会社にいったら、それでは不可は当たり前。 じつは、大学でも「それでは不可」になりつつある。 「説明責任」が十分にできないものは研究に値しないからである。
厳しい、という現実がある。
投稿者 tadashi : 12:56 | コメント (0)
スマートな解法が必要
「式」と「解法」の関係で言えば、「式」が立派でもスマートに解けないと流行らない。 式をうまい形に設定した上で、スマートな解法を示せればヒットする。 80年代のニューラルネットの第2回目のブームはこうして起こった。 非線形ニューロンの必要性は60年代後半にすでに甘利先生が論文を書いておられた。 「式」の一般形はすでに示されており、ミンスキーが指摘した第1回目のブームがしぼんだ原因(学習の不完全性)の解決になっていた。 しかし、学習方法はスマートではなかった。
80年代になってラメルハートは、シグモイド関数というじつにうまい非線形関数を導入して、BP(バックプロパゲーション)という学習アルゴリズムを示した。 このBPがスマートだったので、大ブームとなったし、今だに余韻もある。 サイエンスだけなく、それを「工学化」しないと流行らない。
2000年になれば、第3回目のブームがあってもよさそうなのだが、今だにブームは起こらない。 複素ニューロンとか、カオスニューロンとかの試みはあるが、適応用途が限られるため、一般性がない。
フィードバック構造(BPはフィードフォワード構造)で
「一般性があり、かつ、スマートな解法」
をもつニューラルネットでないと、第3次ニューラルネット・ブームは起こらない。
フィードバック構造は、80年代ではホップフィールドとグロスバーグ(ART)であり、ヒントは後者にあると思うのだが。
投稿者 tadashi : 10:11 | コメント (0)
2005年08月27日
勝利の方程式
タイガースの場合、リードしていれば7回からJFKを登場させる、という「勝利の方程式」がある。 メディアはこう表現するが、この「勝利の方程式」という表現はおかしい、と私は昔から教壇で言い続けている。 「勝利の方程式」の言いだしっぺはジャイアンツのNさんで監督時代(現終身名誉監督)。
「勝利の方程式」は
(自チームの得点) = (相手チームの得点)+X
なる式で「Xが1以上の値になる」ことをいう。
「リードしていれば7回からJFKを登場させる」というのは、勝利の方程式の「解法」なのである。 「方程式」と「解法」をごっちゃにしていいなら、受験生はやってられない。
じつはハイパーインカージョンの式は、式自体の具体的な形もいろいろあり、ほとんどの式は(非線形のため)解けなくなる。 結局、コンピュータで強引に計算することになる。
このとき、物理屋さんは式にこだわる。 アインシュタインじゃないけど、できるだけシンプルで万能な式を見出そうとする。 工学屋は、それはそれとして、とにかくコンピュータで解きやすい式と解法を見出そうとする。 式も定まらないのだから、結果重視でいく。 人工知能的な立場の私も同じ。
未来方程式でも「方程式」と「解法」の違いは歴然。 物理屋と工学屋の違いもここにある。 ごっちゃにするのはまずい。
投稿者 tadashi : 09:23 | コメント (0)
2005年08月26日
ハイパーインカージョン
ベルギーの学会は「未来予測」であるが、主催者のDuboisさんの提唱するハイパーインカージョン(Hyper Incursion)をメインテーマにしている。 この「ハイパーインカージョン」を式で書くと難しそうになる。 式は、モデル表現のため、そしてコンピュータ処理のためであるので、式なしで直感的に説明しよう。 その意味するところは別に難しくない。
「時刻 t の状態」が「 t 以前の過去」から決まる、というならMM(マルコフモデル)でよい。 「ハイパーインカージョン」のモデルは、
「時刻 t の状態」は、「 t 以前の過去」、「時刻 t 」 、「 t 以降の未来」の3つ状態から決まる
というものである。
「時刻 t の状態」が「 t 以前の過去」、「時刻 t 」 の2つの状態から決まる
というだけでも、MMよりけっこう強力なモデルになる。 時刻 t を「明日の自分」と考えてみればいい。 明日「行動を起こす」ことで「明日の自分は変わりうる」からである。 なにもしなければ、MMと同じで、「明日の自分」は「今日の自分と同じ」になる。
加えて、「時刻 t の状態」が「 t 以前の過去」、「時刻 t 」の2つの状態だけでなく、「 t 以降の未来」の状態にも依存することは非常に含蓄がある。 行動を起こすことで状態が一変するだけでなく、「未来自体も変わってしまう」ということを意味している。
歴史は「ハイパーインカージョン」のモデルそのものである。 盧溝橋事件があってその後のアジアは一変したし、パールハーバーしかり。 戦前とは一変した今の日本がある。
「ハイパーインカージョン」のモデルで、数式的には「未来予測」ができそうにみえる。 が、実際はそんなに簡単ではない。 だから、この国際会議が続いている。
投稿者 tadashi : 10:26 | コメント (0)
2005年08月25日
ボード代わりに書いています
この春から書き始めたブログ。 最初は別に「目的なし」だったが、最近は、3月までいた研究室のボード(学生さんからはmnews)に書いている雰囲気になってきた。 つまり、けっこう気楽によく書く。 といっても読む人は限られているが、、、
現在勤務の大学では、まだ研究室は部屋だけあって肝心の学生さんがいない。 この9月下旬になってやっと3年生(予定では8人)が来る。 3年後期からゼミ配属というスタイルになっている。 が、じつはこのスタイルにはまだ実感がない。 たぶん、3年後期のうちは、輪講などを週2回か3回程度のつきあいになるのでは、と思っている。 卒研といっても、3年のうちはまだ講義が多いから、そんなに時間はとれない。 広大では、3年生にはとてもつきあえないから、彼らは授業だけ。 学生さんの中には、早くから研究室へ来たい、というのも居るだろうが、とにかく「院生のお世話」で手いっぱい。 そこが違うなぁ、と思う。
院生は研究室平均で1名半ぐらい。 どこの研究室でも、院生指導よりむしろ卒研で手をとられているようだ。 卒研で手をとられるのなら、いっそその先も考えておこう。 1人でもいい。 院へ行くのなら、2007年夏(ヨーロッパ)か2008年冬(アメリカ)の学会でしゃべらせよう、と密かに計画しているが、広大の院生みたいにいくかどうか。
こんなもんは「やる気」だけ、だど思っているのだが。
投稿者 tadashi : 20:50 | コメント (1)
130円目前
ガソリンの高騰は続く、レギュラー130円目前。 リッター13kmぐらいの車で10円/km。 このくらいの車でないと大変。 やはり小型車がいい。
ヨーロッパのガソリンは昔から一般に日本より少し高い。 要するに税金のせいだが、国により微妙に違う。 スイスはフランス経由のパイプラインで入ってくるから他より割高につく。
この夏は1000km少しでガソリン代は100ユーロ。 ほとんどはドイツで給油したが、小型車(VW Polo)なのでリッター13kmぐらい、(Super98か95の)ハイオクで。 リッターあたりの距離は高速ばかりなのでまぁまぁ。 つまりガソリン消費量は日本と同じ。 しかし、14円/kmぐらいについてしまう。
この差はユーロ高にある。 というより、ドルに連動している円の(ユーロに対する)円安にある。 とにかく、イラク戦争以来この円安がずーと続いている。 1ユーロ120円ぐらいが妥当と思うのだが、140円近いのが現状。
ヨーロッパでは倹約しないと、、、
投稿者 tadashi : 13:53 | コメント (0)
ごめん!
とにかく「せっかち」なので見もしないで評価してしまった。 (K君流の)対話型進化計算的にいえば、「出力を生成するMM(マルコフモデル)」の出力を見ないで評価をした。 なまじ「生成するMM」を知っているばっかりに。 知らなければ出力を見るまで評価は控えるが。
もしかしたら、「MMは進化しているかも知れない」のを忘れていた。 ごめん!
ホリエモンはC新聞に興味がない、のかな? 広島6区から出るのなら、C新聞を買収してちょうちん記事を書かせればいいのに。 そのとき、「進化したMM」は役立つかも。
投稿者 tadashi : 03:19 | コメント (0)
2005年08月24日
記事を書くとは!
新聞社でのコンピュータ処理のために雇われた、と思っていたN君。 記事を書いているとは!
入社しても「記事なんて書くなよ!」「はい」と言っていたのに。
見てください、といわれても周辺にはC新聞はない。 C新聞のあるところに、もし居たら見ましょう。 といっても署名記事を書くほどの立場にあるわけがないし、見逃す公算大。 コピーをpdfで配布したら?
まぁ、どうでもいい記事の多いC新聞だから許されるのかも。
そういえば学級新聞というのも昔あったなぁ。
投稿者 tadashi : 14:59 | コメント (0)
カオスも必要では?
カオス(CHAOS)、混沌とした状態。 ただし、ランダムとは違ってある種の規則性というか方向性がある。 方向性がある、というのは人間社会では当たり前。 デモをやるには目的がある。 整然としていれば規則性のみ。 カオスになるにはこれに偶発的あるいは意図的原因があり、混乱状態に陥ったとき。 これも日常化するとカオスとは言いにくい、パレスチナでは。
日本では久しくカオスは見ない。 60年安保でもカオスと言えるか、どうか。 そういえば、8月の第2週の週末、12日(金)のロンドン・ヒースロー空港は英国航空のストだった。 このときのCNNの見出しが British Airways CHAOS だった。
話は変わるが、じつは、高校野球の全国大会は好きではない。 昔はそうではなかった。 最近の全国大会が嫌いなのは、「整然としていること」を押し付けるから。 昔の浪商トリオには喧嘩早いのもいたし、現在野球解説をしているHさん(広島出身)は審判を睨みつけるぐらい貫禄があった。 いつから今みたいに行儀よくなったのかは?だが、「野球を通じての教育」も表面的すぎる。 少々ラフでも許されないと面白くない。 実社会はそれほど行儀よくはない。 人間は環境から学ぶから、実社会と同程度の環境であればよい、と思う。
少しカオスがあってもいいのでは?
優勝剥奪、それはどっちでもいい。
投稿者 tadashi : 08:45 | コメント (0)
2005年08月23日
やっぱりすぐ切られる
メールではOKと書いたが、さにあらず。 メールを読んで返事を書いているうちにアウト。 すぐ切れるからログアウトの必要なし、というのも困る、、、
ホームを「認証のページ」にして対応しているが。
投稿者 tadashi : 11:56 | コメント (0)
2005年08月22日
不安定なネットワーク
さきほどネットワーク変更に伴う設定が完了。 しかし、不安定というか、「すぐ切られる」という事態になんべんもあっている。 クラッカー攻撃に対処する新しいネットの運用が17日から開始した。 今日22日でまだ5日。 今までのように簡単につながせてくれない。 毎回ログインを強要される。 それ自体はいいのだが、タイムアウトかなんかですぐ切られる。 なんか欠点がありそう。 明日会議があるので聞いてみるが、、、
メールの送受信は問題ないのだが、cgiへの書き込み中に切れる。 じつは、この書き込みもなんべんかやってやっと成功。
投稿者 tadashi : 15:09 | コメント (0)
2005年08月21日
休みボケ?
「盆休み+休暇」で今週は数10年ぶりかの(ホントに!)長い休みをとった。 明日からは「5時起き」の現実に戻る。 うーーん、しばらくは厳しいかも。
投稿者 tadashi : 17:23 | コメント (0)
スイスで3ヵ国探訪
「ルガノでイタリア気分」と書いたが、チューリッヒの金融街を歩くとフランクフルトと似ているなぁ、と思う。 北のドイツが経済的にも大きく影響していると感じる。 空港へも郊外電車で行けるので便利。 空港地下に到着するのもフランクフルトと同じ。 もっともジュネーブへも同様電車で行けるが。 ただ、「チューリッヒがスイスだ」と思う場所がある。 駅を降りて右手のほうへ行くと木々のある場所があり、さわに沿って行くとまさに「これが都会か」と思うくらい自然な風景。 鳥の声も聴こえる。 繁華街のほうも突き抜けるとチューリッヒ湖。 これがスイスの特徴。
一方のジュネーブはフランスの一部の感じ。 地形的にもフランス側に「くさび」のように入り込んでいる。 街の方々にフランスとの国境がある。 チューリッヒがスイス経済の代表とすれば、ジュネーブは文化、国際を担う。 まさに、EUでのドイツvsフランスの立場と同じ。 ジュネーブがフランスの一部という表現は誇張ではない。 ジュネーブ空港の1/3はフランス領、だから空港建物にもフロアーを違えてフランス側のもある。 ただし、フライトはフランス国内へ飛ぶものばかり。 ジュネーブからパリへ乗り継ぐときはこのフランス側のジュネーブ空港へ(パスポート・コントロールを経て)移る。
このフランス側のジュネーブ空港には公共交通機関はないので自家用車かレンタカーを使うことになる。 ここでレンタカーを借りてパリで返しても(どちらもフランスなので)国が変わるためのチャージはとられない。 フランス側のジュネーブ空港を使うきっかけになった(1987年)。
同じことは列車でもいえる。 ジュネーブ駅のプラットフォームの1つはフランスとの国境になっていて、ここのパスポート・コントロールを通るとフランス扱いになる。
「これがスイスだ」と思うのはもちろん山。 ユンゲフラオ、ツェルマット以外にもいっぱい山があり、山好きの人はそのためにスイスへ行くはず。 それ以外にドイツ、フランス、イタリアも楽しめるのがスイスというお話。
投稿者 tadashi : 12:05 | コメント (0)
2005年08月20日
リヒテンシュタイン
スイスは3つの国(ドイツ、フランス、イタリア)の緩衝的な国と書いたが、東側にオーストリアもあった。 もっともオーストリア側には、サンドイッチのように挟まれた小さい国、リヒテンシュタインがある。 切手の発行で知られた王国であるが、「オーストリアとのバッファ」にもなっている。 地形的にはオーストリア側に山があり、トンネルを使ってオーストリアから入って来る。 通貨はスイスフランであるから、経済的にはもちろんスイス圏。 観光国である割には行くのは不便。 車でオーストリアのインスブルッグから下がって来て、このリヒテンシュタインで昼食をとったことがある(1988年)。 宿泊するほどの国とは思わなかった。
オーストリアの影響よりドイツの影響のほうが圧倒的に大きい。
南のイタリアの勢力はほんの少しだが、ルガノ付近はイタリアそのもの。 言語はもちろんイタリア語。 昔のイタリア映画「刑事」をTVで見ていたら、犯行を疑われた男がアリバイをいうとき、「ローマからミラノ等へ行き、それからルガノも」と言っていた。 イタリア人からみれば「ルガノはイタリア」と思っているのかも。 フランス人が「ジュネーブはフランス」と思っているように。
ルガノ湖の湖畔は素晴らしい。 スイスは山国、という印象が一変される。 ルガノはもうイタリアで、とにかく明るい。 ルガノと隣街パラディーソを結ぶ観光トレイン。 (南仏にも多い)小さい車両を沢山連結した蛇みたいな乗り物は、イタリアからの観光客に独占されて、自然に歌声が流れる。 ルガノ・パラディーソ万歳! ちなみにパラディーソは英語ではパラダイス(天国)。 「ルガノは天国」なのである!
ルガノ・パラディーソには2回宿泊した(1988年と1997年)。 2回目はイタリアのコモでの学会のとき。 ルガノはコモからは30分ほどの距離。 学会最終日はホテルをコモからルガノへ移動した。 パラディーソにあるケーブルカーで山に登ると景色はすばらしい。 また、機会があれば滞在したい。
para diso と真ん中が空いていたが、「パラディーソ」と書いたエンジのウエァーを着てた人を見た。 21日の日曜日の午後5時ごろのTV。 今年3勝目をあげた藍ちゃんがこのウエァーを着ていた。 ただし、ジャケットを着るまえのプレーの時。
投稿者 tadashi : 07:17 | コメント (0)
座右の銘
「座右の銘は何ですか?」と問われてハタと考えた。 第一、そういう生活をしていない。 「いつも自然体で」というか右脳中心で生活し、時に左脳を働かせて問題の処理をしている。 「好きな曲は何ですか?」と聞かれるなら答えやすい。 最近のものだと「未来」とか「プラネタリウム」とか、、、
左脳にモードチェンジして、「好きな諺」というなら「急がば廻れ」。 本当は「好き」というより自戒していることである。 「急いてはことを仕損じる」というべきか。 フランスのコルマールでマンション駐車場に閉じ込められた失敗、とかけっこう急いたことが原因で失敗をしている。 かといって「石橋を叩いて渡る」というのはキライ。 これは性格に合わない。 急いた時には「急がば廻れ」と自戒するようにしているのだが、いつも忘れてしまう。
生活のみならず研究上でも同じ。 人と同じことはやる気はしない。 人の論文は見る、が丁寧に読むのはマレ。 題目からまず自分で想像して、およその筋が合っていたら、そこまで。 読んでも仕方ないのでそれ以上読まない。 こういうやりかたをしてきたし、しているから、いくら世に論文が溢れてもOK。 ご苦労さん、という論文ばかり。 オリジナリティはなく、オナジナリティが氾濫している。 自然体でいると人のことは気にならない。 ここまではいいのだが、「急いて失敗」というのは研究上でもよくやっている。 急ぐ時には、じっくり読み考えるべきものはそうする必要がある。 だから、やっぱり「急がば廻れ」が必要。
「急がば廻れ」は英語では「Walk, don't run! 」。 そういうベンチャーズの曲があったなぁ。 あのお爺さん達、元気で夏になると日本へ来てカセイデいるなぁ。 徳島県だったか四国の村へ毎年行くらしいが、ついでに岡山でコンサートしてるみたい(TV瀬戸内)。
右脳から左脳にスイッチしたのに、また右脳に戻ってしまった。
投稿者 tadashi : 01:08 | コメント (0)
2005年08月19日
コンサルタントが必要では?
選挙が近いせいか、構造改革とか年金問題とかでまたうるさくなってきた。 しかし、「日本の向かう先の議論はない」というより、いい加減な予測はあるが、「将来どうなるか」という正確なシミュレーションがない。 また、選択肢だって少なくとも3つか4つはあるはずなのに、そういう提示がない。 政党は自分勝手なことをいうだけで答えになっていない。
無党派層というのは、選択肢を示してもらえれば、自分の選択肢と完全に一致するのは無理としても、それに近いものに投票するはず。 増える無党派層に対しては、いろいろなセレクションを示しコンサルトしたほうがいい。
暮らしの手帖という雑誌は昔はいろいろ商品をテストして、購入者に判断の資料を与えていた。 このとき、どのメーカーからも援助は受けないという原則があった。 選挙も同様、どの政党や団体からも影響を受けない組織がきっちりした判断資料を提供すべき。 新聞は本来そういう役割を持つべきだが、残念ながらどの新聞もすでに「色」がついている。 色つきだからよい、という見方もあるが、この困難な時期に一度冷静にすべてを分析し、正確な予測とそれぞれに対応する選択肢を示すのが本筋だろう。
メディアをとおして流れる情報には見るべきものは皆無。 選挙を楽しませよう、としているだけ。 「本質を見失う恐れ」も大きい。
投稿者 tadashi : 20:32 | コメント (0)
クルマ問題は山積み
「クルマの税金徴収」は氷山の一角。 金額的にはそれほど大きくない。 もっと大きい問題は「道路」と「車検」と「免許証」。 道路は「高速道路」つまり「道路公団」でこれは猪瀬さんのおっしゃるとおり。 「車検」にはいろいろな問題が絡む。 政府より自動車工業会(名称?)。 車検廃止(または期間延長)は自動車整備で飯を食っている連中の働き場を奪う。 前回でもこの綱引きでやっと「新車に限り2年を3年に延長」で幕を引いた。 車検のない欧米での「クルマの整備不良による事故率」と「日本の過剰整備による事故率」をまじめに調査したなんて聞いたことがない。 明らかに「面積あたりの車の数」が事故率に大きく関係している。 もっとも、車検廃止の場合は、「整備を自己責任」とする教育をしないといけないが、、、
免許証の期限も同様。 免許証取得に高額出費し、やっとゴールドとやらで5年。 広島でも郊外に免許センターという馬鹿でかい立派な建物がある。 あんな建物で仕事をする必要があるというのがおかしい。 「仕事を減らす」ということに真剣に取り組めば、昔の基町のちっぽけな建物で十分だろう。
「交通安全協会」というまやかしの協会も寄生虫以外のなにものでもないだろう。 いつも「寄付金」だと思って払うから、しょうもない免許証入れなんて受け取らない。 自動車整備にしろ安全協会にしろ、あぶれた人の働き口をどう開発するか、という問題を小さい政府は考えないといけない。 じつはヨーロッパでも失業率の大きいことが社会問題であるから、、、
構造改革でも、結局、「総論賛成、各論反対」というパターン。 自分のところの改革になると「反対」ということになる。 自分が痛い目に合うのはイヤだから。
投稿者 tadashi : 07:34 | コメント (0)
2005年08月18日
小さい政府のために
700兆超の赤字(国、地方併せて)をかかえる日本。 このままでは1000兆も時間の問題で、破産は目に見えている。 右肩上がりのやりかたをそのまま続けては駄目、なのは自明。 「公務員の削減」は必然。 問題は「仕事の中味を変える」ということをなおざりにしていること。 人数を減らして同じ仕事をするのでは、働くほうはやってられない。 非常勤、要するにバイト、でトータル同じ量(以上)の仕事をこなすという悪習慣は前の職場(法人化した国立大の事務)でもそうだった。 その結果、やたら忙しい事務屋さんがいる、、、、
「仕事の中味を変える例」を1つ。 車の税金徴収は、役所は請求書を郵送しユーザは金融機関で支払う、という手順をやっている。 当たり前のように見えるが、「データベース作成、書類作成、郵送」という手間。 コンピュータ化されているとはいえ、その経費はバカにならない。 それを十分カバーするくらい日本の車の税金は高いのも問題! もちろん、金融機関の処理も結局はユーザがかぶっている。
では経費を安くするにはどうすればいいか? その年度のステッカー(車の定期検査用みたいな丸いやつ)をコンビニで売る。 ユーザはそれをコンビニで買って自分で貼る。 こうすれば、誰が未払いかも一目瞭然。 これは書類での税金の支払いとして「収入印紙」がすでに存在する。
クルマの税金の場合、年度ごとに変更の必要はあるが、基本的に「収入印紙方式」にすればいい。
たまに、いっせい取り締まりでもやればいい。 こうすればクルマの税金徴収に必要な経費は大幅削減でき、ユーザの負担も減る、たとえ実質の税収を同じとしても。
唯一問題は偽造する奴が出ること。 しかし、その摘発をまじめにやっても大した経費ではない。 それは収入印紙の場合でも同じこと。
なお、このやりかたは私のアイデアではない。 これはフランスの自動車税の徴収法。 30年ほどまえにクルマを所有したときに経験した。 税額は当時で日本の5分の1くらい。 今はいくらか知らないが、安いことはまず間違いない。
とにかく本気で「公務のやりかたの改善」をしないと小さい政府は出来上がらない。 慣習にもとづく試験でいい点をとればよい、という今の公務員試験は廃止して、「公務の改善をどうすればいいか」を公務員試験の問題とするべきだろう。
投稿者 tadashi : 21:15 | コメント (0)
ベルギー余話2
ベルギー内の鉄道としては、パリからのTGV(日本でいう新幹線)があり、パリ・ブリュッセル間を主に走る。 本数は減るが、パリ・ケルン間を走るTGVもあり、これがリエージュを通る。 このTGVを使ってパリ日帰りをしたことがある、1998年、日蝕のあった年。 このとき学会慣例の水曜日は、まるまる講演は休みになり、学会は100%日蝕見学バスツアーになっていた。 これに申し込んでいなかったので、98%日蝕のパリへ1人で行った。 ちょうどパリ北駅に着いてしばらくしたら、日蝕になった。
ベルギーの面積は大きくないし、横長の国であるので、国際列車はあっという間に通りすぎる。 国内を走る列車のメインは東西に走るもので、西海岸のオステンドからブルージュを経て、ブリュッセル、ルーベンそしてリエージュに来るが、終点はドイツ領の(アーヘンを経由して)ケルンである。 終点がケルンになるのはTGVも同じ。 ベルギー鉄道の面白いのは、フラマン語圏とワロン語圏を通過するとき、アナウンスと電光掲示がともに通過内の言語に変わることである。 これは急行、普通を問わない。 ルーベン(フラマン語圏)を通るときに、リエージュもルィックと変わる(のでまごついたこともある)。
ベルギー鉄道はSNCBと書くが、フランス鉄道SNCFのF(France)がB(Belgique)に変わるだけ。 このフランス語表示がワロン語圏だけの使用で、フラマン語圏では別表現になるのかどうか、は未確認。
投稿者 tadashi : 02:28 | コメント (0)
2005年08月17日
ゴーフルというのだが
ベルギーといえばチョコ、ワッフル、、、などケーキやお菓子類も有名。 日本では「ベルギー・ワッフル」というが、現地ではゴーフル(Gaufre)という。 このワッフルも同じベルギー内でもブリュッセルとリエージュでは微妙に違うらしい。 リエージュでは「リエージュ・ゴーフル(Gaufre de Liege)」と表示していた。 夏も終わりになると、店頭のアイスクリーム屋さんが(アイスの代わりに)ワッフルを売る。 種類も何通りかあるが、いずれもトッピングというか生地に上塗りするだけ。 チョコ(現地ではショコラ)のワッフルを買ってみたが、しばらくするとチョコレートが垂れてくるので要注意。 これはパリで、夏の終わりに街でクレープを買って食べるのと似ている。 ワッフルにしろクレープにしろ、街頭で買って食べる庶民的なもの。 日本のように喫茶店で座って食べるようものではない。 現地のはけっこうサイズも大きい。
食事で腹一杯の上に Gaufre まで食べるから、体重は出かけるまえの2kgオーバー。 出かけるまえにすでに1kgオーバーなので、これから3kgは減量しないと。
追:「ゴーフル」というと神戸のH堂のを連想するかも知れないが、あれとは関係ない。
投稿者 tadashi : 11:25 | コメント (0)
ベルギー余話
ベルギーという国は2つの国の連邦国家といえる。 ただし、ふつうの連邦ではなくて、周りの国家間の「緩衝的な連邦」という意味あいが強い。 スイスも3つ(ドイツ、フランス、イタリア)の緩衝という意味で似ているが、勢力はドイツが強い。 しかし、ベルギーの場合はオランダ(フラマン)とフランス(ワロン)の勢力が拮抗している。 したがって、「すべて2つを対等にする」という原則で衝突回避をしている。
面白い例は「ルーベン大学」。 もともとブリュッセルの東30kmほどの(フラマン圏の)ルーべン市のカトリック大学として、けっこう有名な大学として知られている。 ところが、フラマン、ワロン対等の方針から、70年代(60年代だったかな?)ちょうどフラマン、ワロンの境界線に対して対称点にも(ワロン系の)ルーベン大学を設立した。 このとき、対等な大学にするために図書館の本をどう分けるか、が争点になった。 結局、傑作な解決法(?)がとられた。 「登録番号の奇数と偶数で2分した」のである。
新しいワロン系のルーベン大学の人に出会うといつも「よくご存知のルーベン大学でなくて」という枕言葉をいわれる。 去年この新しいルーベン大学に滞在されていたK先生(龍谷大学)とバーデンバーデンで出会ったときも、まずこの枕言葉をいわれた。
スイスでは、フリブールという街(首都ベルンから30kmぐらい南)は市内にドイツ、フランスの言語境界線がある。 昔、予定外にこのフリブールで1泊したことがある。 レマン湖畔のモントレーまで行く予定だったが、ベルン付近の渋滞のため時間がかかり、あきらめてフリブールで高速を降り1泊した。 そのとき、市内の川が言語境界線になっていることを知った。 それゆえ、フリブール大学ではすべての学科にドイツ語のクラスとフランス語のクラスの2つが用意されているとのことだった。 半信半疑だったので後日フリブール大学出身の人に確かめたら、本当だった。 ヨーロッパにはいろいろな事情のある国が多い。 イタリアだって国ができたのは19世紀であり、それまでは都市国家の集合だった。
ベルギーは王国である。 2つの国(?)フラマンとワロンの結合を象徴するために国王がいるという印象が強い。
投稿者 tadashi : 07:49 | コメント (0)
2005年08月15日
リエージュ市庁舎
8/8の初日市庁舎でのセレモニー、Duboisさんの挨拶。 前のほうで撮りすぎたかな。
リエージュはオランダのマーストリヒト、ドイツのアーヘンに近い国境の街であるが、市街地の建物は古い。 それを保存しようとしているし、道路は石畳が多い。 石畳の道路(もちろん車も通る)をよく補修するので、道路工事も時間がかかる。 ベルギーでは(アントワープに次いで)3番目の都市(4番目という記事もある)であるが、「2番目の都市」という表現も現地で目にする。 フランドル(フラマン語圏)を除いたワロニア(ワロン語圏)では(ブリュッセルに次いで)2番目という意味だろう、と思っている。 フランドルを無視して、ワロニアだけをあたかも1つの国のように描いた観光案内の地図もあるくらいだから。
投稿者 tadashi : 17:51 | コメント (0)
フラッシュだけでもよかった
今回は15"のノートPCをヨーロッパまで持参した。 2.3kgだけれどかさばる。 ところが今回は各部屋にPCが設置ずみだったので、結局フラッシュを使った。 もっとも設置のPC(据置き型)にはディスプレイがなく、講演者も(画面でなく)スクリーンをみてしゃべらざるを得ないので、少し勝手が違ったが。
デカいノートを持参したことにも意味はあった。 準備不足を補うべく発表当日の早朝もホテルでPowerpointの追加を書いていた。 それを前の人の発表の間にフラッシュへコピーした。 PCの接続替えでもよかったけれど、フラッシュのほうが手軽なので。 ただし、備え付けのPCのWindowsのメッセージは(リエージュがワロン圏なので)すべてフランス語。 まぁアイコンの位置はどの言語でも似たようなものだけど。
物理系の人が多いせいかPowerpointをつくらずに原稿(Word)をディスプレイしている人もいた。 工学系では「発表準備の手抜き」と批判されるが、、、 まぁ数式の多い発表では許容されるようだ。 さすが図は色つきにしていたのでここは違和感はない。
フラッシュは03年度の卒業生からもらったもの。 じつは去年も1回講演のときに役立った。 持参のノートと備え付けのディスプレイの解像度が合わず、そこのPCを使わざるを得なかったとき。 いつも、念のためポケットにフラッシュを入れている。 来月9月にも講演が1つあるが、「PCは用意してる」と事前に通知があった。 ところが、なんと「CDを持参せよ」とある。 フラッシュでいい、と思うのだが、、、
投稿者 tadashi : 09:29 | コメント (0)
学習効果の検証
1度覚えたことはどのくらい覚えているだろうか?
1つは言葉。 フランス語を覚えたのはもう30年くらい前。 すでにかなり年をくっていたが、生活するくらいは大したことはない。 ただし、書くのは難しい。 (日本のコンビニ相当の)タバコ屋さんのスペルは Tabacs で最後にsがつく。 だいぶまえにこのブログに書いたときsを忘れた。 今回リエージュの角のタバコ屋さんの看板を見て、スペルミスを思い出した。
喋るときは深く考えないほうがスラスラ言葉がでる。 間違いを恐れないから。 そういう意味では、そんなに言葉の記憶は劣化しないように思う。 むろん、レベルの低いところでの話であるが、、、
それでも年に1度はフランス語と(1週間でも)接する機会のあるほうがいい。 ホテルのTVでも主に仏語放送を見ていた。 もっとも解散総選挙の話はCNNの英語放送で見たが、、、
もう1つは運転。 じつは5年まえから(諸事情で)オートマ車にした。 だから、ヨーロッパでレンタカーに乗るときだけマニュアル車になる。 1年ぶりなので空港について乗り始めるとき、最初だけ少し気をつかう。 ロングフライトでの疲れと夜が早い生活のためもあって身体はホテルで休みたい、というのもあるが、久しぶりの半クラッチ感覚を取り戻すための休息も欲しい。 アメリカだとそのまま目的地まで行くことが多いが、ヨーロッパではどうしても一服してしまう。 今回は(日本が戦争に負けたため?)2年ぶりのマニュアル車となった。 それもあって結局はまずは一服したし、それが正解だったように思う。
しかし、運転そのものはまったく支障がなかった。 言葉と同様体で覚えていることは忘れない。 自転車に乗るのも似ている。 何年かぶりでも少し慣れれば大丈夫。 スケートもそんな感じ。 ただひっくり返って打ったアザは年をとるとなかなか消えない。 もうスケートはゴメンだ、、、
要するに日常生活のことは体にしみついている。 「脳」を使っているわけではない。 それに比べると「脳をつかうこと」は忘れやすい。 それでバランスがとれているのかも。
投稿者 tadashi : 01:14 | コメント (0)
2005年08月14日
世代交代?
このベルギーの学会は今年で7回目。 「コンピューティング予測システム国際会議」なので物理数学の理学系が主で工学系は2割ぐらい。 いつも日本からの参加者もそこそこいる。 同世代ではD先生(北大)、E先生(中央大)など。 今回は同世代の人は日本からは皆無で、少し寂しかった。
しかし、日本からの参加者数は倍増していた。 つまり、若い人がグーーンと増えた。 大体数学寄りの院生と助手の人。 若い日本の連中が集まっているところで「若い人は元気でいいね」なんて私がいうと、チェアをしたあとの私に「お疲れさんでした」と返してくれた。
本人はまだ若いつもりでいるのだけれど、、、、
投稿者 tadashi : 17:45 | コメント (0)
Smartに乗り損ねた、残念!
フランクフルトからリエージュ(ベルギー)まではレンタカー。 1人なので予約を一番小さいクラス、Smartで入れておいた。 「Smartに乗ること」を期待していたが、実際は(Avisでは1クラス上の)VW Polo になった。 よくあることだが、車がないとサービス(料金は同じ)で1クラスアップしてくれる。 高速を走るにはやはりPoloクラス(以上)がいい、ので結果的にはよかったのかも。 130(±10)kmの標準スピードで安全運転を心がけた。 これ以下だとアウトバーンは逆に危険なのです(ホント!)。
フランクフルト空港からケルン経由でリエージュまで約 320km、途中で1回10分ほど休憩しても3時間半でリエージュ市内に着いた。 パリからでもほぼ同時間なので、LHを使うならフランクフルトが一番便利。 最悪はフランクフルトからブリュッセルへフライトを乗り継ぐケース。 リエージュがドイツ国境に近いため100kmほど戻ることになる。 1度試みて懲りた。
月曜の午前はセレモニー、昼にまたリエージュ市庁舎まで行った。
火曜は自分の発表の日、水曜は午前のみで午後は慣例どおりフリー。
西南方向の山間の街ベルビエまで車を走らせてみた。 リエージュから30分くらい。 静かできれいだったが、予想より賑やかな街だった。
木曜は午後にチェアーまでさせられた。 この学会では2回に1回くらいはチェアをアサインされる。 しかもDubois(学会責任者)の講演を含むセッションだった。 「So, I cannot escape.」とDuboisに言っておいた。
金曜は午前の最初だけ出て、土曜のフライトに乗るためにフランクフルトへ戻った。
走行距離は1000kmを少し越えたくらい。 往路300少し、リエージュで(ホテル往復を含め)100ぐらい。 とすると帰路 600。 同じ道を走る気はしないので、帰路は、ルクセンブルグ、メッツ、ストラスブール経由でフランクフルトへ戻ったため、倍くらいの走行距離になった。 といっても高速を走るだけで、街には食事でバーデンバーデンに入っただけ。 例のタイ中華の店に行った。 同じ店で同じもの(牛肉のオニオン炒めと北京スープ)を食う。 この点でまったく進歩はない。 「進化による予測モデル」という講演をしているくせに。
しかし、学会以外にはまったく余裕のない日程だった。
投稿者 tadashi : 16:50 | コメント (0)
やっぱり蒸し暑い!
関空に戻るなり「蒸し暑い!」ことを実感。 ヨーロッパもポルトガル、スペインで山火事、フランスも中央から西部では旱魃状態だけれど、ベルギー、ドイツはいつもの涼しい夏、つまり、秋に入りかけていた。 雨が降ると夜は寒いくらい。 セーターでも買おうか、と思ったくらい。
昼ごろに東広島に帰着し、それが夢だったのかな、、、と思う。
投稿者 tadashi : 16:37 | コメント (0)
2005年08月05日
追加を少々
8/6-14 の出張のあと盆休みが 8/15-20 まで。 8/22から出勤の予定。
盆休みの間は ae@hiroshima-u.ac.jp
ならメールは見れます。
それと8/17だったかに勤務先のネットワークが入れ替えになり、8/22は新しいネットへ再設定しないといけない。
it-hiroshima宛てのメールはその作業のあと見ることになります。
投稿者 tadashi : 14:38 | コメント (0)
明日から出張
明日(8月6日)から8月14日までヨーロッパ出張。 といっても広大時代と違って現地はベルギーで学会の5日間ぽっきり。 もう1つのドイツの学会は今年はパス。 理由は2つ。 まずは新任の大学の事情がよくわからなかったので、1学期終了(8/3)までは出かけるのを控えた。 たしかに試験期間を終えて成績を提出する必要があり、やむを得なかった。
もう1つの理由は旅費。 肝心の旅費がない。 前任の大学でも国からの旅費支給はないが、自分で集めた寄付金があった。 が、それはここではまだない。 有難いことに大学からの援助はあったが、(1年でhighestの時期でもあり)自己負担も大きい。 期間を短くした理由。 それにしてもユーロは高い!
おとどし(2003年)のように2つの学会の間に1週間あって(パリ研究所まで入れて)3週間というのは夢みたい(?)な話。 まだ行けるだけましかな? ハードに働いてる(働かされている?)K君達に比べれば。 そういえば今回の連名は3人のK君のうちの1人だった。
投稿者 tadashi : 11:22 | コメント (0)
2005年08月04日
人事は難しい
大学の人事は難しい。 会社でも難しいのかも知れないが。 とくに情報のように「工学」だけでなく、社会学、文学、芸術、、、のような文系への展開を図る分野では工学の基準をはずれることも多い。 昔から建築が工学の中では異端であったが、情報も同じようなところがある。 これは前任の大学でもそうであったが、今の大学でも同様である。
まず、化学とか電子とかでは論文数が多い。 これを基準にすると情報では教授相当の人は全国的に払底状態である。 もっとも情報でも論文数の多い分野も(全体からいえば少ないが)あるにはある。 論文数から教授を決めると下手するとその分野だけになりかねない。 同じような現象は数学でもあるが、数学は学問の垣根がきっちりしているため、すべて確率・統計で埋まることはない。 情報工学、情報科学では将来を見据えバランスのとれた構成にしないといけない。
全体を見渡して「これが正当な判断です」という以外にない。 しかし、「正当な判断」を理解しない人がいると話はややこしくなる。 だから、人事は難しい。
投稿者 tadashi : 08:36 | コメント (0)
2005年08月03日
組込みシステム2
昔のマイコンボード開発と異なるのは「ボードにOSが載っていること」。 具体的にはRTLinux, Tron、、、など。 携帯でもそう、OSがあるから電話中に(あるいはメール作成中に)メールが入ってきても「要領よく処理」してくれる。 「要領よく」でなければ割り込みを使って昔のRT Monitorでもできた。
OSなし、だと自分で次々処理をするので1つだけ仕事をするなら速いが、沢山の仕事を「要領よく処理」するにはOSが必要。 OSは「独身寮の管理人」みたい。 日中は勤務に出かけるため「洗濯」とか「宅配」には対応ができない。 帰ってきてから自分でやると能率はよくない。 「洗濯」「宅配」などをサービスコールでお願いしておけば、すべてが要領よく処理される。 管理人がうまく処理してくれるから。
具体例は(RTLinuxはまだ重たいので)Tronでチェック中。 雑誌のレベルはいろいろあるが、教科書はない。 教科書でも書くか。
投稿者 tadashi : 13:26 | コメント (0)
2005年08月02日
ソフトが悪い?
今日の午後は会議(3時から)までの1時間ほどPCトラブルに見舞われた。
久しぶりに使ったノートPCが途中で突然電源オフ。 なんどか電源オンを試みてもウンともスンとも言わない。 えぇー?となったが、少し時間をおいてなんどか電源オンをやったら、やっと電源が入った。 ???だったが、まぁいいか、と思って使い始めた。 ところが「バッテリ駄目」のメッセージが出て再びオフになり、始めと同じでウンともスンとも言わなくなった。
まぁ、駄目なバッテリつきのPCはほかにもあるが支障なく使っている。 ところがこのPCはまだ新品から使い始めて5ヶ月。 バッテリ自体は安物が添付されているので、駄目でもある程度は仕方はない(文句はあるが、、)。 解せないのは「バッテリを抜いた状態でACからの電源が入らないこと」。 たしかにパワーセーブのモードがあるから、電圧をセンスして切り替えるソフトがついている。 しかし、バッテリを抜いたもオンにならないのは困る。 しばらくはいろいろ試みたが、どれも駄目だった。
お茶を飲んで時間をおいてから、気をとり直してスイッチ・オンにしたら、動いた! ううーん、推定するにセンサーの温度が下がったからかな、、、 冷ませば動く、というパターン。 しかし、ソフト屋さんはこういうハードの状態を考えないでプログラムを書いているのではと疑う。 パワーセーブ機能つき、というノートPCには警戒が必要である。
見かけ上はハードウェアのトラブルみたいだけど「悪いのはソフトである」と思った。
投稿者 tadashi : 15:57 | コメント (0)
組込みシステム1
コンピュータの業界では組込みシステムの技術者が足りない。
「コンピュータの技術者」でなくて「組込みシステム」の技術者が不足しているのである。 「組込みシステム」とは何ですか?とよく聞かれる。 携帯、ゲーム機、車、、、ありとあらゆるものが組込みシステムであるのに。 今やテレビも地デジの時代を迎えて組込みシステムの1つになりつつある。
冷めた見方をすると「ふつうのキーボードを備えていないコンピュータシステム」である。 キーボードをつければPCになってしまうから、ここだけは違う。 ディスプレイはあってもなくてもいい。 もしあっても携帯のように小さいものが多い。 だから、一般には小さい(から機器に組み込まれる)。
PCの技術者と違うのは「クロス開発」が前提になる。 これが決定的な違いである。 しかし「昔からのマイコン技術」に原点がある。 だから、私も素直に教育が担当できる。 もちろん、昔と比べると大いに進歩している。 Real-Time Monitor がTron,RTLinuxなどOSになっているし、プロセッサもZ-80からSH, ARM, X86などPC並みになっている。 大学の先生の弱い分野なので、業界での技術者不足同様、この分野では教員不足である。
「組込みシステム」と書かれたり「組み込みシステム」と書かれたり、表現はまだ一定でないなぁ。
前者に統一して欲しいという期待をもっているが。
投稿者 tadashi : 08:23 | コメント (0)
2005年08月01日
面倒なフランス語
数え方以外にもフランス語には面倒なところがある。
「それは冷たくないのじゃないか?」
「はい、冷たくありません。」
英語でも、 No, it's not cold. だから日本語と違って「はい」がNoとなり少し面倒。
しかし、輪をかけて面倒なのはフランス語。 Oui と Non (YesとNo)のほかにSi があり、
「いいえ、それは冷たいです。」
と答えるときは
Yes, it's cold. のYesはOuiではなくて Si になる。
議論沸騰のときには Si がまさに適当である。 相手に否定されたとき、肯定で反論することが強調されるから。 フランス語だけでなく、イタリア語、スペイン語などラテン語系に共通する。
これも咄嗟には言えなくて Oui と答えておいてから、あぁ Si と言うんだった、とよく思う。
ジャンヌダルクがデビューしたシノン城の駐車場で、ペットボトルのぬるい水を飲んでいたときのことを思い出す。 30年ほどまえ夏の暑い昼間だった。 駆け足で城址を見学して自分の車に戻ったときに横にとまっていたタクシーの運転手さんに言われた。
なんか失敗というのは記憶から消えない。